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本当にすみません!
先週は莉蘭の気力が足りず出せませんでした。今週は3話ぐらい出したいです!
それでは本編どうぞ
合宿2日目。これからの活動の相談と、水泳部の大会観戦を行う。大会開始は11時なので、何がしたいのか皆で話すことにした。
「予算は後どれくらい余ってるの?」
「大会に一つくらい参加できるくらいです。あとは文化祭や普段の活動にまわしましょう」
「大会……?」
部活動なのだからそれくらいやるものだろうと思っていたが、ここの部活はやっていないらしい。話を聞くと、スイーツ制作の大会に参加しようと言う話になっているらしい。
「スイーツ大会」
私はその響きを静かに繰り返した。いかにも部活という感じがする。私がやりたかったことなのかもしれない。でも、少し違和感を覚えた。普段の活動だけで十分、それで片付けた。
「どーしたの、美紗紀ちゃん?」
緋華莉先輩が話しかけてくる。普段と変わらない表情のはずだ、だがその目は真っ直ぐに私の心を打ち抜いた。
「や、やりたいなと思って」
「うん、いいわね!」
「水泳部の人たちも、この大会に向けて頑張ってたみたいだし」
「観戦を楽しんだら、帰りましょう」