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み。
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コメント
1件
うわ…これ、めっちゃ好みのやつだ…🥀 「煮詰める」ってタイトルからして、愛情と狂気が溶け合ってる感じがする。毎日作る料理、隠し味の「少量の愛」って表現がもう、ゾワゾワするほど美しくて怖い。4日目で凛がいなくて「しょっぱい味」ってのも、依存と執着の深さを感じる…。 凛たんの細胞くださいさんの作品、こういう静かな狂気の描き方が本当に丁寧で、読んでて体温がじわじわ上がるみたいな感覚になる。続き、めっちゃ気になるよ…!
冴凛
凛はとてもかわいい。すごく、すごく。だから俺は毎日料理を作りたいのだ。料理を美味しそうに食べている凛を見ると、それだけで腹が膨れる。
1日目
ちゅんちゅんという音で目が覚める。凛は隣で寝てる。穏やかな朝だな、と愛と平和を煮しめてとりあえずなにか作ろう。
ポケットには滲んで千切れたレシートがまだ入っている。
焦がれているのか、焦げているのか、どっちもだ。かわいいなと囁き、唸る凛をゆっくりと引っ張り起こして、「今日はハンバーグだ」と言えば目をキラキラさせてすぐに飛びついてくるのもまた、愛おしい。
「いただきます」
2日目
この気持ちが冷める前に、料理が冷める前に早く帰らなければ。俺はスーパーから全速力で来た道を戻る。足りない材料があったから、息を切らして買ってきたのに、凛は呑気に「おー、おかえり」なんていうから俺はまだ温かいのか、とほっとする。
俺はポケットの中にあるレシートの存在を思い出し、安っぽいゴミ箱にの中に投げ入れた。
さぁ、料理を再開しよう。じっくりコトコト煮詰めるそれは、懐かしい匂いがした。隠し味にソースと少量の愛を入れて混ぜ合わせる。
「おまたせ」凛はまた目をキラキラさせて嬉しそうに席に着く。
「いただきます」
3日目
じっくりと煮詰めたそれは、時間が経てば経つほどおいしくなる。
ソファーで寝てる凛を起こさないように、俺は準備を開始する。蓋を開けると懐かしい匂いがただよう、これはきっと愛情の匂いだ。俺は1口すくって味見をすると、昨日より濃厚な味が口いっぱいに広がった。そのとき、机の上にある凛のスマホの通知が鳴った。俺の知らない人だった。凛を起こしてから、ふちにこびりついた黒いおこげを取って、食卓に出す、できあがり。「2日目が美味しいんだよね」と笑う凛を見ながら、俺は煮詰めた気持ちが口いっぱいに広がった。
「いただきます」
4日目
今日は一日中凛はチームメートと遊ぶから、帰ってくるのは遅くなるらしい。料理を作ってあげられないのは残念だか、俺も自分のことに時間を使う。久々に外食してみるか、と安っぽい店を選んで適当に入店する。窓側の席だった。凛のいない机では少し、しょっぱい味がした。