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25

第25話

♥

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2023年12月07日

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“注意事項”

・二次創作

・ロフマオメイン

・世界滅亡した後の想像のお話

・空想上の化け物出てきます

・死ネタ

・半分(?)獣化します




これらが大丈夫な方はどうぞ!!!


非常に楽しい時間を過ごせた…と思う。


ずっとみんな笑顔だったし、楽しそうにしていた。


作戦決行前、僕らは準備をしていた。


「…さて、と。皆さん、準備はできましたか?」


「勿論っすよ!」


死ぬ直前なのにいつもと変わらない会話を続けている。素直に凄いと思ってしまった。


…それにしても…時間の流れって早いな。


さっきまで笑ってて、遊んで、走って、楽しい時間を過ごしていた。


なのにもう、お別れ。


「…ははっ、」


不意に泣きそうになってしまう。


『さぁ、準備が出来た。ヘリに乗ってくれ。』


ヘリコプターが風を立てながら降りてくる。僕は涙を堪えてヘリに向かう三人の後を追った。


「なはは、ヘリなんて俺乗った事ないっスよ!」


「ヘリコプターなんて滅多に乗りませんもんね。」


「貴方達本当に緊張感ないですねw」


社長が僕の気持ちを代弁してくれているかのようにそういった。


「ガッチガチに緊張しててもそれは楽しいとは言えんしなぁ。」


「ま、程よくですね。」


なんて話している。


やがては地鳴りが聞こえてきて、赤ん坊のような肉塊が姿を見せた。


ヘリコプターのドアを空け、全員で下を見下げる。


「紐無しバンジーやん…」


「しかも確定で死ぬバンジーですよ…」


流石の二人もこの光景には怖気付いたようだった。


「…では、行ってきますね。」


一人を除いて。


社長は本当に肝が座っていた。いつでも、どこでも。


「社長…」


「社長!!」


「…」


呼び止める声に答えるように飛び降りる前に社長はこっちを振り向いた。


ニコッと微笑んで、社長は決心したようで一歩前へ出ようとする。


途端に、あの化け物が唸り声をあげた。


ゥ”ゥ”ウ”ゥ”ウ”ウ”ゥ”…と辺りに響くような、そんな声。


僕は落ちようとしている社長の手を無意識に引っ張っていた。


「社長、待ってくださ___」


次の瞬間、あの化け物は血飛沫を派手に飛び散らせながら爆発した。


何が起こったのかが分からない。ましてや血飛沫がここまで届いてしまっている。


気付いたら辺りは血の海になっていた。


この光景には皆唖然としていた。


「…あっはっは…なんの冗談ですか。これ…」


「あのバケモン、死んだ?」


「あれ流石に…死んだ…と思いますよ…」


僕は腰が抜けて立てなかった。しばらくはトラウマになりそうだ…


「…待ってください、なんか血の海から何かが…!」


僕も見てみると、あいつを中心に血の海が減っていっていることに気付いた。


悪い予感が勘繰った。


辛うじて人の形を保っていた。化け物を倒したであろうもう1人の…いや、もう一体の化け物。


あんなに広がっていた血の海があの新しい化け物の身体に全て吸収されていた。


全部飲み込んだ頃には新しい化け物もすっかり大きくなって、あの赤ん坊のような肉塊と同じような姿に変わっていた。


「…あは、は…笑えない…新しい…化け物、?どういう事…」


アヌラ…そんな単語が思い浮かんできた。


「あれが、アヌラ様…」


「もちさん…?」


今までの気持ちが嘘みたいに消えた。


怖いだとか、死にたくないだとか。そんな事は今はどうでもいい。


「ふふっ、あははっwいやぁ…清々しい気持ちですよ。あの化け物が死んで…」


「本当のアヌラ様がお見えになられたなんて!!」



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