《山口くん 病み》
・山口くん病んでます
・🐿🩸表現入ります
・誤字脱字注意
・キャラ崩壊&口調迷子注意です
・ツッキーが山口くんに甘いです
・見方によっては月山かも、(ほぼそう)
それではSTART!!
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《山口side》
〈カチカチッ〉
〈シューッシュッザクッ〉
片手にカッターを握り、左腕を切る。
ただただ、無心でそれを繰り返す。
赤い線が浮かび上がり、真っ赤で、とても綺麗な液体が流れ出てくる。
辞めないといけないと分かってるのに、辞められない。
気づいたら、カッターを手に取り切っている。
ただ、無心で、静かに、ゆっくり傷つけていく。
〈ザクッザシュッシューッシューッザクッ〉
山「ぃ゙ッッ」
流石に切りすぎたか、もう真っ赤に染まっている。
いつの間にこんなに切ったのだろうか。
山「ぃ゙たっ」
切っているときはその痛みすら快感なのに、手当をして、その後からは水や汗で濡れたり服でこすれたりする度にヒリヒリとした痛みがじんわりとくる。
本当に、なんでこんなに切ったんだろう。
俺は、虐められてるわけでも、虐待されてるわけでもない、生活環境が悪いわけでもない。
むしろ、周りの人間に恵まれて、毎日幸せに過ごしている、、はずだ。
でも、、苦しいんだ、、
だって、自分には、何も無いから。
せめて、人の役に立つことをしないといけない。
そうしないと、、俺が俺を許せない、認められない。
だから、自分がやりたいことをやってるはずなのに、誰かの為に動いたり、周りに合わせたりするのが、苦しい。
自分でやりだしたことなのに、今となっては、苦しみのもとでしかない。
本当に馬鹿な話だ(笑)
でも俺は、誰かのために動くことを辞められない。
作り笑いをすることを辞められない。
もう癖になっちゃったからなw
気づいたら勝手に体がそうしてる。
本当にどうしようもないなw
・・・
あぁ!駄目だ駄目だ!
今日はもう寝よう!これ以上考えてたらどんどん負の沼に堕ちてしまう!
そうなったら終わりだ!
さっ!さっさと寝て明日に備えよう!
明日も頑張らないと!「山口忠」であり続けなきゃね!
【翌日・朝】
山「ん゙、、ふぁぁ、、、、」
眠い、、今の時間は、、
山「5時か、いつもと一緒だな」
取り敢えず、準備してからストレッチと予習・復習と、、、
そういえばポイントまとめたノート頼まれてたな。仕上げしちゃわないと。
6時半からご飯だからそれまでに終わらせるか
山「ッふぅ〜、、終わったぁ、」
これでやることは全部かな?
時間は、、、まだ30分あるな、
山「よしっ」
鏡は、っと
山「笑顔笑顔、、大丈夫、大丈夫」
これは俺のルーティーン。
毎朝、鏡の前で笑顔の練習をしてスイッチを入れる。
今日も、“山口忠”であり続けないと、、、
1日、頑張ろう、!
山「行ってきま〜す!!」
〈ガチャ〉
あ、ツッキーだ、、!
