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こんにちは(」・ω・)
今回はメンギフを書こうと思います!
どんなシチュエーションがいいか悩みました、、Ҩ(´-ω-`)
メンコ男がギフンに嫉妬するお話デス!
※S1の後
※同棲if
※ほぼ勝手な妄想デス
ゲームが終わった
あれから自分はメンコ男と名乗る者に監視役として同棲することになった
一緒に過ごしていくうちにお互いがお互いを支え合うような関係にやっていった
そうやって過ごしていくうちに気になることがある。それは、メンコ男の誕生日を知らないことだ。聞いてみても
「知らない」とか「誕生日なんてない」とか
そんな返事が返ってくる
生まれてからここに居るんだから無いはずがない。
「じゃあ俺たちが出会った日を誕生日にしよう。あの日地下の駅で出会った日を。」
ふざけた案だと思う。
地獄の始まりの日を記念に祝うなんて、、
この提案に男はいつもの貼り付けたような笑顔を崩し一瞬だけ左右の違う目を大きく見開いた。それから、直ぐにいつもの笑顔に戻った
「いい案ですね、とても気に入りました。」
返ってきた返事は意外な言葉だった
バカバカしいとか返ってくると思ってた。
そうじゃなかった。男の新しい誕生日が決まった。
それから何ヶ月かたって男の誕生日が近づいてきた。
自分は賞金はできるだけ使いたくないので
新しい会社について働いている。
2日後に男の誕生日がくる
俺は今メンコ男の誕生日プレゼントについてすごく考えている。
もちろん相手も働いている。
趣味の悪いあの勧誘の仕方を今でも続けている
お互いに働いている(共働き)という形なので昼間は誰も家にいない
メンコ男の誕生日には早めに帰って相手の好きな物を作るつもりだ。メンコ男は辛い物が好きらしい キムチとかチュクミとかだ。
あとはプレゼントのみ
いつも仕事服として上品な顔に似合う真っ黒なスーツだ。
ネクタイピンか、ハンカチか。
男は服に妙なこだわりがある。
俺が貧乏癖があるからかは分からないが、スーツから靴まで全てがブランド物
休みの日には靴を磨いて、スーツはクリーニングに出している。
「よし今日は帰りにアイツのプレゼントでも買いに行こうかな」
結局ギリギリになってもプレゼント内容を決めることが出来ず、俺はあの男が気に入ってるブランドの店にきた。
値札を見てみるとギョッとするくらいケタがでかい。
今までの生活とは程遠い値段。
今の給料で買えるものは、ハンカチやネクタイピンといった小物が買えるのがやっとなくらいだ。
「よし、決めた!」
プレゼントをようやく買えたおれはそのことをサプライズにするため家に帰ってすぐ自分のクローゼットの中に隠しておいた。
メンコ男が帰ってきた俺は即座に何事も無かったようにキッチンに戻り食事を並べ、いつものように夜ご飯を食べる。
「すみませんギフンさん
明日は帰りが遅くなりそうです。 」
「え??」
突然のことでビックリした
「ッあ、あーあ!ヤー!!
そっかそっかーいやー残念だな、、」
(『遅くなる』、か仕方ないよな)
俺は口角を無理やり上げ引きつったような笑顔で答えてしまった。
そうか、まずこのことをあの男が覚えているのかさえ分からない。
何故だろう、メンコ男の言葉を聞いてから言葉が出てこない。胸が痛む
相手には気づかれていないようだが、手が僅かに震えてしまっている。
(こんなことならプレゼント買わなければ良かったのかな、、 )
なんて思ってしまう自分が嫌になった
ギフンside
時間は過ぎていきメンコ男の誕生日当日になった。
男は帰りが遅いと言っていた
「よし、そろそろ帰ろうかな」
ちょっとした残業もここまでにして帰ろうとした時
「よっ!ギフナ!遅くまで頑張ってるな!
