テラーノベル
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ぼけーっとしてる🍆と、ソワソワする他メンバーの話。
ご本人様達とは無関係です。
全てフィクション。
トップの注意詳細は必ず読んでください。
短いお話です。 お楽しみください。
「…………」
春一番の風が吹き終わり、ポカポカとした気温が続く。
この季節になるとある男はポワンとした雰囲気を纏うようになる。それを知っているメンバーはゴクリと生唾を飲みそれぞれ顔を見合わせた。
やばい、この時期が来た….と
「….ふぁ〜」
眠そうに窓際のソファーで欠伸をひとつ。
んーっと軽く伸びをして背もたれに体を沈め、ニコニコと太陽の温もりを浴びる。
ぼんじゅうるは、春が好きである。
ポカポカと体の芯まで温める優しい日差しと、心が温もる空気。
街並みは優しいピンクに染まり、浮き立つー・・・
心が軽くなって、とろんと目尻が下がる。
ポヤポヤと纏う雰囲気も妖艶になり、普段のぼんじゅうるにプラスして色気が漏れ出る。
他のメンバーは春になるとフェロモン全開になる、そんなぼんじゅうるに頭を悩ませていた。
「今年も来たか….」
ドズルがはぁーとため息をついて窓際の男を見た。
「あー、あったかーい」
そんなメンバーの悩みも知らず、ぼんじゅうるはニコニコでくてんと首を傾げる。
「ぼんさん、午後から実写撮影で外出ますけど….大丈夫ですか?」
「ん〜?」
大丈夫だよ〜?とのほほーんと答える。
いつものネチネチした返しもなく、とにかくぽわぽわしている。
ぐぅ、と心臓付近を押えながらドズルは「大丈夫なら、いいです」とテーブルに額を付けた。
「ぼんさん居ます?」
ネコおじが部屋のドアをゆっくり開けて顔だけ覗かせると、何かを察知し、うげえと顔を顰めた。
「ぼんさんはここに居るよ〜?ぬふふ」
ふふふと笑いながら片手をヒラヒラと振る、その目はトロンとしていて、ネコおじはマジかよと室内に入ってきた。
「今日は、やめときましょうか?」
ドズルに向かってネコおじがため息混じりに話しかけ、それに「だよねー?」と顔を上げて答える。
何を言っているのかわからないぼんじゅうるは「んー?」と視線を寄越す。
いつぞやか、ぽわぽわのぼんじゅうるとメンバーとで花見へ行った事がある。
その日はとにかく人を撒くのにヘトヘトになった記憶しかない。
花見に行ったのに花は横目でチラリと見る程度、トロトロのぼんじゅうるは知らない人と肩がぶつかり「ごめんねぇ?」と謝る….と、その相手はもれなく着いてくる、「大丈夫ですぅ〜この後一緒にどうですぅ?」と、
それが男でも関係なし、「兄さん楽しそうだね?この後暇?」とフレンドリーな奴から、「5万でどー?」とかゲスな奴まで盛り沢山。
それを「んー?ふふふ」とぽわぽわと返すものだから図に乗った奴らはベタベタと身体を引き寄せ出す。
そこに堪忍袋の緒が切れたMENが「ごらぁ!テメェら死ね!!」と中指を立てて怒鳴り散らし、「こらこら!」とネコおじが止め。「やったれやったれー!」とプンプンのおらふくんが挑発して、、ととにかく地獄だった。
おんりーも静かに切れてて、ぼんじゅうるに触れる汚い手を片っ端から叩き落としていたし、
ドズルも顔はにこやかなものの、殺気立っていてのんびりした花見とは、かけ離れた空間となっていたのだ。
「暖かいね〜花見行こーか?」
「は?」
のんびりとした口調で、ぼんじゅうるが呟くと
あのブチ切れ事件を起こしたMENがドスの効いた声で答えた。
お前はアホか?と。
「ダメに決まってるでしょーが!ぼんさん、あんな事があったのに….とうとう物忘れも始まりましたか?」
「はぁ?うわ、酷っ、傷付いた〜」
そこまで歳とってないよ!と頬を膨らませる、未だにポカポカのソファーから腰をあげないぼんじゅうる。
MENがため息をついて「ドズルさん、今日はだめッスよ」と通りすがりに呟き部屋を出ていった。
(撮影は後日に回すかな〜?)
ドズルは静かになったソファーに近づき船を漕ぎ始めた相棒を覗き込む。
ぽてりと唇を尖らせ、ピンクに染った頬、はらりと落ちた前髪。色の白い鎖骨ー⋯
「うん、今日は中止!」
こりゃダメだ、こんなんで外に出たらまた地獄だ!とドズルはブランケットを被せながら強く言い放った。
何も知らない男は呑気にピスピスと寝息を立てている。
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コメント
2件
いや、可愛すぎますて…可愛すぎますよぉおおおおお。🍆さん…ポヤポヤ最高ッ…セキュリティも守るのに必死なのが尚良しですね(ご馳走様でしたっ!!!)