山「あっ!おはようツッキー!!」
月「、、おはよ、山口」
山「ツッキー昨日ね!〜〜」
あぁ、明るく居るの疲れるな、、
ツッキーと話すのは楽しいし好きだけど明るくするのは疲れる。
ツッキーは感が鋭いし観察眼も良い。
色んなことにすぐ気づくからな、注意しないと。
《月島side》
山「ツッキー昨日ね!~~」
僕はいつも通り返事もせずただただ山口の話を聞く。
でも、なんだろう、、最近、元気がない気がする。
なんか、無理に明るく振る舞っている感じ。
山口は昔から自分の気持ちを心の中に押し込めて我慢するからな。
いつも周りを優先して、自分の時間も、体も、心までも削って誰かのために動いて。
小学校の時からずっとそうだったけど高校に入ってからはそれが増えた気がする。
そういえば中学の時にそれで体壊してた時があったっけ。
その時は精神的にもきつかったらしくて大分弱ってたし珍しく気持ちを素直に伝えてくれてた。
本人は覚えてないかもだけど本当にやばかったと思う。
家どころか部屋からも出られないくらい弱っていて、自傷も多かった。
多分、今の山口はそういう状況なんじゃないかと思う。
僕は、山口に、無理してほしくない。
もう、あんな苦しそうな山口は見たくない。
山口には、ありのままの笑顔で笑っていて欲しい。
もう、絶対に、1人にはしない。
絶対、1人で苦しい思いはさせないから。
まっててね、、山口
《山口side》
【昼休み】
確かツッキーは委員会だったよな、、
お昼は1人か。
m「山口〜お願いしてたノートってあるか〜?」
山「あぁ、ちょっと待ってね!」
山「はい!どうぞ!上手くまとめられなくてごめんね」
m「いや、ありがとな〜」
山「どういたしまして(ニコッ」
m「山口〜!これ頼めるか?」
山「えぇっと、、」
これって、mob2くんの担当のやつだよね、、
自分がやりたくないからか、、、はぁ、、
山「りょーかい!いつまでとか指定あるかな?」
やってあげるんだから無理なお願いは辞めてほしいけど、、
m「あぁ~出来れば月曜までに頼む!」
山「ぇ(ボソッ」
嘘でしょ、そんな早く、?
山「分かった!」
m「いつもありがとな!」
山「うん!」
睡眠時間削んないとな、、
頑張んないと、、
先「山口〜ちょっと良いか?」
山「はい!」
山「どうしたんですか?」
先「今度の文化祭のクラス打ち合わせで使う資料をまとめてほしくてな、」
山「え、それって実行委員の仕事じゃ」
先「1ヶ月前にお願いしたんだが全然提出してくれなくてな、」
先「彼奴等だけじゃ不安だし、頼めるか?」
はぁ、尻拭いか、ちゃんと仕事しようよ、、
山「分かりました!いつまでが良いですかね?」
先「今月中に頼めるか?」
それならなんとか間に合うか。
山「はい!分かりました!」
先「ありがとな、頼むぞ学級委員」
山「はい!」
学級委員だからってクラスの尻拭いもしないといけないのか、、
そもそも学級委員だってなりたくてなったわけじゃないのに、、
山「ふぅ、、お昼食べなきゃ、」
、、食欲沸かないな、
今日は食べなくてもいっか、
それより、、、、
山「切りたい(ボソッ」
どっか人が来ない所、、、、
【屋上】
山「ふぅ〜」
風、気持ちいな、
なんかここ、落ち着く
〈カチカチッ〉
〈ザシュッシューッシューッ〉
いつも通り、ゆっくり線を引く。
血液って麻薬かなんかなのかな?
