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「ただ誤解するなよ。陸とつきあってた頃は毎日セックスしていたが、別れてからは誰とも一度もセックスしていない。前も言ったがセックス自体は好きだから、ムラムラした気分になることは今もときどきあるけどな」
「ムラムラした気分になったらどうやって鎮めてるの?」
「たぶん夏梅と同じやり方だよ」
そう言われて僕は赤面した。
「なぜ照れる? 性は隠すべきものだと思い込んでいるのか? そうだとしたら夏梅の考え方はあまりに古すぎるな。セルフプレジャーはセックスと同じで健康的でありふれた行為だ。ボクは夏梅の裸を見ながら毎日やってるぞ。夏梅もボクの心のトラウマがなくなったら好きなだけセックスさせてやるから、それまではボクの裸を想像して好きなだけセルフプレジャーすればいい。ただしほかの女の裸なんて想像したら絶対に許さないからな!」
それにさまざまな呼び方があるのは知っているけど、セルフプレジャーという呼び方は初めて聞いた。性に開放的な彼女にふさわしい言い方なのは確かだけど、僕がその呼び方を口にすることはないだろう――
さらっと言うからスルーしてしまったが、ここであれっと思った。
「ちょっと待って! 僕の裸を見ながらってどういうこと?」
「夏梅が気絶したとき何枚か画像に残しておいたんだ。心配するな。ボクがおかずとして楽しんでいるだけだから」