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ur「なーに?結構真面目な話?」

jp「うーん、と中間。」

ur「なんだそりゃ。」


jp「最近さ、ゆあん変わってきてるじゃん。」

ur「あー、そうね。俺にも絡んできてくれるようになってる。」

jp「お前だけには言おうと思う。ゆあんの過去を。」

「分かってやって欲しいんだよ。今までの行動のこと。」


ur「え?過去?今までの行動?」


jp「その、えーっと、、、ゆあんは、」


喋ってる時、辛くなった。自分の体験でもないのに。きっとゆあんは俺に話した時相当辛かっただろう。

辛いという感情を表に出しすぎないように、ただ、淡々と話しているつもりだった。

そして話終わった。

俺は話し始めてから初めてうりの顔を見た。

──── 泣いてた。

目を見開いた。こいつ、感受性は豊かなのは知ってたけど。ここまでも。

jp「大丈夫かよ、うり。ま、ゆあんは、そういうことだからさ。今までのこと許してやってほし、」


ur「ッ……グスッ」

「信じられないこと言っていい?」


jp「ん、?」


ur「あのさ、」

「───その依(ヨル)ってやつさ」





「────────── 俺の弟だわ。」


jp「は、え、、、?」


ur「でもッ……辛いわ、割り切ったつもりだったけど、てかゆあんくんと友達だったんだ。あいつ。知らなかったッ、、、」


jp「は、そーいうこと!?」


ゆあんくんが亡くした親友も、うりが亡くした弟も同じ人間だったんだ。

うりとゆあんくんの親友が似てるのだって、ふたりが兄弟だからで説明が着く。


jp「あ、、マジかよ。」

ここで、そんな出会いある?

うりも、もしかして同じ理由で幹部になったのか?いや、きっと聞く方が愚問だな。

こいつらは同じ人を失い、すごく苦しい思いを抱えて、同じ人のためにここまで強くなって目標を追ったんだ。

こんなふたりがここで出逢えたのは、


──────絶対に運命だ。


ur「えーと、どうするべきだろ。これ。」

jp「俺はとりあえず、言っても言わなくてもお前の自由だと思う。」

「とりあえず、今までと、今のゆあんの行動は、あいつの中のトラウマと戦っての行動なんだ。そこは理解して欲しい。」

ur「そうだよね、うん。」

jp「このことを言っても、問題が無くなる訳では無いし、強くなれる訳でもない。ただ、そうだったんだ。で終わる。」

「でもそれが、ゆあんの心に大きく影響するかもしれないということは覚えておいて。いい意味でも、悪い意味でも。」


ur「分かった。」


「俺は、」


「────── 伝えることにするよ。」


jp「おう、どうしてかなんて聞かないから。早く行ってこい。」


ゆあんくんは、もふくんによるとお前に惚れているらしいぜ。まだ自覚してないみたいだけどさ。

お前があいつのために考えて動いてくれてるってだけでも嬉しいはずだ。まず元々言われても隠されても怒るような人間じゃないし。

だからどっちを選んだって正解だったと思う。

でも、それでも、言うことを選んだお前は、


jp「── 強いよ。」


自分よりも身近な存在で彼を失った人が近くにいたと知った時、

俺だったら自分の傲慢さと、自分の中の彼への強い思いへの場違い感を感じて辛くなるかもしれない。

俺だったら寂しさから解放されて、孤独の消失感で胸に新しく輝きをしまえるようになる器が出来るかもしれない。

あいつがどうなるかなんて分からない。でも


挑戦をするのは、軍人らしいとも言えるし、うりらしいとも言える。


jp「上手く行きますように」


これって、恋のキューピットになってたりしないかな。してたら全力で俺を褒めて欲しいかも笑

ま、無自覚なふたりが2人きりになったところで何もないだろうけど、関係が少しでもいい方向へ変わるように、お願いしときます。


jp「頑張れ。」




じゃぱぱに聞いた。

俺の弟の友達がゆあんくんだったこと。

その弟の死で幹部をめざしたこと。

── モルニア国という同じ目的があること。


それを言ったところでなんだって言うんだ。どうすればいいんだ。ゆあんくんの部屋の前まで来たはいいものの、言う内容がまとまらなくて、俯いていた。


ya「ねぇ、そこで何してんの。」

ur「ゆあッ…んくん。」

ya「何? 話あるなら聞くよ。」

ur「あ、じゃあさ。聞いて欲しいんだよね。」

「俺が幹部を目指す理由について。」

ya「はぁ、?どういうこと。」


ur「ま、本題はその後なんだよね。」

「理由は、俺の弟、依(ヨル)がモルニア国の軍人に殺されたから。」


ya「は、依って、、、」


ur「さっきじゃぱさんに聞いたよ。俺の弟と仲良くしてくれてたんだね。お前。」

「ありがとう。あいつを愛してくれて本当に、、ありがと。」


ya「お、お前ッ…泣」

「依のお兄ちゃんだったの?」


結構見た目似てるって言われてたし、気づいてるもんかと思ってた。せめて勘くらいついてるかと思った。


ur「ん。」

ya「は、ッ… 」


ゆあんくんがこっちに向かってくる。どうしたんだろッ…!?


ギュッ


ya「辛かったろ、親友って関係の俺でさえ、こんなに辛かったんだから。」

「家族、しかも兄弟だったお前は、もっと、苦しかったんだろ。」

「無理に明るくならなくていい。」


ur「ッ……」


なんで、なんで、なんで、、、

────俺がこいつに救われてんだよ。

俺がお前を助けてあげたかったんだ。

この二人分の別の辛さを一緒に分かちあって、慰めようとした。

出来るだけ明るい雰囲気で言って、一緒に割り切ろうと励まそうとした。

なのに、なのに、


ur「ッ…ゆあん、ありがとな。ッッ……泣」


涙止まんねぇよ。

人肌ってこんなに暖かかったっけ。弟が居なくなってから、人と触れることさえなくなって、俺が触れるのはいつも持っているこの2本のナイフだけだったから。

しかも、少し前まで俺に対して冷たくて、関わることを許してくれなかったお前だぞ。


ya「ははッ…泣くなって。お兄ちゃんだろ。」

ur「お前の兄ちゃんじゃねぇわ。」

ya「はははッ…そっか。」


ur「じゃあ、絶対倒そうな。モルニア国。」


ya「あぁ、潰すよ。」




頼もしいよ。お前がそう言ってくれると。

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コメント

9

ユーザー

// いやあああああ😭😭😭 良い人...ほんとに...jp彡を幸せにしたい((( 同じ辛さを抱いていた2人だからこその共感できる何かがあるんだろうなと思うと...🥹 ほんとに今回も大天才すぎる! 続き楽しみにしてるね👊🏻‪❤️

ユーザー

いつもより早めに見れたー‪🥲‎ やばいやばい、こういう話大好き、 依のためってほんとに素敵です 運命ってこんなにえもいのか、jpさん背中押してるのめっちゃいいです 続き楽しみにしてる!

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