血を見ると落ち着くし、自分の心の黒い部分が斬り落とされてきれいになっていく気がする。
っと、そろそろにしないと、、
まだやらなきゃいけないことも残ってるし、怪しまれるわけにはいかないからね。
【放課後・部活終わり】
日「明日楽しみだなぁ✨」
菅「山口ん家何気に初めてだもんな!」
山「え?あぁ、はい、そうですね!」
そうだった。明日は烏野メンバーでお泊り会だっけ
しかも俺の家。確か丁度親もいないからってことで俺ん家になったんだっけ、
月「山口、案内僕がするから山口は家にいなよ」
山「え?良いの?」
月「うん。どうせこの後直行なんだし、丁度いいでしょ?確かまだ資料作りとか色々あるんだったよね?」
山「うん、」
月「だったらそっちやってて良いから。期限危ういんでしょ?」
山「じゃあそうするね!ありがとツッキー!」
影「明日ってどこ行けば良いんだ?」
澤「確かにそこ決めておかないとな」
月「もう学校で良くないですか?それかみなさんが大丈夫なら仙台体育館で」
烏「さんせー!」
澤「それじゃあ明日、朝9時半に仙台体育館な!」
烏「はい!」
月「それじゃあ山口、帰ろう」
田「さっきも思ったんだけどよ~月島なんの荷物もないのに直行出来るのか?」
月「昔から頻繁に行き来してたんで、着替えとか諸々のものはお互いの家に置いてあるんです。」
山「俺も、ツッキーの家に着替えとか置いてあるんです!」
西「へぇ~、便利だな!」
月「ほんっと単細胞(ボソッ」
山「っちょツッキー!聞こえちゃうよっ」
月「聞こえるように言ってるんだって」
西「なんだと月島ぁ!!」
田「俺等のほうが先輩なんだぞ!」
澤「お前ら??(ニコォ」
西「すんませんっ!!」
田「すんませんっ!!」
月「すいません」
山「すいません!」
澤「それじゃあ明日な」
菅「気おつけて帰るべよ~!」
日「はい!」
影「日向行くぞボケェ!!」
日「あっちょ、待てよ!」
タッタッタッ
山「元気だね~」
月「どっから湧いてくるんだろ、あの元気」
山「ほんとにね、、、」
月「、、、」
山「じゃあ帰ろっか!」
月「うん」
《月島side》
山「〜〜でね!」
今日1日見てて確信した。
絶対無理してる。
クラスメイトや先生の無理なお願いも嫌な顔一つせず全部聞いて、きっと睡眠も休息もろくに取れていないと思う。
だったらせめて、、、
月「、、、あのさ、山口。」
山「ん?どうしたの?(ニコッ」
作り笑いだ、、、
お願いだから、そんな苦しそうに笑わないでよ、、、
月「、、、無理に、明るく振る舞わなくて良いから」
月「2人のときくらい、楽に、素でいて良いよ?」
山「、、、ありがとね、」
月「ううん、僕がそうして欲しかっただけだから」
山「だとしても、ありがとう」
山「空、綺麗(ボソッ」
月「確かに、今日は星が良く見えるね」
山「うん、」
月「なんか、静かな山口久しぶりで新鮮だな、」
山「確かに、」
僕は僕なりに、僕の気持ちを伝えるから、
今すぐじゃなくてもいいからさ。
いつか、山口の気持ちも教えてね。
お願いだから、1人で抱え込まないでね。
《山口side》
月「無理に、明るく振る舞わなくて良いから」
月「2人のときくらい、楽に、素でいて良いよ?」
あぁ、やっぱツッキーの目は誤魔化せなかったか
なのに聞かないでくれて、俺が楽でいられる方法を考えてくれて、
ほんとうにありがたい
山「、、、ありがとね」
月「ううん、僕がそうして欲しかっただけだから、」
ははっwこれが本心で言ってることだからな、
ほんとうにありがとう。
その真っ直ぐさにどれだけ救われて来たんだろう。
山「だとしても、ありがとう」
そう言えば、今日は星が良く見えるな。
儚くて、幻想的で、吸い込まれそうになる、、
明るいけど、明るすぎないで、程よく、優しい光、、
山「空、綺麗(ボソッ」
気づいたら、溢れていた、自然な言葉だ、、
月「確かに、今日は星が良く見えるね」
山「うん」
月「なんか、静かな山口久しぶりで新鮮だな」
山「確かに、」
ツッキーといると楽だな、、自然な会話が出来る。
疲れない、でも楽しい、程よい、静かな会話
やっぱり、ツッキーが居てくれて良かった。
【翌日・朝】
月「それじゃあ行ってくるね」
山「うん、よろしくね」
月「ん、、あんま無理しないようにね、ちゃんと休憩するんだよ?」
山「分かった。」
月「ん、(ナデナデ」
山「ふぅ〜」