久しぶりに2人で飲みにでも行かない?」
後ろから聞き覚えのある声が聞こえた昔からの付き合いが長いチョンベだった。
チョンベこそ同じギャンブル依存者だったが、
自分と同じゲームに参加させることを辞めさせるために同じ会社で共に働こうと提案したのだ。
「おぉ!チョンベ!そうだな今日は特別な予定もないし久々に飲みに行くか!!」
ウソだ 予定がないだなんて
だけど何故がアイツに腹が立った
ホントに何故かだ、、
メンコ男side
やっと仕事が終わった、 急いで帰らなくては
とりあえずいつもよりも歩幅を大きくし歩くスピードを速めた。
ガチャ
「っただいま帰りました。」
息を切らしやっとのことで帰ってきたが返ってくる返事がなかった
靴を脱ぎリビングにいくと電気が付いていないことに気づいた
咄嗟に自分のポケットからスマホを取り出しメールを確認する
特に引っかかるようなメールは来ていない。
GPSアプリを開く
以前、ギフンさんのスマホに無断でこういうことが起きた時にバレないようにスマホに追跡アプリを入れておいた。
ギフンさんがいる場所を示す印はある居酒屋に位置していた。
スマホを持っていた腕がドッと重くなった
密かに怒りが込み上げてくる、
少し飲みすぎたみたいだ頭がふわふわする。
久しぶりの誘いで会話に花が咲きつい調子に乗ってしまった。
ギフンはメンコ男のことについて忘れてしまっていた。
ガチャ
「たらいまぁ〜」
ふらつく足元に顔をほんのりピンク色に染め帰ってきた
帰宅時間は11時、
メンコ男が帰ってきて2時間も経ってから帰ってきた。
ギフンは男がキレていることも知らずに
リビングに行くと明かりはまだ付いていなかった。
暗闇の部屋を進んでいくと
横から誰かに押された
ドンッッ
突然のことでびっくりした
「痛ッ!!」
慣れてきた目を開けて何が起こったのか見ていると、メンコ男と壁に挟まれている形になっていた
「な、なぁ)「ねぇギフンさん」
ギフンが話しかけようとするとメンコ男が言葉を被せてきた
更にはいつもの明るい声では無く冷たい温度の声色で、、
「こんな時間まで、誰とどこに行ってたんですか?」
怖い、いつものメンコ男じゃない
心臓がバクバクしている
怒ってる
「か、会社の同僚と、飲みに言ってたんだよ」
震えながらその質問に答えた
「男ですよね?」
え?
何故そんなこと聞く?
男か女かなんてお前に関係あるのか?
「ど、どっちだっていいだろ」
震えながらも必死に抵抗する
ビンタをされた時から思っていたが力が強い
囲まれた腕を退きたいが全然ビクともしない
「、、」
「そんな人だなんて思ってなかった」
は?
意味がわからない。なんでそんなことをお前に言われなきゃならない。
顔を上げて自分よりも少し背の高い男の顔を見る
そこにはいつもの笑顔はなく
顔に影がかかっている
瞳は真っ暗で何を考えているのか分からないくらい漆黒に包まれていた。
「なんだよ、お前だってこんな時に限って遅くなるとか言い出した癖に」
目から水が零れそうだ
ポタ
目から水が零れた
怖い 怖い
さっきよりも勢いよく男を突き放し
俺は急いで、涙を零しながら自分の部屋に向かった
男がついてくる仕草はなかった
どうしよう、
誕生日が過ぎてしまう
時計は11:17を指していた
しばらく部屋にたち籠っていると頭が冷えてきたのか男がドアを叩いた
扉の向こう側から声が聞こえる
「ねぇ、ギフンさん
ドアを開けてくれませんか?」
鍵なんてかけてない勝手に開けばいいのだが
開かないのはちょっとした気遣いなんだろう
出てきた声はいつもの声色に戻っていた
「グスッごめん、夜ご飯用意出来なくて 」
扉は開けずにそのまま話す
「ごめん、一方的な行動して」
ガチャ
「!うわっ、 」
その途端に扉が開いた
扉に寄りかかっていた俺はバランスを崩し後ろに倒れそうになった
ぶつかると思って目をギュッと瞑った
ガサッ
??痛くない。
目を開けるとメンコ男が自分を支えていた
「ごめんなさい、ギフンさん」
メンコ男はいつもの笑顔ではなく
心からの微笑みの表情を見せた
「嫉妬しちゃったんです。私」
「2人だけの夜が過ごしたかったのに
思い通りにならなくて」
「プレゼント。ありますか?」
ギフンはハッとした
バランスを崩した体制から起き上がって
急いでクローゼットを開く
ブランドのロゴがワンポイントに描かれた、小さめの紙袋を出し
雑に男に渡した
「ン、、」
メンコ男はそれを受け取り満面の笑みでギフンに抱きついた
「ありがとうございます! 」
「開けてもいいですか?」
「ン、、」
ガサガサ
小さな紙袋から出てきたのは
グレー色の赤い糸でブランドのロゴが刺繍されているハンカチだった
「誰かからの贈り物は初めてです。
ありがとうございます。一生大事にします。」
男はまるでお気に入りのおもちゃを貰った犬のように喜ぶ
グスッ
男はギフンの目元から零れそうな涙を自身の指で拭った
「泣いてしまったから、目元が赤く腫れてしまってますよ 」
「お前のせいで泣いてるんだろ!! 」
「そうでしたね。
ギフンさん二度と貴方を泣かせるようなことはしません」
メンコ男はまたギフンを強く抱き締めた
大事なスーツに皺ができるぞ
なんて言うと
そんなこと今はどうでもいいんです
ってさ
誕生日が終わるまであと30分
今から料理して誕生日を2人だけで祝おう
今回はここまで!
余談
プレゼントしたハンカチの赤い刺繍はメンコをする際にメンコ男が使ったメンコの色です!
前回の作品が一晩で1000いいねもつきました!!
( 歓喜)((o(*>ω<*)o))
休みの日は作品作りTimeフィーバーですね
前回の作品から全然日が経つことなく完成してしまった
作品をあげる頻度はまじで不規則なんで迷惑かもです(。-人-。)
いいねとコメントお待ちしております!
それじゃ
・:三(‘꒳’ )ノバイバイ