※実際の団体、個人とは無関係です。
※ボイドラ時空でお送りします。
※成人向けに準ずる表現があります。ご注意ください。
※その他捏造した設定が多く含まれます。
「奏斗〜?さすがに寝てっかなぁ……って 、うわ…ッ!?」
雲雀はゆっくりと仮眠室の扉を開け、中の様子をうかがう。開いた向こう側の暗闇からは尋常ないほどの甘い匂いと、ひどく蕩けた顔の相棒がいた。夢中でぐちゃぐちゃとした粘っこい水音を部屋に響かせている。
「…ッ、な゛ぅーー…っ♡なぁーぅ、なぁーう……ッ、♡」
掛けていたであろう布団は床に半分ずり落ちているのに対し、備え付けの枕を大事に抱く奏斗。もう片側の手は快楽を得るために使っている、 切なげに鳴き声をあげてバタバタと尻尾を動かしながら。
「せ、ら……にゃぅ…っ♡ふ、なぁー、…っ…♡」
見たこともないあられもない姿の奏斗に少々面食らったが、雲雀は落ち着いた様子で近づき、声を掛ける。
「奏斗、薬効かんかった?でも、ここ、んな激しくしたら痛いやろ」
顔にかかっている前髪を避け、涙なのか汗なのかわからない液体でぐちゃぐちゃになった奏斗の顔を見つめる雲雀。
とろんとした目で雲雀を見返す奏斗だったが、その目は焦点が合っていない。
「んにゃぁ…、ひばり?」
「おん。飯持ってきたで」
ゆったりとした動作で体を起こすとくるりと雲雀へ背を向けてしまった奏斗。どうやらご機嫌斜めになってしまったらしい。
「ごはん……ごはん、いらないぃ…。」
「んふふ、飯より欲しそうなものありそーやね。」
雲雀はふわふわと肌触りの良さそうな細長い尻尾を捕まえて、撫でる。続けてトントン、と軽く尻尾の付け根を叩くと、上擦った声をあげながら奏斗はベッドへへたり込んだ。
「ふにゃぁ゛ッ!?♡な、ぁう…っ?♡」
「俺もココ、触られるん好きなんよね。…奏斗がこーんな発情してるの初めて見たわ」
尻尾の付け根を小気味よく叩きながら雲雀も狭い仮眠用ベッドへと乗った。奏斗との距離も縮み、目と鼻の先によく熟れた肢体がある。
コクリと生唾を飲み、ぷっくりと浮き出た桜色の突起を指先で触れてみた。
「ッ゙ん、にゃっ!?♡…ひ、ば…どこ、どこさわって……ッ、♡」
だめ、やめて、と声を荒げながらも期待するように腕にまとわりついてくる奏斗の尻尾、だが相変わらず頭の猫耳は機嫌悪く倒れている。
雲雀は奏斗の声には応えず、背後から上へのしかかるようにして胸をいじめ続けた。
「そんな声でるんやね、奏斗…っ♡」
「んにゃぁあ゛ッ…!♡ふ、なぁーう…、なぁーぉ…♡♡ぅ、う゛ー…ッ」
奏斗の胸の先を、ぎゅーっと引っ張ってみたり、指先で軽く引っ掻いてやったり。中でも一番反応がよかったのは指の腹で優しく擦ってやった時だった。
それをすると奏斗は怯えたように尻尾を太くして足の間に収め、耳は完全に倒れてしまう。時々唸っている声も聞こえる。
気持ちいい、けれど怖い。そんなことを喘ぎ喘ぎに教えてくれた。
奏斗の反応を見ていた雲雀も、じくじくと腹の奥が熱くなってきてついには我慢できなくなり、雲雀からも狐耳とその尻尾が現れた。
かぷっと噛みつくように雲雀の口が奏斗の唇を塞ぐ。二人の熱い舌が絡まり合っては離れ、その間をどちらのものかわからない唾液が垂れた。
「っ、ぁ゛ー…♡…にぅ゛っ、…ぅッ…、♡」
「あっは♡声出てないやん…♡」
ベッドへ四肢も尻尾をも投げ出し、だらりと脱力してしまった奏斗。その上にぴったりと重なって雲雀が体を揺すると ギシギシと大仰な音をたててベッドが軋む。
雲雀の肩を甘く噛んで、奏斗もゆったりと腰を揺らし出す。驚き、体と尾を大きく反らせた雲雀。
「んあ゛ッ?!!♡…あっ、噛まないれ゛ぇ…っ…♡♡」
「ぁむ、…んぅ……っ♡♡むッ、ん…♡」
「もぉ〜♡あかんよ、かなとぉ…♡」
「にゃぅあッ…、♡」
かぷ、かぷと何度も甘噛を繰り返す奏斗の頭を撫で回し、仕返しとばかりに雲雀も奏斗の耳を食む。
「ひぁ゛、ひばりぃ…、たんらいよぉ…ッ♡たんない、たんない…っ♡♡」
「……おれもぉ、♡…足らんよなぁ……こんなんじゃ…っ♡」
ランドリーの一室ではむせ返るほど甘い匂いが立ち込めている。お互いにいるはずのない番を求めて、慰め合って、どろりと溶け合っている。
コメント
1件
続きが楽しみすぎる(;_;)