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よし、着いた。よく行くファミレスだ。今日はここで彼氏とご飯。
「あ、こっちだよー!」
彼氏は先に来ていて、席を取ってくれていたようだ。
私たちは一通り飲み物や食べ物を注文し、楽しく雑談をしながら食べていた。
料理もほとんどなくなってきた時。思い出した
「そうえば、話したい事があるって言ってたよね、なんなの?」
「ああ…..」
「うん」
「あのさあ、」
そう口を開いた彼は、さっきまでの優しい表情、口調が全部嘘だったかのように、低い声で喋りだした。怖かった。
「お前さ、ネガティブ過ぎ、メンヘラかよ、今日だって、口を開けば愚痴や相談ばっか、そんな話聞きたくねえよ、俺からしたらお前なんて遊びなのに、勝手に本気になっちゃってさ、相手間違えたわ」
私はあまりに驚いて、何も喋ることが出来なかった。
「そもそも、お前みたいなブスと仲良くしてやってんだから感謝しろっつーの。お前とは今日で終わりだから。もう既に可愛い子も見つけたんだよ。」
「ああ…..そっか…….」
やっと出た言葉がこれだった。
「遊び……か笑」
「ああ、そうだ、お前とはもうおしまい」
「そう……だよね笑」
「あと俺今金ないから、払っとけよ笑じゃ、もう行くから」
そう言って彼は去った。
何も理解していなかった、出来なかった。今何が起こったか。分からなかった。
私は彼の分の代金も支払い、店を出た。
外は雨だったけど、傘は持ってきていなかった。
私は雨の中傘をささずに歩き出した。
やっと、涙が出てきた。状況に思考が追いついたんだと思う。優しかった頃の彼を思い出して。また泣いて、その場に座り込んだ。そうえば、何日寝れてないっけ…..くらっときて、私は気を失った。こんな性格のせいで、大切な人を失った。