アイドルを目指す少年・少女達

𝑠𝑡𝑎𝑟𝑡

大将戦｢愛言葉IV｣

優馬vs麦

Ama.)ついに来たね

子麦粉)……うん

まさとし)見ろ面構えが違う

夢)ほんとに違うのなんなん？

Re:)お互い自分vs推しもしくはオタクになってんのおもろいなぁ

零)ほんとに思ってる？

結)…でも、2人とも雰囲気が違う

少なくとも、あまくんは違うし、あそこから伝わる感覚が、今までと違う

どう違うかの言語化は、出来ないけど

(ブレス)

〜〜♪

宵)えっ

壁が無くなってる!?いつ気づいた!?

末吉)壁を作る余地も無いな

壁の正体は虚栄心だ

子麦粉]僕はずっと、勘違いしてた

しばらく面と向かって話すのが下手くそだから、みんな避けてたって

僕は得意なものが無いから、誰にも好かれないって

じゃあもっとダンスを上手くなれば

もっと可愛くでもかっこよくでもなれば、もっと上手くいくって

でもダメだった

それでも、僕のアイドルが

僕のオタクが

あまちゃんが教えてくれた

そんなの無くたって、

あまちゃんは僕の歌声が

容姿が好きだからって、好きになったって

僕だってそうだから

僕だって、そんな勇気を与えられる

(ブレス)

[そんなアイドルになりたいんだ！]

末吉)アイドルは己の心技体を駆使して、人に勇気や感動を与えるのが仕事だ

何が大切か分かってきてるな

〜〜♪

未来)……あの、優馬くんだったっけ

波流)あまだのあまおだの呼ばれてんな

未来)じゃああまくん

あまくん、昨日大将の選抜に選ばれたんだよね？

末吉)あー、

琴)あまおならずっと先鋒、副将、大将の三段構えだよ

波流)は？

琴)今回だけじゃない、4×4の時も全パート練習してたし、歌中心に

紬)ぜん、ぱーと…？

琴)最低限のパフォーマンスは保証するってことだろうね

無生)…オーディションじゃ、それが仇になるでしょ

宵)……でも、

そういう人に手を貸したくなるって、天命な気がする

Ama.》…びょっ病状悪化？

シクミクメン『ごめん、ほんとになんか、体が痛くて…』

Ama.》いや、大丈夫だけど…

うん、うん…

SIXMIX

LIVE中止

[どうすれば、確実にライブができるんだろう ]

[こんな時でも、折角来てくれた子達へちゃんと届けたい]

[どうすればできる？ ]

[そりゃ持病なんて今からどうにも出来ない]

[………俺が]

[代わりになれば、できる…？]

末吉)あまおはここにいる誰よりもプロ意識が高い

1日のうち、自主練を欠かさずやる

他よりも多い時間をかけて

あまおはもうブランクを取り戻してる

そして更なる高みへ向かってる

子麦粉]ついに帰ってきた

歌ってるだけで分かる、もう目の前にいる

僕のアイドル、葵 優馬が

ｶｯ(停電)

Ama.)!?

ｺﾞﾛｺﾞﾛ…

スタッフ)スコール!?

ｻﾞｧｧｧｧｧｱ……

ば〜い