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|知らない時
「葵〜!おはよ〜!」
「遥斗おはよ」
遥斗からの挨拶を笑顔で返した
“この生活”が続くのだと思っていたのに、…
_花乃葵さん…残念ですが、寿命1年です
「えッ、…、?」
審査室には静かな空気に、ただ1つの声が響いた
「どうにかッ…対処出来ないんですか?…」
お母さんも口を出しているが、言われた事はしょうがない…よね、?
でもッ…
「…ッ、受け、入れます…」
「葵?いいの?貴方まだやりたいことが…」
「いいの…ッ、お母さん、…しょうがない事だよ…」
自分に異変があると思ったのが、つい最近だった__
「私も、なんかおかしいなとは思ってたんだけど…ッ、」
「1年しか生きれないのよ…?」
「大丈夫ッ、1年間、…いっぱい頑張るよッ」
頑張るという言葉が自分にもイマイチ分からなかった
|気持ち
病院から帰って、次の日を迎えた
「葵〜、学校遅刻するわよ〜」
お母さんの声が2階まで響いた
「はーい!」
「葵また遅刻するのか〜?」
いっつもこうやっていじってくる
「毎回遅刻してないよー!」
「ふッ…とりま行くぞー」
私は少し怒りながら、お兄ちゃんと一緒に学校へ向かう
「葵〜!おはよー!」
「あッ、晴菜おはよ〜!」
私は笑顔で晴菜に挨拶を返す
「葵最近暗くない〜?」
いきなりの心配に体が震えた
「いや何も暗くないよ!てか、暗かったら晴菜に言うし!」
私は心配を避けるように笑顔で心配をほぐらす
「そっか!まぁ、何かあったらすぐにいいなね!」
「うん!」
親友の晴菜にも寿命1年って事は、…言えないな
|片思い
「久しぶりに図書室行こーかなー」
「私も行こっか?」
晴菜が笑顔で言ってくる
「私も1人で大丈夫ー」
「はいはいー」
晴菜はいっつも着いてくるんだから、
まぁ、そんなところが、いいんだけどね!
「図書室なんか変わったな〜」
中に入り周りを見渡す
「あの本、気になるッ」
どうしよ、全然ッ届かない〜!
高すぎッ、…
「取ろうか?」
横見たら高身長のイケメンが立っていた
「ぁッ、ありがとうございますっ!」
「ふふっ、そんな大したことしてないよ」
何で俺普通に話せて…
「私にとっては大したことではありません!」
笑顔で返す
「ぁッ、普通に話しちゃってすみません、!時間取っちゃいました…?」
「全然大丈夫だよ、あのさ、この本好きなの?」
「はい!最近ハマってて」
「なら今度ゆっくり話さない?」
お、男の子とはッ…初めて話すッ…のに?!
「あ、あと敬語じゃなくていいよ」
笑顔で言われたけど、年上なんじゃ、?
「年上の人に敬語なしじゃ、」
私のことを微笑みながら
「年上って、君今何年?」
「私は高一です!」
「なら同じだよ!てことでよろしくね!」
この身長で高一って、…モデルとかなのかなッ…
「あ、ッそうだ名前聞いていい?」
「私は、花乃葵…です!」
「俺は、一ノ瀬純、改めてよろしく!」
敬語使わない方がいいよねッ…!
「よッ、よろしくね!」
なんでこんなドキドキするんだろ、…
「何あの女ッ…、純くんと話してるッ」
「いいな〜」
めっちゃ、目立ってるんだけド…?!
そんな人気なの?純くんって
「周りは気にしないでいいよ」
純くんが周りの女子を睨む
「キャー!目合わせてくれたー!」
逆効果では、…?
「とりあえず、また後でね!」
「うん、またね」
教室戻ってきたけど、なんであんな会ったばっかりなのにあんなドキドキして、…
「おーい葵〜」
「ン…、はッ…遥斗!?」
近すぎて、ビビった…、ー
「驚いた?」
ニヤッって笑ってくるけど、心臓止まるかと思った〜…
「びっくりしたよ〜、、!」
笑いながら言う
学校が終わった
「帰ろ〜っと」
今日帰る人いないから楽だな〜
なんか、…フラフラしてッ…
「ズキッ…」
「いッ…た、…ッ」
頭に走る刺激が何回もくる
「ッ…、ヤバいッ、痛いッ…、」
「葵?」
「ッ…純くん…?」
「葵大丈夫?苦しそうだったけど…」
心配してくれてる?…
「大丈夫大丈夫ッ…!ちょっと目眩がしただけだから!」
倒れそうになる
「葵ッ…!本当ッ…大丈夫?」
支えてくれてるの、?こんなに人って温かいの…ッ?
涙を流してしまう
「葵?…、ごめんッ俺なんかした?」
「ごめんね!ちょっとなんか安心しちゃって、」
純くんがおかしく笑う
「ふふっ…葵って面白いね」
「ぇえー!なんで〜!」
この頃から…私は片思いになった
|君と私
「葵おはよ、体調どう?」
純くん?!違うクラスなのに?!