さてと。取り敢えず、mob2くんに頼まれたやつと先生に頼まれた資料と、、
学級委員の仕事もやらないとだ、先輩達が来る前にやんないと、、
《月島side》
月「ふぅ〜、行くか」
山口はあぁ行ってたけど絶対無茶すると思う
出来るだけ早く帰りたい。
【仙台体育館】
月「ふぅ、」
菅「あっ!月島〜!」
澤「おはよう、月島」
旭「おはよう」
月「おはようございます」
縁「おはよう、月島」
月「はようございます」
西「元気ねぇなぁ月島ぁ!」
月「はぁ、、」
田「なんだなんだぁ?その反応はぁ?」
月「はぁ、、(呆」
日「おはようございまぁす!!」
影「はようございます!!」
月「これで全員か、それじゃあ行きましょうか」
月「着きました」
日「なんで月島が鍵持ってるんだ?」
月「頻繁に行き来するからお互いに合鍵持ってるんだよ」
日「へぇ~」
〈ガチャ〉
月「ただいま」
烏「お邪魔しまーす!」
山「おかえりツッキー!皆さんもいらっしゃい!」
山「すいません散らかってて」
澤「いやいや、十分綺麗だろ」
縁「ちゃんと整頓されてるしね」
菅「生活感がないよりも良いべ!」
山「ありがとうございます!」
山「取り敢えず荷物は和室の横の部屋置いておいてください、」
月「こっちです」
月「山口。資料作り手伝うよ」
山「え?良いよ?ツッキーはゆっくりしてて!」
月「それはこっちのセリフ。少しは休んで、」
月「学級委員のやつは出来ないけど文化祭のは出来るから。一緒にやろ」
山「ありがとう!(喜」
日「山口って文化祭実行委員だっけ?」
田「実行委員会のとき居なかったよな?」
山「えぇっと、、、実行委員が中々出してくれなかったらしくて先生に頼まれて」
月「本当になんで仕事しないかな。山口の負担増やすなっつぅの」
山「まぁまぁ、」
月「山口も山口だよ。断ることだって出来たのに。山口は優しすぎるの、もっと自分を優先して良いんだからね?」
山「はぁい、気をつけまーす」
月「ふふっ。さっ、早く終わらせてゆっくりしよ」
山「うん!」
山「そうだ。皆さんの中でアレルギーとか苦手な食べ物とかある人居ますか?」
菅「俺甲殻類アレルギーだべ」
澤「俺生卵無理だ。火が通っていれば問題無い」
月「他ありますか?」
烏「フルフル」
月「りょーかいです」
山「じゃあ軽くパスタにしよっか」
月「だね。ミートパスタとカルボナーラでいっかな?あとはサラダとか」
山「だね、取り敢えずソース作っちゃうか」
月「僕ミートソース作るよ」
山「お願い」
月「あとなにが残ってるの?」
山「あとはmob2くんに頼まれたやつだけだよ」
山「終わったら軽く復習しとこうと思って」
月「りょーかい、僕も一緒にやって良い?」
山「うん」
山「ご飯できました〜!!」
烏「うーっす」
山「ミートソースとカルボナーラと2種類作ったのでお好きな方を食べて下さい!」
月「量は作ったので好きなだけ食べてもらって大丈夫です、おかわりもあるので」
山「あとサラダも一応取り分けておきました!お米食べたい人は言って下さい!」
烏「はーい!」
烏「頂きます!!」
日「うまっ!(モグモグ」
影「うまいな(ガツガツ」
澤「美味しいな、見栄えもいいし」
菅「美味しいべ!」
縁「うん、美味しい」
西「すげぇなお前ら!」
東「美味しいよ」
田「うめぇな!」
山「ありがとうございます!」
月「あざっす」
ふぅ〜、、、そんなに量いらないな、、
少なめにしといて良かった
烏「ご馳走様でした!!」
山「ツッキー!勉強しよ!」
月「だね」
日「お前ら休みの日も勉強してんの?」
田「すげぇな!」
月「別に、普通じゃないですか?」
山「俺等は癖みたいなものだからね」
月「それな。習慣っていうか、暇つぶしにちょうどいいし」
山「めっちゃ分かるw暇だったら勉強みたいなね」
月「そうそう」
山「俺教科書取ってくるね」
月「りょーかい」
【部屋】
山「えぇっと教科書は、、っと」
どこしまったっけ、、確か朝復習した時に使って、、
山「あった、」
〈カタッ〉
山「あ、」
そう言えば、出しっぱなしだったな、カッター、、
山「、、、」
少しなら良いよね、
〈カチカチッ〉
〈ザクッザシュッ〉
あぁ、やっぱ落ち着くな、、
〈ザクッザシュッシューッシューッ〉
まだ、やること残ってたよな、、
〈シューッシューッザクッザシュッ〉
あれ?どんくらい時間経ったんだ?
