シャンクスは急いで船に戻った。
これでやっとベックを助けることが出来る。
船医室へ向かい、ドアをノックする。
「ホンゴウ!手に入れたぞ!」
「お頭!本当か!?」
2人は興奮している。
「だが、どうやって飲ませるんだ?ベックはまだ目を覚ましていないんだろう?」
「直接飲ませなくても点滴として入れることが出来る。」
「そうか!じゃあ頼む!」
「おう!」
ホンゴウは点滴を用意し、ベックに薬を投与した。
しばらくすると
「……ん…」
「ベック!」
「……」
「ホンゴウ!ベックが目ぇ覚ましたぞ!」
「お頭…気持ちは分かるが副船長のために静かにしてくれ笑」
「あぁ…悪い笑」
ホンゴウは目を覚ましたベックの血圧などを検査し、人工呼吸器を外した。
「目を覚ます前よりかは良くなってるな。もうこれも付けなくて良い。けど、しばらく熱は残るから安静にな。」
「良かったなベック!」
「じゃあ、俺は書類書いたりするから。」
ホンゴウはそう言うと部屋を出ていった。
「お頭…」
「なんだ?ベック」
「すまんな…色々と…」
「……全く…お前って奴は…」
シャンクスはベックと2人きりになり安心したのか、泣いていた。
「薬を用意したのも…お頭なんだろう…?」
「あぁ…そうだ。」
ベックは手を伸ばし、シャンクスの頬に触れる。
「ありがとうな…」
「…もう、こんなことになるなよ…」
「あぁ…約束する。」
シャンクスはベックに顔を近づけ、唇にキスをした。
「今はこれだけな…♡」
シャンクスはさりげなくベックを煽った。
「ふっ…熱が引いたら覚えておくんだな…お頭」
2人はしばらく部屋に篭もり、ベックが眠っている間に起きた出来事を話した。
痣はもうとっくに消えていた。
End
コメント
1件
ハッピーエンドでよかった😭最高でした😭