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文久3年(1863)
座敷にて
土方歳三「その、才谷梅太郎と言う者の事を調べる、俺が思うに、あいつは…不逞浪士かも知れねぇ」
永倉新八「俺も、さっき会いました、才谷梅太郎に…」
土方歳三「何?」
永倉新八「変な様子だったから呼び止め、名を聞いたら才谷梅太郎と名乗っていた…」
土方歳三「どこにいた?」
永倉新八「京の中心にいたが…」
土方歳三「京の中心…分かった…」
そう呟き、皆を見て
土方歳三「お前らもこれからは京の中心を見廻りするように…あいつの顔を知ってるのは俺と山崎と永倉だけだ、なるべく永倉と見廻りしてくれ…」
そう言い永倉へ向く
土方歳三「永倉…お前には迷惑をかけるが…できるだけ、京の中心を見廻りしてくれ」
永倉新八「いえ、それは構いませんが…土方さんはどうするんです?」
土方歳三「俺は…あいつに直接会う」
山崎烝「危険では?!」
土方歳三「あぁ…だから島田、お前も来い、つっても俺を付けろ」
島田魁「分かりました…」
そして月日が流れ…
慌てて永倉が入ってくる
永倉新八「土方さん!才谷梅太郎を見つけぞ!」
土方歳三「どこだ…?」
永倉新八「寺田屋にいました!」
土方はその情報を聞き即座に立ち上がり寺田屋に向かった…
山崎烝「副長…こちらです…」
土方歳三「あぁ…お前らは下がっていい…島田はどこだ?」
藤堂平助「島田さんなら屯所で昼飯を作ってると思うが…」
土方歳三「何?!……分かった…お前らは見廻りの続きをしろ、ここは俺、1人でいい」
山崎烝「……良いのですか…?」
土方歳三「話し合うだけだ…下がれ」
山崎含め皆は何も言えず、見廻りに戻る
土方は寺田屋へ入り…
土方歳三「……御用改めである」
寺田屋の者「何でしょうか…?」
土方歳三「才谷梅太郎と言う者はどこだ?」
寺田屋の者「いえ…知りません…」
と怯えたような目で震えている
土方歳三「ならば、勝手に入らせてもう」
寺田屋の者「お止めください…ここには…」
その言葉を聞かずに才谷梅太郎を探す
襖を開けると、そこには才谷梅太郎がいた…
土方歳三「見つけた…」
柄に手をやり待っていた才谷梅太郎…
坂本直柔「何じゃ…おまん…敵じゃったか」
土方歳三「あぁ…お前もな、才谷梅太郎…」
坂本直柔「何じゃ?あの隊士に聞いたのかえ?それとも…忍びかえ?」
と低く警戒をして問う直柔
土方歳三「お前は…何もんだ?」
坂本直柔「わしは…坂本直柔と言ったじゃろ?」
土方歳三「お前の本当の名だ」
坂本直柔「何じゃ!wわしはずっとおまんに本当の名を言っとるがや」
と笑い土方を見る
坂本直柔「それとも…龍馬と言って欲しいんかえ?」
戸惑い固まる土方
土方歳三「……は…?」
坂本龍馬「わしに龍馬と言わせたいんじゃないのかえ?何や!違うたか?」
土方歳三「お前…何を、言ってる?」
坂本龍馬はいきなり刀を抜き土方に迫る
土方歳三「っ!」
坂本龍馬「もうこれ以上…わしを付けるな、あの忍びも隊士も近づけるな、おまんより…わしの方が強いぜよ、試してみるかえ?」
と少し土方から離れる
坂本龍馬「どうするぜよ?わしとやるかえ?」
ドタドタと階段を登る音が聞こえてきた
島田魁「副長!」
龍馬は驚き、とっさに土方を引き寄せ人質にする
坂本龍馬「おんし…誰じゃ、こやつの下か?」
島田魁「副長…」