「お父さーん!」
と、バンッと勢いよくドアをぶっ飛ばす少女。黄緑色の髪をハーフアップにし、アメシストのような紫色の瞳を輝かせた少女・風音が父親である風夜のアトリエへと突っ込んでいた。
「おい、風音!入る時はノックしろっていつも言ってるだろ」
と、風夜は呆れながら、風音の元へと近寄った。
風夜はかつて家族を蛇一族に殺され、ハーフであるという理由で座敷牢に監禁されていた。そして、家族を殺されてしまった影響なのか、記憶を大半失ってしまった。現在は記憶も全て取り戻し、今は有名なエンチャント技師として名を馳せていた。
母親は素性を知られずに育てられた蛇一族の生き残りのナーガ。現在はお買い物へと行っているが。
そして娘は、蛇一族の血を4分の3受け継いでいる“クォーター”の風音。風音は現在、かつて風夜の教師、すまない先生から剣を教わっていた。
どうやら剣技の才があるようだ。
風夜は手紙を開き、目を丸くした。
「お、マジか!」
と、風夜は嬉しそうに笑顔をこぼした。
「なになに?何書かれてたの?」
と、風音は見たそうに言っていると、風夜はしゃがみ、風音に話す。
「お父さんの友人が、パーティーを開くから、来ないかっていう手紙だ」
「パーティー!風音も行きたい!!」
「そうだな・・・久しぶりにみんなに会えるし、よし!溜め込んでいた仕事終わらすか!!」
「頑張れー!!」
「あらあら」
と、風音は父親の仕事を応援していた。それを母親のナーガは微笑ましく見ていた