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ハロウィン

1 - 第1話

♥

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2023年10月28日

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ワンク 中太です。





今日はいい天気だ、珍しく自殺をしていない太宰はそう思った。けれど、

「こんなに天気が良くちゃ死にたくなるのは当たり前だよね!!!!」と、叫ぶと、一直線に河川敷へと駆け出した。ばしゃりと水が弾ける独特の音が響くと同時にポートマフィアの幹部、中原中也の怒声が響いた。



「こんのクソ青鯖やろう!!!!!!手前また俺のワイン飲んだだろうが!!とっとと死ね!!!」


「今死のうのしている所じゃないか、やっぱり蛞蝓には脳味噌というものが無いのか…それに、君は今日、ハロウィンだと言うのに部屋に菓子を用意して居なかっただろう?だから私は悪戯としてワインを拝借したという訳なのだよ。」


余りにも滅茶苦茶な言い訳に、中也は徐ろにため息を吐いた。が、それも束の間、流れの遅い川でも流は有るので流されていく太宰を尻目にその場をたとうとした、が、考え直し、せめて死に顔でも拝んでやるかと思い少しついて行くと、矢張り死に損ねた太宰が数百メートル先の川辺に流れ着いているのを見て、又溜息をつき、太宰を回収しに行った、そして


「太宰?Trick or Treat」


「え?」


勿論太宰がお菓子を持ち歩いている筈など無い。つまり待っているのは悪戯だ。20連勤目で疲れていた中也はそれなりに苛立っていたのだ。それだというのに楽しみにしていたワインを窃盗されてはたまったものでは無い。そして、お菓子を持ち合わせて居ない太宰に中也は無慈悲にこう言った。


「菓子がねェなら仕置だな」






続きます!(多分)

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