※ネームレス夢
※クロロさまの夢小説です事後描写あり!!
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「それ、…もしかして…」
「……?なに?どれ?」
保健体育の授業の前。まさか…と真実に気づいては、知らない誰かに抹殺される1歩手前のような顔をした友達に首元を指さされて指摘をされた。なんの事だろう?と首を傾げて自分の首を見ようとするけど生憎何も見えず。
「その首の赤いの、…って……虫刺されとかじゃないよね?」
”首の赤いの”。その言葉を聞いた瞬間に、走馬灯のような思い出が駆け巡っては思い当たる節の記憶がひとつ、ふたつ。ああ、3つ目?…いや!数えたくない!!本能がそう言っている。嫌な予感がして…寒気がする。行動の前に声が出た。
「……エッ!?!?」
「あ〜…あたし偉いから触れんでおくわ」
友達が前を向き直し、気まずさの籠った真顔で着替えを再開し始める。心の友よ…なんて言っている場合じゃない!どうする?ああ、最悪だ。もう見なくともわかる…けど、鏡どこ??!ポーチをゴソゴソする。……あった!
「…ちょ、は、はあ、?なんで!?!?!?」
思わず大声が出る。まあ皆喋ってるから友達以外にはあんまり聞こえてないんだろうけど……はい、これ、終わりました!と言わんばかりに私のギリギリ見える首元にはキスマ…あ〜、赤い花が咲いていた。てかこれ制服着てでもギリ見えるでしょ。…やったな、あいつ!!!
「ムカつく……絶対刺してやる」
「思考が犯罪者予備軍のそれ」
こんな軽口を言い合っているが、内心ロッカーをドンドン叩きたいくらいのムカつき度だ。なんなんだ、前々から言っていたのに!!!
「帰ったら絶対怒る!!!!」
「応援しておいた方がいい?」
*
「クロロ!!!」
ガチャガチャ、と鍵を開けてばん!…と音はしなかったがなかなかの強さで玄関を閉める。ローファーを適当に脱いではズカズカと自分の家に入ってく。目当ては奥にいるクロロだ。
「ああおかえり。そんなに叫んで寂しかったのか?」
「違うから!これ!!!!」
制服の第一ボタンを開けては首元の跡をクロロに見せる。何をしてくれたんだ、と咎めるような目で貴方を見つめた。
「…これがなんだ。」
「なんだじゃないし!なんで見えそうなところにつけてんのよ!!」
地団駄をすぐふみたかったが、一旦落ち着いては腰に手を当ててクロロを見つめる。クロロは困惑したという表情で本から視線を私の目に移せばこう言った。
「だって、つけて欲しいと強請ったのはお前のほうだろう。」
「…え??そんなの言ってないもん!言い訳はだめ!」
普通にオレのせいではない、と言いたげな表情で言ってくる。なんで?と困惑した表情がなんか可愛くて許しそうになる。うざい!
「じゃあ一からこの場で説明しようか。まず昨日の夜、お前が誘」
「だめだめだめ!それはストップ!…い、いつ言ったの、?私」
聞いたらあの時の……お、思い出すかなと思って、腹を括りクロロに自分から聞く。最悪なケースだと、このあと顔を突っ伏さなければならない回答が返ってくるかもだけど…
「昨日、体位を変えた後にお前がオレの首に縋ってたから、丁度首元が良く見えてさ。」
「……」
待って。嫌な予感しかしない!
「横から耳元で濡れっぽい声が聞こえるものだからな、堪えきれなかった」
「…クロロのせいだよそれはあ!!!」
びし、っっと効果音がつきそうなほどにクロロを指さして叫んだ。
「でもどっちもどっちだろ?」
にや、と笑ってそう言うクロロは、意地悪。本当に!
「あれ、は、クロロが…クロロが、手加減しないから」
少し俯き気味に、思い出さないように言ったけど思い出してしまって、赤面しそうになるのを抑える。
「ふうん、…虫除けとしては役に立っただろうな」
「…ばか!」
コメント
2件
クロロはなんかすごいオレのものって感じ💞💞loveうううう! 愛してます💓(作者さんとHUNTER×HUNTER)