分かんない、、何もわかんない、、どうしたらいいの?
〈ザクッザシュッシューッシューッザクッ〉
辞めないといけないのに、、辞められないっ
分かってるのにっ、、
山「ぁと、ちょっとッ、、(潤」
〈ザクッザクッザシュッシューッシューッ〉
〈ザクッ〉
山「ぁ゙はっ♡(涙」
もう、良いやwなにもかもどうでもいい
別に自分の体だし良いよねw
切らないと、バレちゃいけないんだからっ
迷惑かけちゃ駄目だからっ、我慢しないと、
“頑張らないとっ”
〈ガチャ〉
月「山口っ」
『ぎゅ〜』
山「ぁ゙え?(涙」
つ、きぃ、、?
月「もう大丈夫だよっ、」
な、んで、、?
《月島side》
遅い、、いくら何でも遅すぎる、
教科書を探していたのだとしても部屋は整頓されてるからこんなに時間はかからないはず
ということは、、、
菅「なぁなぁ、山口遅くないか?」
月「そうですね、少しみてきます」
月「皆さんは待ってて下さい」
やけに静かだな、、
月「ん?」
ほんのりするにおい、、、
これ、鉄、、、?
ってことはっ
急げっ
〈タッタッタッ〉
〈ガチャ〉
月「ッッ」
そこには、カッターを握り、苦しそうな顔をしながら自分を傷つける、山口の姿があった、
月「山口っ」
『ぎゅ〜』
山「ぁ゙え?(ポロッ」
傷だらけ、、生新しい傷もあれば、最近切ったであろう治りかけの傷、消えそうな切り傷もある、、
結構前から、1人で頑張ってたんだ、、、
月「もう大丈夫だよっ、」
だったら、せめて、今できる精一杯の行動をっ
《山口side》
つっきー、、なんで、、?
