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#ご本人様には関係ありません
純喫茶
110
吉田仁人side
「カットーー!お疲れ様でしたー!」
バラエティ番組の収録はスタッフさんの元気な声で終了した。よし、今日もいい感じだったな。メンバーも活き活きしてたし、俺も上手く話せたと思う。
……ただ1箇所だけ俺が読むタイミングを少し間違えた部分があった。番組の進行にはなんの問題もなかったが、やはりみんな気付いていただろう。
間違えたのにすぐに気付いて修正しようと思ったが上手くいかずちょっと口ごもってしまった時、勇斗がすかさず俺の本来のセリフを言ってくれた。
あぁ、ほんとに勇斗は頼りになる。
改めてそう思わされる出来事だった。勇斗はMILKが有名になる前から俳優として色んなドラマや映画に引っ張りだこだ。その度にMILKがMILKがと言い、チームがより有名になれるように頑張ってくれた。よくふざけるしたまにん?と思うこともあるがやはり最年長。頼りがいがある。
ただ最近の勇斗は少し怖いというか違和感があるというか……。
俺がメンバーや他の人と話してる時のあのナイフのように鋭い目線がどうしても気になる。ほかのメンバーの目線も気になるが勇斗のはその中でも突飛で鋭いのだ。毎回背中にグサグサと刺さるその視線。恐怖を感じ振り向くと毎回勇斗と目が合う。ただ、目が合うとすぐにいつもの勇斗スマイルになるのであまり詳しく聞けないのだ。
ただ、今日もバラエティの番組収録時にあの目線を送ってきたため今回は少しだけ注意しようかと思う。
コメント
3件
第8話、読ませていただきました!仁人が収録の合間に感じる勇斗の“ナイフのような視線”、すごく気になりますね。普段は頼りになる先輩なのに、あのギャップが怖い…。自分がミスした時に咄嗟にフォローしてくれた優しさと、あの冷たい目線のギャップ、何か理由がありそうで続きが気になります!のりもちさんの心理描写、とても丁寧で引き込まれました。次回も楽しみにしてます🌷