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蒼月
728
くらげ
64
甘味𓃹𓂃𓂂◌
544
*9moさん*リクエストの続き。
次Rです(*´ー`)ゞ
*rbruの時期あってからのrurbの話です。
ライと話して何だかスッキリした気がする。
確かに初めてでしかもあんな異例な状態でやってしまったものだから意識し過ぎてたのかもしれない。
そもそも小柳君がそんなそういうのマメなタイプじゃないし。
ひゅう、と少し冷たい風が頬を撫でた。
こんなに陽はあたったかいのに
…もう秋じゃん。
本格的に寒くなる前にこの任務にカタがつくと良いけど。
一人になろうとふと触手を使い屋根の上に座ったが景色はいいものの屋根は硬くて尖ってて既にもうケツが痛い。
クッションでも持ってくればよかったか。
「…?」
諦めて中に入ろうかと思った矢先、スマホが震えメッセージが届いた事を知らせる。
送り主は小柳君。
-任務いつ終わる?-
素っ気ないいつも通りの連絡。
何の用件かまず話せよ、答えにくいだろと心の中でツッコミを入れて適当に文字を打つ。
-もう帰ってるよ-
-どこ-
-屋根-
-はぁ?-
「ふっ…」
小柳君の半ギレではてなを浮かべる顔がよぎり吹き出す。
隠れたらどんな反応するかな?
ケツの痛みが限界に来て立ちあがろうとするとおい!と低い声で後ろから怒鳴られる
「う”ぇ!?…わっ!」
立ち上がる瞬間に驚いて思わず変に力が入り足を滑らす。
やば…
ガクン、と身体が下に吸い寄せられる。
ゆっくりしたいからと変身を解いたのが仇となりもう一度触手を出そうにも身体が思うように動かない。
「…変身っ」
直前で触手を出し一か八かでと力を込めるが到達するはずの地面は来ず、その代わり膝と背中に違和感を覚える。
何、助かっ…た?
恐る恐る目を開けるとギロリと大きな瞳でで睨みつける狼、小柳ロウと視線が合う。
思わずひぃっと声を上げて取り敢えずへなへなとお礼を言うとあ”ぁ?と牙まで出して唸られる。
ひとまず身体を下され自身で立つ。
助けられて無かったら変身は出来ていたかもしれないけど背中はいってたな。
…いやでも、
「普通後ろからくる!?前から堂々と来てよっ」
「ふざけんなっ何でこんなとこいんだごれぇい!!」
「ちょっと外の空気吸おうとしてだよ
いいだろ別に!!」
あれ?
そう反論した後ふと、何故此処にしようと思ったのかとふと疑問に思う。
日あたりのいい窓も草木の音が心地よいベンチも沢山のんびり一人で入れる場所は知ってる。
なのに…
「お”い!聞いてんの”…か…」
小柳君を見る。
そうだ月明かりが綺麗な時夜空をを見つめてたその視線の向こう。
「何見てんのか、気になったんだ」
「は?何…」
自分の心の問いに声が漏れる。
任務終わりに呼び出された日は大抵高いところで待ってた。
同じ景色を、見てみたかったのかもしれない。
「屋根の上。よく気持ちよさそうに夜風に浴びて、なんか黄昏てたじゃん」
「ん?喧嘩売ってる?」
「まぁ若干?」
「あ”ぁ?」
「ははっ、何見てんのか気になるじゃん。だって星とか詳しくないでしょ」
「いや…まぁそうだけど。お前だってよくぼーっとしてんだろ」
「俺は陽を浴びるのが好きだからね」
納得いかない顔をして気付いてないのだと思う。
夜空によく似合う彼はたまに少し悲しげに空を見つめていた。
彼の知らない世界はどんなものか、
興味が沸いた。
今思えば手を出した時、
好奇心も少しあった気がする。
いつも強くて、不憫で。
俺と同じで見た目は儚げなのに中身は全然そんな事ない。
気になるじゃんね、
そんな男が発情してるの見たら。
「小柳君は何の用だったの?」
びっくりしたのはそれを見て引かない自分じゃなくて彼の顔に欲情を抱いた一瞬の感情。
もっと見たい、と思ったら不思議と触れていた。
「え”?…あぁ、やっその…」
「急に吃るじゃん」
この寮に来て誰でも良かったんだと気付いて何だか嫌だったのはきっと答えが無かったから。
欲情したのは好意じゃなくてただの生理的な反応。
その記憶の最初が目の前の彼だっただけ。
