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白佐久間

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白佐久間

1 - 事故からの出会い

♥

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2023年11月21日

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これは俺が1番欲しいものを手に入れるまでの物語。

俺はある日一人の女性を見つけた。

スタイル抜群。周りからの指示は絶大で皆から好かれるようなお姉さんタイプの人。だけど、どこか抜けてるところがあって、そんなところが可愛くて気づいた時にはその人のことが欲しくなっていた。俺は、貧乏なわけでは無いから欲しいものはすぐに手に入る。

でも、その人・その女性だけはお金では手に入らない。

どうするか…どうすればあの人は俺だけのものになる…

そう考えている毎日。

そんなある日俺は見たくない光景を目にした。

それは、俺の好きな人と会社一イケメンの男が話しているところ。今までその人の色んな表情を見てきたけどあんな表情は初めて見た。いつも以上に輝いていて…楽しそうな表情。俺以外の人といる時に楽しそうな表情になるのが許せなかった。まだ、俺のものと決まった訳では無いのに…そんな独占欲丸出しの俺に対して目の前にいる男性はいかにもなんでも出来ますと言わんばかりの立ち振る舞いで話していた。

けど、俺はそんな姿の中に下心かと思われるものを感じた。2人の会話をひっそりと聞いていると今日はどうやら2人で飲みに行くらしい。いや。危なすぎるだろ。

俺は急いで仕事を終わらせ、2人の後をおった。

2人は大繁盛している居酒屋へと入っていった。そのお店には個室がなくオープン状態だった。まぁこんな中手出すやつなんかいないよな…なんて考えながらも2人のことをずっと見ていた。すると男性は女性の肩に触れ自分の方に引き寄せた。うっっっっわ。こんな皆見てる中出来るとか考えらんねーわ。なんて思いながら観察を続けていると女性は寝てしまっていた。やばい。この状態で寝るのは一番危険。そう思っていると、俺の体は2人のいるテーブルへと歩いていた。

そして男性だけ帰らせた。

まぁ帰らせ方はまた後で。

まぁその後は女性の近くの席で起きるのを待ち、

起きたタイミングで俺も席を立った。

会計を済ませ女性の後を追う。女性はほろ酔い程度の状態だがまだ酔いはなくなっていないらしく路上でしゃがみこんでしまった。

俺は今がチャンスだと思い、ハンカチに薬をつけ女性に近づいた。

🩷「大丈夫ですか?◯◯さん。」

すると女性は

◯「え、佐久間くん?なんでここに?」

ほろ酔いの状態で俺の名前を呼んだ。今のは反則だろ。

可愛すぎる。いや。今はそんなこと考えてる場合じゃない。

🩷「これハンカチです。これで口抑えてください。」

そう言ってさっき薬をつけたハンカチを渡した。

◯◯さんは疑うことをせずそのハンカチを口へと運んだ。すると◯◯さんは目の前で眠りについた。

よし。計算通りだ。そして俺は◯◯さんを持ち上げ自分の車へと運んだ。そのまま俺の家へと向かった。

車の道中に◯◯さんが起きることは無かった。

家に着き◯◯さんをベッドへと運ぶ。〇〇さんの近くに◯◯さん専用の布団と枕。ぬいぐるみも置いておいた。

そのまま数時間がたった頃◯◯さんが起きた。

◯「ここ、どこ?なん…で、私、布団の、中に、いるの?」

なんて考えている◯◯さんに近づくと

◯「佐…久…間…くん?ど…して?」

なんて困った顔をして俺の事を見ていた。可愛すぎない?そんなことを思いながら聞かれたことにはしっかり答えねばと思い

🩷「俺が帰ってる時に◯◯さん路上で座り込んでたんです。そしたら、◯◯さんそのまま寝ちゃって」

まぁ少しだけ嘘なんだけどね。

ほとんどが事実。だから、俺は悪くない。悪いのは全部◯◯さん。あんな遅い時間に付き合ってない男と飲んで、結果路上で座り込む。やっぱり俺ついて行ってよかった。俺いなかったら◯◯さん今頃どうなってたんだろう……そんなことを考えながら◯◯さんのことを見ていると、少し泣きそうな顔になっていた。それもそのはず。◯◯さんが勝手にいなくならないように手・足に手錠と足枷をつけてあるから。こうすれば逃げることは無い。ずっとずっと俺だけのもの。

◯「なんで?なんでこんなことするの?」

なんて、とぼけた顔で俺の事を見ている。

🩷「そんなの決まってんじゃん。◯◯さんが好きだからだよ。俺は、◯◯さんの全てが欲しいの。でも、どんなことをしても◯◯さんは俺の元に来なかった。だから、拐うことにした。そうすれば◯◯さんは俺のところにいる。で、手・足を不自由にしちゃえば逃げることすら出来ない。完璧でしょ?」

なんて◯◯さんの目線に合わせて言うと目の前で涙を流した。そんなに嬉しいの?それは良かったー。なんて思っていると

◯「それは違う。自分のものにしたいからって拐うのは違う。面と向かって話に来るのが佐久間くんのいい所なのに今の佐久間くんは私の知ってる佐久間くんなんかじゃない。すごく怖い人。私の知らない人。

これから私のことをどうするつもりなの?」

なんてさっきまで泣いていたとは思えない程の強気な態度で返事をした。

🩷「はぁー◯◯さんは何も分かってないな。俺がこんな手段に出たのは全部◯◯さんのせいのんだからね。◯◯さんがあのイケメンと仲良くなんかするから俺

嫉妬してもっと◯◯さんの全てが欲しくなっちゃった。これからどうするかなんて自分がいちばんわかってるくせに。もちろん俺と共に暮らすんだよ。大丈夫。会社には知らせてあるから。お金は俺が貯めるし、◯◯さんは家事をお願い。」

なんて言うと◯◯さんは少しためらったあとわかった。と。そう答えた。意外とあっさりしてるな。なんか裏がありそう。なんて思いながらも俺の心の大半は喜びでいっぱいだった。これからずっと憧れていた◯◯さんとの同居生活が始まる。

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