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すちはみことの中に深く入ったまま、じっと動きを止めていた。
前戯を省いたせいか、きつく締まるみことの内側に、熱く強い存在を感じながらも、無理に動かすことはしなかった。
その重みと温度に、みことの呼吸が乱れ、胸が激しく上下するのがすちの全身を痺れさせる。
「……すち、苦しいけど……離さないで……」
震える声が甘く、どこか切実に響いた。すちはその言葉に優しく答えるように、指先でみことの腰をそっと包んだ。
「大丈夫。ゆっくりしようね」
少しずつみことの身体が、すちの熱を受け入れ始める。ぎゅっと締まった壁の奥から、じわじわとほぐれていく感触が伝わってきて、みことの身体が震えながらも、やがて自ら動き出した。
「俺……動いてみる……」
ぎこちなく震える腰が、少しずつ、リズムを刻み始める。すちはみことの表情を見つめ、緩やかな呼吸と共に、その動きを受け入れる。
じんわりと熱を帯びたみことの肌から伝わる震え、甘く蕩ける吐息に、すちの胸は締め付けられるように疼いた。
「ゆっくりでいいんだよ、焦らず……自分のペースで」
すちは決して動きを強要せず、みことが自ら快楽の波に身を委ねる瞬間を優しく支えた。
みことの腰は徐々に力強く、切なげに動き始め、身体全体がすちの温もりに溶け込んでいった。
みことはゆっくりと自ら腰を震わせ、すちの熱を全身に感じ取りながら必死に快楽の波を呼び込もうとしていた。
けれど、いくら動いても、身体はなかなか解放されず、もどかしさに眉をひそめる。
「すち……もう、我慢できない……もっと、激しくして……」
震える声に切実さが溢れ、みことの瞳は潤んでいた。
「壊れるくらい、めちゃくちゃにしてほしい……お願い……」
すちはその懇願を聞き、胸の奥が締め付けられるような激しい愛情と欲望に駆られた。
一瞬ためらった後、強くみことの腰を掴み、荒々しく揺らし始める。
「うん、俺が壊すよ」
強引に、しかし愛情深く、すちはみことの奥を何度も激しく突き上げる。みことの身体は震え、切なげに喘ぎながらもすちの激しさに身を任せ、快楽の淵へと溺れていく。
「すち……ああっ……もう、だめ……！」
壊れそうなほどに激しい快感にみことは震え、涙が溢れ出した。すちはその涙も愛しく抱きしめながら、情熱を注ぎ続けた。
激しいすちの動きに、みことの身体は震え、限界まで追い込まれていく。
熱く突き上げられる度に、みことの理性は少しずつ溶けていき、声は震え、呼吸は荒くなる。
「すち……もう、俺……」
途中で言葉が途切れ、ただ甘く蕩ける呻きに変わっていく。
意識の中で、壊れていく自分を感じながらも、すちの腕に縋るように必死に掴まっていた。
身体の芯から沸き上がる快感が、痛みと混ざり合い、みことの全てを支配していく。
すちの激しい愛撫はやめることなく、みことの存在を飲み込むように深く深く侵食し、彼を徐々に壊していく。
涙と涎をこぼしながら、みことはただすちの名を繰り返し呼び、全てを委ねた。
その姿を見つめるすちの瞳は、激しさと慈しみで満たされ、壊れていくみことを優しく包み込んだ。
みことの視界はぼやけ、意識がふわりと遠のいていくのを感じていた。
身体は熱く燃え上がり、すちの激しい動きに完全に飲み込まれていた。
「すち……もう、意識が……」
その言葉を呟く間もなく、みことの意識は宙を漂いかける。けれど、その刹那、すちの指先が、唇が、再びみことを熱く揺さぶり、強烈な快感で彼を呼び戻す。
「起きて……お前がいなくなったら、俺はどうしたらいい？」
みことはその声に震えながらも、必死に意識を取り戻し、すちの腕の中で震えた。
「もっと……壊れるくらい、強くして……」
何度も意識が飛びそうになる度に、すちは愛情と情熱を込めてみことを呼び戻し、甘く激しく絡み続けた。
みことはそのたびに、限界を越えて何度も快楽の淵から這い上がることを繰り返し、すちの愛に深く溺れていった。
みことは何度も何度も激しくいかされて、身体はもう限界を超えていた。
「もう……何も出ないよ……」
声は震え、瞳にはぽろぽろと涙がこぼれる。身体中が火照りきって、すちの熱を感じる場所は、もう満たされてしまったと思った。
それでも、みことの胸の奥からは、止めどなく強い願いが湧き上がる。
「でも……もっと……もっといかせてほしい……すち……お願い……」
震える声に、切なさと欲望が入り混じり、みことはすちの腕の中でか細く甘える。
すちはそんなみことの姿に言葉にできないほど深い愛情を感じた。
「みことのお願いに弱いな……」
