ジェットコースターの列に並んで10分ほど経過したところ・・・
あと次のコースターで乗れるところまで進んだ。
私・・・ジェットコースターはあまり得意ではない、と言うか苦手なの!
でも絶対に乗れないってわけじゃなくて、付き合いでなら乗れるんだよね。
でもあの頂上まで行く途中のドキドキ感、壊れるんじゃないかと言うほどガタガタ鳴るコースター、一回転する時のさかさまになった感覚、そして何より恐ろしく早いスピード!
どれも恐怖でしかない・・・。
いや、乗れないわけじゃないよ!?乗れるもん。
「でも、乗らなくていいなら乗りたくないわね・・・」
「お姉ちゃん、お姉ちゃん、それを『乗れない』って言うんだよ。」
「へっ!?」
「全部隣にいる私に丸聞こえだよ。前にいる悟くん達には聞こえてないけど。」
「やだっ!声に出してた!?」
「ばっちり!」
「んー?何がばっちりなんだ?」
「な、なんでもないですよ?」
「そうだよーってかなんで男二人で乗ろうとしてるの?ダブルデートなんだからあたしと乗ろうよ!」
「え、いや。だって聖愛ちゃん礼愛ちゃんの服掴んでるから・・・」
「あ、本当だ。おーねーえーちゃーんー!」
「あ・・・ごめんなさい。修也くん、一緒に乗りましょう。」
「おう!(何かがおかしいぞぉ?)」
「悟くん、並ぼ?」
「はい。(何かあるな・・・でもその何かがわからない・・・くそっ。)」
【お次の方ー!どうぞ!】
「あ、やっと乗れるー!どきどきするね、お姉ちゃん!」
「そうね・・・。」
(これは付き合いと入れ替わり大作戦のためよ!覚悟を決めるの、私!)
そして私たちは恐怖のジェットコースターに乗った。。。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!