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ランフレンです
キャラの解釈違いが多々あります
誤字脱字あるかもしれません
腐要素は微塵もないつもりです
ご了承ください
登場人物…ランダル
・ルーサー
・セバスチャン
…タイトル[朝だよ]
絵の具を何色も混ぜたような空
今にもかぶりつきたい雲
漂うトーストの甘い味
自然と視界がぼんやり、はっきりしてくる。が、眠気が襲いかかり世界が暗くなってゆく
その時、ジリリリリリ!!というけたたましい騒音が耳を貫く
思わずハッとして目覚まし時計を止める。傍に置いてあった黒縁メガネを手に取り、駆け足でリビングへ向かう、 ドタドタと足音を立てながら。
扉を破壊する勢いで
「おはよう!!私の家族!!」
と告ぐ
「おはよう、ランダル。朝食はもうできてるよ」
笑顔をこちらに向け、温かい声でそう答える
木製の椅子に腰をかけ、コショウの匂いがほんのり香る。今日のメニューはトースト on the 目玉焼きのエッグトーストだ。その上にバジルでもかけたいが、空腹感がそうとはいくまいと私の手を操る。食欲には勝てない。
モーニングを口にしようとしたが
「ランダル。セバスチャンを起こしてきてくれないか」
朝食をかぶりつきたかったが、まぁいいかと思い 手を止め、行動に移す
兄からの要望は無視してはいけない
…気がする
でも、ペットの生活習慣を正すのは主人の役目。そう思い、軽い足取りで向かう
起こさないようにドアをそっと開け
彼が眠る棺桶に手を添える
コンコンとノックをしてみる
普段ならここで起きてくるはずだが音沙汰も無い。もう一度力を込めてノックする
もしかしてすれ違いかもと思い棺桶を開けてみる。彼はいた、涙ぐんで唸って苦しんでいるようだ
悪夢を見ている
「セバスチャン!!」
返事はない
「セーバースーチャン!!!!」
名前を呼ぶ
徐々に目を大きく見開き、冷や汗をかいているようだった
「おはよう!セバスチャン!」
一瞬戸惑ったようだがすぐさまに
「お…おはよう…ランダル」
へにゃっとした安心した顔を見せ
聞き取れないくらいの小言を呟いた
「兄さんのところへ行こう、皆待ってるよ!!」
「あぁ…そうだな」
end