いつから僕は皆と合わなくなったの?と
僕はママに聞いてみた
そうするとママは「8年前からずーっと病院で生活しているのよ。」とママは,言った
あっそういえば,いい忘れてたけど僕は高校三年生だ。
引き算が苦手だから高3から8引くと何年生くらいになるんだろう。
全然からないや😁へへ
あっじゃあ,続きをどうぞ
8・9年前くらいにここ,中島病院に診察しに来た。その時は何もなかったけれど
また後日病院に行くと,深刻そうな顔をした先生が告げた。『・・・・・・・・・・・・』
その時はとってもびっくりした。
その時告げられたのが『余命宣告』つまり僕は心臓病になったんだ。
そこからかな,病室に引きこもっている高校生だけど文化祭に行ったことはないし(興味ないし)
もう行けないだろうなぁと思っている。
だって余命8年だもん行ったて,知らない子だらけで,楽しめそうにないもん😠
行くんだったら,友達7人くらいと行きたいなぁなんて思ってる
あっでも,余命8年の僕なんかにとったら,友達7人はいすぎなのかなぁ
そうそう,小学生のときに,スマホ買ってもらってさいい掲示板?的なものを友達に,
紹介してもらったんだ〜
この機能他の子達にも教えたいな〜めちゃくちゃ便利でさ,題名入れるところに例えば**『死ぬ前にしたいこと』**って打つじゃんすると,解答欄に『親孝行をしたい』『何もしない!』『ゲームしたい』『皆と遊びたい』『オンラインでもいいから皆の顔を見て死にたい』などの回答がでてきた。
僕が共感したのは,**『オンラインでもいいから皆の顔を見て死にたい』**だっただって僕は高校生だけど友達はいない。なぜならそう,ずっと病院で生活しているからだ。
いい加減皆に会いたいなぁ,なんて思っているけどお見舞いに来てくれる友達は,一人もいない。
病室に閉じこもっていると心が重く感じるからそういうときに,絵を書いている。
例えば花の絵とか,死んだあとに行ける天国の絵や地獄の悪魔や鬼の絵なんかをのんきに描いている。
意外と楽しいんだ,この時間がずっと続けばいいのになぁと思っている。
その時僕の病室の前に立っている女の子を見たんだ
最初は,きっと病室を間違えて僕の病室の前に立っているんだろうと思っていた。
するとノックを十数回ノックしてから入ってきた。
「ノックしすぎだなぁ」と思った,心の声が外に漏れてしまった。
その女の子は,僕の隣りの椅子に座った。
ああそういえばこのベットの隣に椅子あったなぁなんて思いながら僕は,寝た振りをした。
すると女の子は,僕の右手を掴んで「今までお見舞いに来れなくてごめんなさい。」と急に泣き出してしまったのだ。
僕はびっくりした。彼女の暖かい大粒の涙が右手に落ちてくるんだもん。
寝た振りをしていた僕だが,何もなかったかのような素振り寝ぼけているような,
口調でおはようと言った。
すると,彼女はびっくりしたような表情で僕を見た。
「ワワワワワワワワワワ私は怪しいものではございません勝手に右手を掴んで独り言をつぶやき,涙をあなたにかけてしまいすみませんでした!」と早口で言ったのだ
あまりにも早口すぎて全く聞き取れなかった
だが僕は何も言わなかった。
そして僕は,彼女に名前を聞いた。
「名前は何?」と僕が聞くと,彼女は息を切らし顔を赤らめながら,
「私の名前は,熊谷望歩くまがいは,くまたにと書きます。そしてみほは,望む歩くと書いてみほと読みます。」
「僕の名前は,中澤謙人っていうんだ」わざわざ言わなくても良かったかなぁと思いつつも一応,自己紹介をしておいた。
すると望歩さんは,「やっぱり合ってたんだ謙人くんで間違いないんだよね。」と言い出した。
びっくりした。
だって,今まで一回も見た事が無い望歩さんが急に,僕の名前を確認するんだもん。
いつの間にか病室には,和やかな空気が流れていた。
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