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空気が冷えている。
崖は少しづつ崩れている。
重い空気を掻き消すように君の声が少し響いた。
阿「…やはり、夜は寒かったか。」
佐「、そうですね。」
阿「…俺、後悔してない、から。」
佐「…でも、巻き込んでしまって、…」
阿「俺は、一緒に心中する覚悟だったから。」
阿「…」
佐「…ありがとうございます、」
風は気持ちに答えるように速くなる。
佐「…もし、生まれ変わったのなら、」
佐「もう一度…俺と、交際してくれますか、?」
阿「もちろん、そうするよ。」
阿「どんなに離れていようとも…必ず君と交際する
と誓おう。」
二人はキスをする。
時間が止まったように何秒も、何秒も唇を重ね続けた。
そして二人は、宙に舞った。
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深「~、ま、…さく、~、佐久間!」
佐「ぎにゃ!!!」
渡「何だよその声w」
向「おはようさん!」
深「授業終わったぞ!わら」
佐「嘘、もう終わったのかよ…板書何も写してな
い…」
季節はもう秋に。
懐かしい夢を見た気がしたが、何だったのだろう…
佐「やば、次移動教室じゃん!」
深「だから起こしてやったの!置いてくぞ!わら」
向「佐久間くん、早くぅ!」
佐「待ってぇ、!」
荷物を持って飛び出すと、
何か固いものにぶつかってしまった。
佐「わぶッ、」
佐「す、すみませッ、」
阿「こちらこ、」
阿「…そ、」
時が止まったように沈黙が流れる。
深「さ、佐久間、?」
二人は、動かなかった。
しかし…二人は大粒の涙を流していた。
目「阿部ちゃん、?」
阿「…」
渡「お、おい…佐久間、?」
佐「…、」
二人は一言も話さなかった。
この人は誰なのか、自分は何故泣いているのか…。
何も分からなかったが…
不思議と、懐かしい気がした。
阿「…何処かで、お会いしました、?」
佐「いぇ…、」
阿「ですよね、?」
窓の外は、風が二人を包むように
強く吹き付けていた。
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これも2.3話続くぞ…
がんばるます💪