テラーノベル
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「君の香り」
君のことを
存在ごと守りたくて
心の鎧(ホワイトムスク)の
冷たいヴェールさえも
引き剥がしたいんだ
言葉の裏に隠された
わだかまりに
僕だけが気づいたから
その傷に触れさせて
積み重ねた時間(おもいで)は
彼の方が多いから
恨めしくて
僕をみてほしい
無様に笑ってくれよ
君のことを
生命ごと守りたくて
心の傷(じんちょうげ)の
重たいシールドさえも
僕の温度でいま綻んでいくから
言葉の裏に秘めた
底をつきそうな未練に
僕だけが気づいたから
その傷に触れさせて
積み重ねた年月(せいしゅん)は
僕の方が少ないから
僅かな期待を握ったまま
恨めしくて
僕をみてほしい
無様に笑ってくれよ
好きじゃなくてもいいからさ
隣を選んでよ
いつでも開けて置くからさ
おまけ解説
テーマは「片思い」
ややこしい話をすれば
僕は君が好き
でも彼も君が好き
張本人の君は亡くなった恋人をまだ思っている
恋人が好んだ匂い(香水)が
ホワイトムスクだから
わすれないための戒めとして
同じ匂いを鎧のように纏っている
そんな感じかな
匂いだけでどこまで発想を飛ばせるか
挑戦してしみました
コメント
11件
おお…第63話、読み終わったよ〜!!✨ 詩みたいな文体、すごく好み…!「引き剥がしたいんだ」と「綻んでいく」の対比が切なくて、胸がぎゅってなった😭💕 片思いのやるせなさと、「隣を選んでよ」の健気な願いが混ざり合ってて、もう…言葉にできん…!! 「好きじゃなくてもいいからさ」のライン、刺さりすぎてしばらく動けなかった…。 星月と縷さんしか出せない、匂い×未練×執着の世界観、やっぱり好きだ〜🎀✨ また次話も楽しみにしてるね⋆♡
モノクロナツキ
987
#能力
めんだこ
722
285