すちは優しく、しかし強くみことを抱きしめ、その願いに応えようと決めた。
みことの涙と喘ぎが絡み合い、二人の夜はさらに濃密に続いていった。
二人の体は熱く絡み合い、時間の感覚さえ失っていった。
すちの激しい愛撫にみことは何度も何度も絶頂を重ね、全身が痙攣し続ける。
「すち……もう……ぁっ……」と震える声を漏らすも、すちは止まることなく、みことの中を満たし続けた。
シーツは二人の汗と愛液でぐちゃぐちゃに濡れ、みことの髪は乱れ、涙と涎が混ざった痕が頬に残る。
みことの体は愛撫の度に弓なりに反り、絶頂の波が何度も襲いかかる。
「こんなに……お前を壊したいなんて……」
すちは濡れたみことの体を抱きしめ、熱い吐息を零した。
みことはもう自分がどこにいるのかもわからず、ただすちの胸に顔を埋めて震え続けた。
「もう……いきたくない……でも……すちの全部、感じたい……」
朝の光が差し込むまで、二人は激しく絡み合い、みことは甘く深い“いき地獄”の果てに溺れていった。
すちはゆっくりとみことの身体を抱え上げ、優しく体位を変える。
「今度はこっちだよ」すちの低く甘い声に、みことは震えながらも従った。
様々な角度から執拗に責められるたび、みことの身体は敏感に反応し、熱く疼いた。
強烈な快感が波のように押し寄せ、みことの視界は霞み、意識はふわりと飛びそうになる。
「すち……苦しい……」
そう漏らすと、すちはすぐにみことの唇を掴み、深く重ねた。
甘い吐息と共に、みことは酸素が薄くなるような圧迫感に苦しくなる。
だが、その苦しさの中にも甘美な快感が混ざり合い、みことの身体はすちの唇に吸い寄せられていった。
「もっと……キスして……すち……」
その声に、すちは笑みを浮かべ、さらに激しく、優しくみことを甘やかす。
意識が飛びそうで飛ばない、その境界を行き来しながら、みことはすちの熱に溺れていった。
___
激しい快感の波の合間に、すちは静かにみことの唇を離し、そっと囁いた。
「少し休もう。水、飲もう？」
すちは手にしたグラスの水をみことの口元に運び、自分の唇と重ね合わせて、ゆっくりと水を口移しで飲ませる。
みことはその温もりと、すちの息遣いを感じながら、潤んだ瞳で見つめ返す。
水が体内に染み渡り、少しだけ呼吸が整うと、みことの目の奥にあふれる欲望がまた燃え上がる。
「すち……すき、……」
理性の糸が徐々にほどけていくのを感じたみことは、恥ずかしさも忘れて、自らすちのものに口を這わせはじめた。
熱く鼓動が高まるなか、みことの小さな舌が繊細に、しかし貪欲にすちのものを愛撫していく。
「んっ……みこと……」
すちは思わず声を漏らし、みことの頭を優しく抱き寄せた。
みことの唇がすちを愛おしげに包み込む。
その熱と湿り気に我慢できなくなったすちは、ゆっくりと、しかし確かにみことの喉奥へと自らを押し込んだ。
「んっ……あっ……！」
一瞬、みことの身体が強張る。苦しさと戸惑いが襲うが、すぐにその感覚は激しい快感へと変わっていく。
「すちっ……くるし……きもひ…いいっ……」
喉の奥が埋め尽くされる感覚に戸惑いながらも、みことの心は熱く蕩けていく。
苦しさが甘い疼きに変わり、身体の芯から歓喜が湧き上がる。
すちはそんなみことの反応に優しく触れ、さらに深く、みことの中に染み入るように動いた。
「みこと……本当に最高だよ」
みことはその言葉に震えながらも、すちに身を委ね、快感と苦しさの境目で揺れ動き続けた。
すちはみことの口内を甘く責め続けるだけでは満足できず、何度も喉奥を激しく、深く押し込んだ。
「もっと、みことの中を感じたい……」
みことの喉はそのたびに強く圧迫され、苦しげなむせ返るような音を漏らす。
だがみことは、涙を溜めながらも必死に咥え、逃げ出そうとはしなかった。
「みこと……出しちゃうよ……」
すちの身体が震え、みことの喉奥で激しく昂ぶりを放つ。
熱がみことの中で溢れ出し、みことはそのすべてを受け止めるように口を閉じ、静かに飲み込んだ。
「ん……」
喉を滑り落ちる感触に身を震わせながらも、みことはふっと微笑んだ。
その小さな笑みには、すちへの深い愛情と、二人だけの秘密を共有する甘美な幸福感が満ちていた。
「すち……全部、飲んだよ」
甘く囁きながら、みことはすちの頬にそっと触れた。
すちはその微笑みに心を掴まれ、また熱くみことを抱き締めた。
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♡1000↑ 次話公開
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