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うわぁー!更新ありがとうございます! あと、いつの間にフォローしていただきありがとうございます! いつか、何か投稿してみようと思うのでよろしくお願いします🙇
『悪魔執事はヴァンパイア』
〜私の血は彼らを惑わす sweet BLOOD〜
プロローグ
ただの大学生だった私が――いきなり、15人の執事の主様に!?ただ彼等はただの執事では無い。グロバナー家に雇われ、天使狩りを務める悪魔執事だったのだ。彼等は私を癒し、仕えてくれる。彼等の主になって数ヶ月が過ぎた時――私は彼等の秘密を知る事になる――。
『ふわぁ…。眠い…。』
寝れなかった私は屋敷内を徘徊していた。
『キッチンに何か無いかな〜。』
ガタッ
『!今の音…何…?』
執事達の食堂から音がした。
『誰か……いるの?』
恐る恐る扉を開け、隙間から見てみた。すると、そこに居たのは――。
『ごく、ごく…っ。甘くて美味しいなぁ…。』
ルカスがワイングラスを片手に座っていた。
『ルカス…?』
(何だ、ワインを飲んでただけか…。)
『……ふふ。そこにいるのは分かってますよ。主様。』
『!!』
ルカスがこちらを向いてニコッと微笑む。そこから見えたのは――。鋭い牙。鋭い赤い瞳――。
『秘密を知ってしまいましたね…。では…生きて返す訳にはいきません。』
コツコツ……。
ルカスがゆっくりと近づいてくる。
そして、耳元で囁く。
『吸血衝動が抑えられないんです…。血の代わりになるチョコや、ラズベリージュースを飲んでも…。』
そう言ってルカスは私を抱き寄せて首元を露わにする。
『っ……。』
『主様…私の乾きを癒して下さい…♪』
カプ…ッ。
『ぁ……っ。』
ルカスが私の首に牙を立て、血を吸う。
『ん……っ。』
フワッ……。
主様の血の香りで酔いそうになる。
(この血の味…香り…まさか…。)
クラッ
『っ…!』
(この私が目眩する程……甘くて馨しい…。)
私は夢中になって血を吸う。
『ん、んく……っ。は…ぁ。』
『ん、や、ルカス、も…っ。』
(ダメ、クラ、クラする……。)
私は気を失う。
『主様……貴方は――。』
気を失った主様を抱き抱え、じっと顔を見つめる。
『貴方こそが我々が捜し求めていた伝説の――。』
続きは本編でね♪
4月22日更新予定✨