首締め表現アリ
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翌日の放課後
今日は柔道部もパソコン部も休み
急いで叶さんのクラスに行き叶さんを呼んだ
叶「どうしたの? って,ちょわ!?」
無言で叶さんを引っ張って空き教室に行く
『叶さん,どういう事!!!!!!』
開口一番直ぐに頭に血が登ってそう怒鳴ってしまった
叶「え,え?
何,どういう事ってなにが???」
甘い笑顔で私に問い掛ける
『分かってる癖に』
ギラリと睨むとすん,と叶さんは笑顔を消した
叶「なんだ,気付いたの
僕が美咲ちゃんのストーカーだって事」
『良くもみさねぇの後を…!』
何よりロトくんにあんな顔をさせるのが許せなかった
『貴方のしている事は犯罪です
お願いですからやめてください
そんな事したって,みさねぇは恐怖しか感じない!
この事はみさねぇに報告させてもらうから』
私の言葉を聞いた途端叶さんは首を掴んできた
勢い良く掴んできて地面に叩き付けられる
かひゅ,と喉から声にならない声が鳴った
叶「…………うるさい
うるさい!!そんな事させる訳ないだろ!」
『やめっ……がなえ”ざっ”…』
いくら鍛えても私は男性の叶さんに体格差や力の差では勝てない
頭がふわふわして息が出来なくって苦しくて意識を手放した
目を覚ますと,自室にいた
そこは保健室じゃないのか,と起きてすぐそんな事を考える
いや,まずなんで
『私,なんで此処に』
ザリ「あ,起きた」
あれ,バンデージさんなんで家に…
ザリ「大丈夫?空き教室で倒れてた所をベンタが見つけて私まで運んで来てね
アイに家教えてもらってルカさんに部屋まで案内してもらったんだよ」
『そう,ですか…
迷惑かけちゃったみたいですみません…』
きっとルカにぃにも沢山心配かけたに違いたい…
ザリ「気にしないで?
それにしても何があったの?首に絞められた跡があるけど…」
バンデージさんは私の首を見ながら聞いた
『いやっ……なんでもないから
気にしないで欲しい』
にこっと笑いながら誤魔化した
ザリ「そっ…かあ…(もしかして虐められてる?そうだったらあんまり言いたくないかもだよね…)
あんまり無茶しちゃ駄目だよ?」
多分今虐められてるって思われたかな
もし,誰かに叶さんの事を話したらその人もおんなじ目に?
それだけは駄目だ…話さない様にしないと…
リト「結!?
アイから聞いたけど大丈夫か!?」
バン!と扉を開けてリトが入って来た
ザリ「ちょっと!黛さんがまだ起きてなかったらどうしてたの!!」
リト「うっそれは
ごめんって」
『気にしないでリト
ほら,私はこの通り元気』
私がそう言うとリトは良かった,と座り込んだ
リトは誰に首を絞められたんだ?と私に聞いた
ごめんね,答えられないと言うとただそっか,とだけ言って帰った
バンデージさんも私の平気そうな顔を見ては帰った
暫く私は,学校を休んだ
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