山「ぁ゙ッ」
だめっばれちゃッッ
山「ぁ゙ッ、ごめっなさぃっ、、ごめんっ、なさッ(泣」
『ぎゅ〜』
月「大丈夫、大丈夫だから、落ち着いて(ナデナデ」
山「ぁ゙ゔッ、(ポロポロッ」
山「ごめん、なさいッ(グスッ」
月「大丈夫だからね、」
月「取り敢えず、手当しよっかニコ」
山「ぅ、んッ(泣」
月「よしっ、できた」
山「ごぇっ、なさいッ(グスッ」
月「良いんだよ。これは、山口が頑張った証なんだから。大丈夫だよ」
山「でもっ、、迷惑、かけちゃッ、たっ(グスッ」
月「迷惑なんかじゃない。僕がやりたくてやってるんだから」
月「大丈夫だからね、」
山「んぅ゙グスッケホッ」
月「よく、頑張ったね。1人で苦しかったよね、」
月「早く気付けなくてごめんね、、」
月「本当に、よく頑張ったね、(撫」
山「ぅ゙ぅ゙グスッ」
月「でも、ちょっと頑張りすぎちゃったかもね。山口は頑張り屋さんだから」
月「たまには休んで良いんだよ、」
山「でもっ、頑張んないとッ(グスッ」
月「そっか、、、」
月「ねぇ、山口。多分山口は、頑張らないとって思って、焦っちゃって、苦しくなっちゃったんだよね」
山「っ、ぁッ、、(頷」
月「それは悪いことじゃない。むしろ良いことだと思う」
月「でもね、苦しいなら休んで良い、」
月「“頑張らなくても、良いんだよ”」
山「ッゔっ、ゔぅッ、、(泣」
その言葉を聞いた瞬間。
今まで我慢してきたことが、一気に溢れ出した
山「お、れッ、、くるし、くてっ(グスッ」
山「俺はっ、なにもない、からっ、、が、んばッ、らないとって、おもッ、てッ(グスッ」
山「そ、したらっ、、、、どん、どんッ、、、苦しッ、くなって、(泣」
月「うん(ナデナデ」
山「そ、れでっもッ、、やめッ、れなくてっ(グスッ」
山「頑張んないと、ってク、、苦しッ、くてっ(グスッ」
山「そ、れでっ(グスッ」
月「うん(ナデナデ」
あぁ、そうか、
俺はずっと、気づかれちゃいけない。
気づかれたくないって思ってたけど、
本当は、、ずっと、
“気づいてほしかったんだっ、、”
ツッキー、、ッ
山「たす、けてッ、、(ポロッ」
月「うん、お疲れ様(にこっ、ナデナデ」
《月島side》
山「すぅすぅ、、」
あのあと、山口は寝てしまった
泣きつかれたのと、安心したのと、色々あるだろう
本当に、1人で頑張ったんだな、、
お疲れ様、
ゆっくり、休むんだよ、
【一階】
月「戻りました」
菅「!!月島!山口は、って、、」
月「見に行ったら疲れたみたいでベットで寝てました。一応熱はかったら38℃あって」
烏「えっ!?」
菅「それは、山口も辛いべよな」
澤「体調悪い素振りはなかったのに、、」
旭「風邪とか?」
月「昔から身体弱くて、疲れとかだと思います」
澤「それじゃあ今日は泊まりもやめにするか」
月「すいません、本当に」
縁「いいのいいの!気にしないで」
田「ゆっくりし休めよ!」
西「お大事にって言っといてくれ!」
日「早く元気になれよって言っといてくれ!」
影「LI◯Eもしろよ」
旭「お大事にね」
菅「困ったことあったらすぐ言うべよ!」
澤「山口によろしく伝えといてくれ」
月「ありがとう、ございます、、!!」
嘘をついてしまったけど、、仕方がない。
今の山口の状態を説明するのは、山口の意思がわからない以上やめておいたほうが良いだろう。
それにしても、本当にありがたいな。
本当に優しい人たちだ。
でも、暫く学校は休ませるかな。
多分、学校行かせたらまた無理する。
そして、自傷も、少しずつ無くしていけたらと思う。
無理矢理やめろとは言わない。
でも、少しずつでいいから。
自傷じゃなくて僕を頼っていけるようになったらな
また、2人で、思いっきり笑えるように。
《山口side》
俺はずっと、頑張らないといけないって勝手に思い込んでいた。
それで、自分を追い込んで、自傷に逃げていた。
迷惑をかけちゃ駄目だって、ずっと思い込んでいた。
でも、、、
“頑張らなくても、良いんだよ”
その言葉に救われた。
多分、自傷癖は暫く治らないし、上手く頼ることが出来ないと思う。
それでも、ツッキーと一緒に、少しずつ直していこう
また、2人で思いっきり笑えるように
ツッキー。本当に、ありがとう!
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