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富来 えび
122
#自分用
富来 えび
20
һагυ_彡
238
~初めに~
『復讐戦姫~龍』は、『復讐戦姫』の続編となっております。
先に読めば「あっ、あの時のネタが使われてる」と、
後で前作を読めば「あれ、この場面って?」と、 それぞれ楽しめます。
私が今まで出してきた作品で、20章を越えた作品は初めてです。
いつものごとく、アイデアが消えぬうちに書いたので、時間軸がおかしかったりするかもしれませんが、どうか指摘せずスルーをお願いします。
前作同様、架空の人物、方円が主人公です。
それでは、お楽しみください。
なお 主は現在体調不良につき
既に書き留めてあった、
23章までの投稿となります。
よろしくお願いいたします。
ーーーーーーーーーー
ここは甲斐国、躑躅ヶ崎館。
復讐を終えた私は、今度は国の統治に追われていた。
兄が進めていた堤防の工事は、必ずや完了させるつもりだ。
しかし――
「……この税率……年貢率は、なんですか?」
手にした書類を見つめる。
「五十……?」
五十。
「……これでは、民が飢えてしまう」
思わず眉をひそめる。
「正しく戻さなくては」
それどころか、これは父の代よりも酷いではないか。
「……ふふっ」
小さく笑みがこぼれる。
正しく戻すためには、民の信頼が必要だ。
正しく戻さねば。
正しく――。
「そういえば……」
ふと、父の代のことを思い出す。
「憲政様とは、やり取りをしていたけれど……北条に追放されていたような……」
そこで、ふっと笑みが消えた。
「……どいつもこいつも……間違いを犯して」
静かに書状を握りしめる。
「戻さないと……」
誰に言うでもなく、呟く。
「戻さないと……」
――正しく。
――正しく、戻さなくては。
「……ああ」
その様子を見つめる者がいた。
「また、娘が……」
復讐を終え、ようやく落ち着いたと思っていた。
もう、大丈夫だと思っていたのに。
「……また、目を覚ましてしまったのだな」
父である信虎は、静かに娘を見つめる。
その瞳の奥に宿るものを知っているからこそ。
「……冷たい蛇が」
コメント
1件
おお、第1話からすごい世界観だね…! 前作の復讐を終えた後の主人公が、今度は「正しく戻す」ことに執着し始めてるのがもう不穏で。 「戻さないと…」って繰り返すところとか、父・信虎が「冷たい蛇が」って見守るラスト、めっちゃゾクッとしたわ。 戦国モノ×復讐のその後って設定、めちゃくちゃ刺さる。続きが気になる…! それと、体調の中での投稿、本当にお疲れさま。無理せず休んでほしいし、でも作品はめっちゃ楽しみにしてる🔥