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月城 蓮桜音
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水羽
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「御免下さい。幻覚寺からきた者でございます。」
金隠氏は月田老人宅についた。(年金暮らしの1人暮らしって言ったけど、ヘルパーにしては若い女がいたし、娘さんはたまたま居ない時に来いと言われたのかもしれない)彼はつらつら色んな事を考えた。
「はい、どうぞ」老人は一人に見えた。「あのう、誠に言いにくいんですが、合祀というと身内に体裁が悪いと言う檀家さんが多くて、寺の方で、『合祀スペシャル』と言うのを考えました。墓石に単に氏名を掘るんじゃ無く、お名前の周りをレイアウトで花飾り風に囲むとか、草書体風なんかも考えました。ひとつ月田様に率先してお願い出来ないかと…」老人は快く返事をし、月賦が一万円になっても嫌な顔をしなかった。
「ところで月田様は再婚なんか考えておられますか?いや寺でも色々頼まれて…」何気に金隠氏は切り出した。「いやいや、こんな年寄のとこに来る女は居ないでしょう?ハハハハ…」かわされてしまった。
(まあ上手くいったし、後妻の事は今度の集金の時にまた調べて見よう)と彼は単車を動かした。
コメント
1件
うわ、この話…なんかじわじわくる不気味さがあるね🥀 「幻覚寺」って名前からして怪しいし、合祀スペシャルとか後妻の話をさりげなく探るところが、金隠さんの計算高さというか…軽そうでいて実は食えない人なんだなって感じさせられた。 老人があっさり一万円払うって言っちゃうのも、なんだか心配になるよね…続きが気になる〜🤍