「っ、避けてただろ、俺の事」
「…まぁ、そうだね」
「何だったの」
「別に。何も連絡ないんだと思っただけ。あんな事しといてさ?」
ニヤリと笑って見せるが小柳君は変わらず俺に呆れた顔をし続ける。
あらま。
「やっぱお前そんなことかよ」
「そんな事って何っ」
「だって言う事何もないだろ!言ってもどうせあっそ、くらいで済ますだろお前は」
「いや本当にそれはそう。ワンチャン返信返さない」
「っw、何なんお前」
「何だろうね、分かんない」
覚えてないし、記憶が無い。
初めてかどうかすら分かんない。
彼は何百年の記憶もあるだろうからそれなりに経験とかあったんだろうな。
寮の中に入り歩きながら話を続ける。
あたりはシンとして誰も居なかった。
「昨日さ、ライとやったらめちゃくちゃ優しかったよ」
「んぇ?あの後?」
「うん。誰かさんとは違って即寝じゃないし、ちゃんと朝まで居てくれた」
「うん。誰かサンとは違ってな??」
「ふはっ…ね、セフレなのにこんな違うんだと思ったわ」
「え、何これ文句?説教??」
「めちゃくちゃ卑屈だな。思っただけじゃんね、あ…でも」
少し間が空いて顔をのぞいてくる。
「でも?」
「…いや、ウェン達には違う顔してんのかなぁって思っただけ」
「何だそれ」
部屋に戻ろうとドアノブに手をかけると急に手を引っ張られ唇を奪われる。
「何”!!」
「や、見ればいいじゃん。別に」
はぁ??何どう言う事???
ぐいっと腕を掴まれポイっと投げ捨てられるようにベッドに身体が沈む。
「小柳く…」
四つん這いで跨られ見下ろされる。
「ふっ…ははっお前なんて顔してんの」
手を口に当てて笑われる。
言い返したいけど言葉が出なかった。
心臓の鼓動が妙に早い。
そもそもなんで…
「またしたぁ?」
自分でも思った以上に情けない声が出てえ?と時が止まる。
あ、しまった。
「お前下もイケるようになったん」
「え”…や、したぁ…したぁ…痛くて、口内炎…や違ってその…」
意味のない言い訳にニヤリと笑う彼。
「俺も気になるわ」
「え?」
「どんな顔してんのか」
「はぁ?…ま”…ガチ?」
「たまにはいいんじゃね?俺に散々後ろ使わせてたんだから」
「それは発情期の時じゃん」
「っw…その時なら星導抱いても許されるの」
「場合による…」
「ダメやんそれ」
くっく、と笑いながら手を重ねられて身体が反応してしまう。
あ”ぁ、も”ぅ…
「丁寧にしてよ…絶対。」
「わ”ぁってるよ。散々俺も痛い目見てるからな」
今絶対ウェンの事思い浮かべたなこいつ。
「ん…」
よく知った感覚が久々に口に触れる。
あの時と同じで何度かキスをして、見つめあってまた深いキスをする。
あの時と同じ、なのに何で俺が下なの。
ライが教えてくれた感覚なんてもう分からなくていきなり来てしまった急展開に妙な緊張感が走る。
「痛い時は言えよ」
低く馴染むガラついた優しい言葉。
知らなかった、小柳君だ。
「ん。」
俺はスッと腕を伸ばして抱きつく。
耳に熱い舌が触れる。
直接響く音としている行為。
何度かした事ある筈なのに、こっち側だと妙に恥ずかしい。
俺…最後までもつかな…
そんな不安は与えられる快楽が段々と溶かしていってしまう。
あまりに優しいその手は心地よくてついもっと、と善がりたくなる。
赤らんだ知らない、少し余裕気な表情。
その顔に満足して俺は瞳を閉じて身を任せた。
コメント
4件
すき……まじ、すき…… 受けっぽい白狼が攻めで基本的に攻めなタコが受けなのが癖に刺さりまくる…… え、普通に愛してるが?? はぁ〜すち………
るるはさん、最新話読んだよ〜!!😭💕 小柳君との距離感がじわじわ変わってるのエモすぎる…!屋根の上から落ちかけたところを助けられるシーン、めっちゃドキドキしたし、「何見てんのか気になったんだ」って素直に言っちゃう主人公の心情が尊すぎて胸がぎゅってなったよ🥺 そして何より最後の展開…!「丁寧にしてよ…絶対」って頼む主人公と「わぁってるよ」って応える小柳君の空気感、良すぎる…!ライとの優しさとはまた違う、小柳君なりの不器用な優しさが滲んでて最高でした✨ 続きが待ちきれない〜!!🌸