コメント
6件
文才ありすぎてふんぞり返った!
詩音ちゃんのきょくとう久しぶりで嬉しいよ‼️‼️
髭ってそういえば愛の国だったな、、、ヘタリアでは単純な変態で忘れてたぜ
⚠注意⚠
この作品はフィクションです。実際のものと関係ありません。
菊耀です(耀菊耀とも捉えられます)
朝菊、菊朝と取れる描写があります
それでも良い方はお進みください🙇♀️
「愛する者は愛される者よりも愛の側にいる」
この言葉を聞いた瞬間フランスさんの家の人はよくこんな言葉を作れるな、流石愛の国だ。という納得とそれと同時にあなたの顔が浮かびました。
どうして浮かんできたのかはわかりません。けれども、この手紙を書いている時点できっと本質では気づいてるのだと思います。私があなたへどんな愛情を持っているか。いや、言葉を変えたら劣情かもしれません。
あなたは私が持ってる愛は家族愛だと思ってるんでしょう?違います。否定せざるおえません。
私がもっている感情は、
家へ無断に入り、家主の愛犬を撫でてから居間で一息付く。そこから机にあったこの手紙を読んだ。
ここまで熱烈であり、これを言葉にすれば息をつく暇もないほどの言葉の羅列を見た。
これを誰が書いたのかは明確。そして私はその人物を知っている。
この手紙を客観的に見てみよう。手紙には墨が付いていて、この人物からしたら少し手荒く書かれた文体が印象的だ。
「うーむ」
そう言葉が出てしまった。これを誰へ渡そうとしたのか。それがとてつもなく気になってしまうのだ。恋なんてらしくない、この人物にここまで愛しい人なんているのか?
そう疑問が脳裏に浮かぶと玄関からまた来客が来たようだ。
この家の主だろうか。それとも友人だろうか。
とびっきりの笑顔で出迎えようと思い、重い腰を持ち上げて玄関へ向かった。
「ハロー。もしいたら返事をしてくれ」
「いらっしゃいある!…?」
見なかったことにしたい。なぜこのブリカスが来たのか。そしてここまで笑顔で出迎えてしまった自分も情けなく、恥である。
そんな表情が死にながらアーサーを見つめると白目をむき始めた。あーこんなやつだったなーと思いながら、玄関を通す。
居間に座っておけと手荒い接客をしてからお茶を煎れる。そして思い出してしまった。
あの手紙があることを。
「待つアヘン!ちょっと待つアヘン!!」
「…!?」
遅かったようだ。このブリカス偽紳士ダークマター製造機に家主の熱烈な手紙を見られてしまった。終わった。終わりだ。おしまいだ。
「お、おいこれって…」
「…何も聞くなアヘン」
「こいぶ」
「黙れアヘン」
一番あってはならない可能性。そう。それがアーサーがこの手紙の相手かもしれないということだ。しかしこの手紙を見られてしまった以上どうすることもできなくなってしまった。
実の弟に刺され身ぐるみ剥がされ腸を引き出されるかもしれない。顔が真っ青になる。
「……とりあえず茶菓子食っとけアヘン」
「…Sorry」
沈黙が続いた。これ以上聞かれたくもないし、相手も聞きたくないだろう。元親友がここまで熱烈に恋をしていることを相手が意図せずに伝わってしまった。しかも我のせいで。
そんな沈黙の中で家主が帰ってきたらと思うと恐怖で鳥肌が立つ。
扉が開いた。その瞬間
ドタン。
そう物音が鳴った。
何かが落ちた音だろう。家主が帰ってきたのかもしれない。この手紙について怒られるだろう
「ちょっと待ってください!私ったらあんぽんたん…鍵が開いてるではないですか」
どうやら手紙の心配ではなかったようだ
────────── 続く ─────