「はぁ…」
弘人は社長室で大きなため息をついていた。
もちろんため息の原因はみゆとの離婚のことだ。
(さすがに今の状況だと、みゆもしばらくは警戒して不倫なんてしないよな…)
そうなると不倫を理由に離婚することは難しいだろう。
しかしみゆの過去の悪事を理由に離婚しようとすると、それなりの証拠を集めなければいけない。
(現在のことなら未だしも、過去の証拠を集めることなんてできるのか…?)
良い方法が思い浮かばず困り果てていると、部屋がノックされ、麗が入室してきた。
「失礼します。郵便物をお持ちいたしました」
「ありがとう。そこに置いといて」
麗はテーブルの上に郵便物を置くと、ふと弘人の顔を見る。
「あの…何かありましたか?」***************
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