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そのままスタスタと私にキュッと引き締まったお尻を向けて浴室へと入って行った。なんだか知らぬ間に息を止めていたのか、スゥと息をたっぷり吸い、ハァ〜と深く息を吐く。意を決意して残りの服を脱ぎ、悪あがきでフェイスタオルで少しでも身体を隠して浴室のドアを開ける。待ってました、と言わんばかりに隆ちゃんは髪を濡らし、前髪を掻き上げた姿で湯船に浸かって私を見ている。もうお風呂で、濡れた髪の毛を掻き上げてるってシチュエーションだけで死ぬほどキュンとするのに、隆ちゃんは少し紅く火照った頬に濡れた瞳で私をジッと見つめているのだから、ドクン、ドクンと心臓が大きく鳴り止まない。多分私の顔は耳まで真っ赤に染まっていると思う。
「美桜がなかなか来ないから俺もう洗い終わっちゃったよ」
浴室だからか彼の低く、心地の良い声がよく響く。
「う……お待たせしました。ちょっと身体洗うからあっち向いててくれませんか……」
ザバッと勢いよく隆ちゃんは湯船から出てきた。
更に私の心臓はドクン、ドクンからドクドク、ドクドクとテンポが速くなる。
そして初めてエッチした時は必死で見えなかった彼の下半身にギョッと目がいく。
(り、リアルマグナムを初めて見てしまった……)
初めて見るそれはまだ力なくブランと下がっているけれど大きく存在感がある。(っても比べるような経験はない)
「……美桜、流石に見られすぎて恥ずかしい」
「はっ、ご、ごめんね! ついリアルだなって見ちゃって……、ご、ごめんなさい!」
くるりと方向転換させられ、風呂椅子に座らせられる。隆ちゃんは私の背中に回った。「もうこれで見られなくて済むわ」と顔を耳元に近づけボソリと呟き、私の心臓は爆発寸前。
「じゃあ今日は俺が美桜を洗ってあげるから」
「え!? いい! 自分で洗うからっ!」
そんな私の否定は耳にもくれず、楽しそうにボディーソープを手にとり泡立てる。背中にふわりと泡が密着し、ヌルリと彼の手で満遍なくたっぷりの泡で洗われる。ちょっと気持ちがいい。
「ん〜、人に洗ってもらうって気持ちいいね」
「はは、なら毎日洗ってあげるよ」
スルリと首元に熱く大きい手が伸びてくる。気持ちいいような、くすぐったさに笑いがこぼれる。
「く、くすぐったいっ」
「我慢しろ」
念入りに首を洗うとゆっくりと手が下に降りてくる。つ、次は胸なのかな……と緊張、そして少しだけ期待してしまっている自分。
けれど隆ちゃんの手はそのままお腹にまわり大きく円を書くようにお腹を洗う。これもちょっとくすぐったい。すっかり油断しているとスルリと太腿の間に手が伸びてきた。泡のせいでヌメヌメしていてマッサージされているように気持ちが良い。背中に隆ちゃんの胸がピッタリとくっつきドクン、ドクンと心臓の鼓動が感じられる。足首から上に上がるように、まずは右脚を太腿の付け根まで、次に左脚をまた足首から太腿の付け根まで、程よい力加減で洗ってくれた。ギリギリの所を洗われていたからか、下腹部あたりがジンジンする。私の身体は隆ちゃんを欲していた。
「ん……はぁ……」
艶めいた溜息に自分でも驚いた。
「どうかした?」
「な、なんでもないよ」
その瞬間太腿にいた手は無防備になっていた二つの膨らみに触れた。
「あっ……」
いきなりの刺激に身を捩る。
「はぁん……隆ちゃん……」
「何?」
意地悪な声だった。カプリと耳殻を口に含まれた。耳に絡まる舌はグチュグチュと卑猥な音を立て聴覚までもが奪われる。
「んぅ……さ、触ってぇ」
「何を触って欲しいの?」
絶対に分かりきっているはずなのに……きっとわざと聞いているに違いない。
――私が興奮するのを分かっていて。
「ち、乳首……乳首触って欲しいのっ」
「よく言えました」
隆ちゃんの左手はやわやわと胸をを揉み続け、右手がヌルリと太腿の隙間から入り込みグイッと脚を開かされる。求めていた彼の長くて綺麗な指がもう少してココを触ってくれると思うとそれだけでイキそうになる。そのくらい昂っていた。
中指で割れ目の溝をぬちゅぬちゅとさすり上下に動かす。
「凄い音……聞こえる? 美桜のココ、ぐちゃぐちゃ言ってる」
「やっ……言わないで……あぁっ……っつ……」
浴室だから私の身体からでる卑猥なぐちゅぐちゅと鳴る水音がよく響く。
「んぁぁあっ……はっ、やッ……」
「っつ……すげぇキツイ……俺の指喰われちゃいそう」
「やぁ……あぁっ……んんっ」
「もっ、ダメ……んぅ……あぁぁぁあっ……」
一気に快感が上り詰めた。
ぬぷりと抜かれた中指からはトロリと蜜液が滴る。
「どんどん溢れてくる……可愛い」
「やぁ……言わないで……」
軽く身体をシャワーで流し二人で湯船に浸かった。
くったりしている私は彼の胸元に背中を預けて寄りかかる。
彼の心臓の音が身体に響いて心地が良い。