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ここは森の中心地、もしここで転生獣が、
目覚め、人をみつけたのなら、
転生獣の起こす、災害に巻き込まれてしまう、
そうなることを、想像してしまい、
顔が青ざめていく、その瞬間
彼は、森の外へ走り出していた。
「転生獣が出てくれば覚醒が起きてしまう、
この森で覚醒が起きてしまえば
魔物が、大量に出てきてしまう。
そうしたら、俺の命は、1分も持たない。」
根が張り巡らされ、走りずらい森を、
一心不乱に走り続ける。
走って、走って、走って走り続けたが、
森の出口は見えてこない。
そしてついに、
「ドゴォーーン」
森全体の大気をを震わせ、
森の中心地に、巨大な芋虫が出現した。
まるでこの森の主のごとく、佇むその巨体は、
どんなものも呑み込む災害のようだ。
「危なかっただが、まさか今回の転生獣は、
虫、森のなかで虫系の魔物が覚醒?
なんの冗談だ。しかも
さっきに比べて虫の音が大きい」
耳をつんざくような虫の音を無視し、
頭を働かせる。
「ここは森のなか、即死の針を持つ蜂もいれば
目では数えきれないほどの、群れとなる、
蟻だっている。
その虫の能力がすべて、増してしまう。」
とてつもなく大きな恐怖を押し潰し
何度も頭を働かせふと、あることに気づく、
「虫、魔物、活性化だとしたら・・・
俺は絶対に走るべきじゃない!!」
ザァァァァァ
足を地面に打ちつけ走る勢いを素早くとめる、
そうするとさっきまでなっていた虫の音が
いきなり止まった。
「やっぱり」
辺りがいきなり静まったことで、
頭がようやく冷静に働く、
「気づけて良かった、ここまで大量の虫の音、
これは、警告のしらせ、近くに、
獲物が通る音がすると森の中の凶暴な虫に
教えてしまう。おまけに、
錯覚、混乱といったを症状を、起こす
サービスつきだったな。」
直ぐに落ち着きを戻すと、ゆっくり一歩ずつ
慎重に歩きはじめる。
幸いまだ日が高く昇っていたため森には光が、
入り込み森の中央付近から離れていけた、
「よし、これならいつか外に行ける、
まだパーティの時間にも間に合いそうだ。」
そんな事を考えていると、
突然地面がなくなった正確には地面が、
真っ二つに割れたのだ。
「ッ!」
言葉にならない声が出てくる、
とてつもなく長い浮遊感をあじわい、
体を強ばらせる。
そして彼は深い闇に、吸い込まれていった。