「おはよ!体調はいつも通り大丈夫だよ!」
「良かった、フラフラしたりしない?」
純くん心配性だな〜、なんか全然話さかったのにもうこんな仲良くなったなー
「うん!今は大丈夫!なんかあったらすぐに保健室行くし!」
「なら大丈夫だね、あっそうだ、葵がいいなら連絡先交換しない?」
「いいよ!なんかあったらすぐに言うね!」
朝からなんかいい気分ッ!
「じゃあ、またね〜!」
「うん、また後で」
笑顔でお互い違うクラスに入る
「あっ!葵〜!やっと来た〜!今葵と純様で仲良くしてるって噂だよ!」
「なんでなんでッ…?!普通じゃ?!」
「純様みんなに好かれてて、女子嫌いなの知らないの?!」
私は仲良くしてた純くんにそんな事があったのが知らなかった
「知らなかった…ッ〜!」
「葵いいな〜!ちょっと話させてー!」
大声のせいで頭に響いて痛いッ…
「ちょっとッ…ごめん、またあとで話さそっ」
教室から出る
「葵なんだったんだろー、まっ、いっか!」
バタッ…___
「葵ッ…!葵!」
ん、誰…ッ?純、_くん?
「なんでッ…保健室にッ…」
「葵が廊下に倒れてたんだよッ…!」
純くんなんでそんな焦って…
「なんでそんなに、焦ってッ…」
私の言葉を遮った
「葵がずっと起きなかったからッ…!」
「そんな心配しなくていいのに〜…」
あははッと、笑いながら言う
「心配するだろッ…!好きな人をほおっておいていられるかッ…! 」
純くんが、ハッとした表情で
「あははッ、私も、”好きだよ?”」
ぁ〜、言っちゃた、死ぬまで好きな人は作らないって決めたのにな〜、
あとちょっとで1年経っちゃうじゃん、…
「ならさ、付き合おッ、!」
「いきなり〜ッ?!まぁ…、私で良ければッ…」
「”“俺と葵は、どんな人生でも幸せ、だからね!”“」
|君に花束を
«純Ver.»
好きと言った1ヶ月後
7月/28日
いきなり、純の前で葵が倒れた
「葵ッ…?!」
最近葵の様子がおかしい、葵なら何でも話してくれる、
なのに、倒れた時の表情が苦しそうで
なにか、抱えたようだった……__
__病院____
「純くん…、」
「葵大丈夫ッ、?最近倒れてばっかだけど、…」
心配してくれてありがとう、…けど、言って良いのかな…、まぁ…”死”が近づいてるならいっか、…
「大丈夫、だけどね…」
「なんか、あるんでしょ…?」
純くんはやっぱ勘が早いな〜…、
「実はね、寿命1年なんだ…」
寿命…1年、…?最近倒れたり、頭抱えたりしてるのって、…そのせい?
「葵ッ、なんで隠してたの?」
「みんなに心配させたくないじゃん?、今知ってるのは、お医者さんとお母さん、…それに初めて好きになった純くん…」
先に言ってよ、…今まで俺がよく見てない…みたいじゃん、…「泣」
純は悔しそうな顔をしながら泣いていた
「なんで純くんが泣くの?…純くんは何も悪くないじゃん?」
「俺が早く、もっと早く気づいていれば、まだッ、もっと一緒にいれたんだよッ…?」
純くんも私と似てる、…言いたくないことは言わない、…話したい事は話す…
「そうだッ、!純にまだ教えてなかったね、私の誕生日、命がつく前に大切な人に祝ってもらいたいからさ!」
なんで今ッ…、葵は今でも不安そうなのに、
「ぁッ、でね私の誕生日花の日なんだ〜!なんかお母さんが青色好きで、青い花の意味が”幸福と運命”って意味で私の名前を葵ってしたらしいんだ〜…!」
「あははッ…、葵って面白いな〜…」
「んぇ、なんで?」
「こんな命懸けてる時にこんな笑えてんだから、俺なら学校にも行けないし、笑顔にもなれないから」
「純くんもきっと同じ状況なっても、私と会えてるよ!私達どんな人生でも幸せだし!純くんと一緒に幸せになる!約束だよ!」
「それ俺のセリフ〜」
こんな時間がもっと、もっと続いたら良かったのにな、…”葵”
8月7日
葵が言ってたから花の日で、葵のお母さん、青が好きだから葵って名前になったんだよね、?…ちゃんと俺、葵の誕生日祝うために青い花束買ってきたよ、…?
なのに、…
「どうして、…、俺と一緒に幸せになるんじゃなかったの、…?幸福と運命も嘘じゃんか…、 」
”“私達どんな人生でも幸せだし!純くんと一緒に幸せになる!約束だよ!””
「約束、…叶えられられないじゃん…」
__残りの時間に花束を____
*あとがき*
はじめまして、この本を見て下さりありがとうございます!少し短かったですが楽しめたでしょうか!自分が想像してたふうに作ったので、自己満足です(w)、!
~𝐄𝐍𝐃~