ソファに凭れ、熱の残る体を必死に整えようと荒い呼吸を繰り返す大森。
汗で張りついたシャツを指先で摘み、はだけさせると、熱を帯びた鎖骨が夜の明かりに艶めいていた。
そんな彼をじっと見つめながら、若井は手のひらにローションを垂らした。
とろりと光る透明な液体が指の間を伝い落ち、艶やかに輝く。
「……な、何する気……?」
「後ろ、まだ慣れてないだろ。入れる前に……たっぷり、な。 背中、向けて。」
低い声で囁かれ、大森は反射的に身を縮めたが、抗う力は弱かった。
四つん這いになり、恥ずかしくてソファの背に顔を伏せる。
腰の下にローションが垂らされ、 冷たい感覚がひやりと広がり、思わず肩を震わせる。
「ひゃっ……! つめ……っ、若井……!」
「すぐ温かくなる。力抜いてろ。」
そう言いながら、若井の指がゆっくりと後ろへ押し込まれる。
ローションが滑りを作り、 1本目の指がじわじわと入り込んでいく。
大森は両手でソファの背を掴み、必死に耐えるように目を閉じた。
「ん……っ……はぁ……っ……!」
「大丈夫か?」
「っ……ん、だいじょぶ……続けて……」
押し込んだまま、ぐっと指を曲げ、内壁を押し上げる。
「んんっっ……! あぁっ……そ、そこ……!」
「ここだな……」
擦られるたびに、腰がびくびくと勝手に揺れてしまう。
「んぁっ……! あっ、だめっ……刺激されると……っ!」
「……指先、当てると……気持ちいいんだな。」
「やっ……あぁぁっ……! あぁっ……だめぇぇっ!」
喘ぎがこらえきれず溢れる。
けれど身体は正直で、快感を求めるように自ら指に擦り寄るように腰を動かしてしまう。
羞恥と快楽が入り混じり、顔はさらに赤くなる。
「……ほら、腰……自分から動いてるじゃん。」
「ち、違……っ、勝手に……っ! んぁぁああっ!」
「言い訳しても無駄。……欲しいんだろ?」
若井は2本目の指をローションで濡らし、重ねるように押し込んでいった。
ぐぐっと広げられる感覚に、大森の声が裏返る。
「ひぃっ……! ふた、つ……っ、広がって……っ、あっ……!」
「大丈夫。ちゃんと入ってる。……ほら、もっと奥まで。」
「やぁぁっ……っ! あぁっ、だめっ、奥、そんな……!」
2本の指がぐちゅぐちゅと激しく出し入れされ、いやらしい音が響く。
その音にさらに羞恥が煽られ、目尻から涙が滲む。
だが、身体は確実に快感を刻み込み、突き上げられるたびに前からも熱が滲み出す。
「っ……んぁああっ! あっ、やっ……もうっ……我慢、できなぃいっ!」
「こら、まだだ。……もっと慣れろ。」
若井はさらに指を追加し、3本の指で強く抉るように動かした。
「ひぁぁああっ!? だ、だめっ……広がりすぎ……っ! あぁっ……!」
「すげぇ……ちゃんと飲み込んでる。……元貴、エロすぎ。」
ローションに濡れた指が奥を押し広げながら擦り上げる。
その激しさに、大森は限界を超えてしまった。
「んあぁぁっ!! だめぇっ……イくっ、イっちゃ……あぁぁぁっ!」
背中が大きく反り、全身を震わせて絶頂を迎える。
前からも勢いよく白濁が飛び散り、ソファや若井の指を汚す。
荒い吐息を繰り返しながら、涙交じりに声を震わせた。
「や……やだ……っ、指で……何回も……イかされて……っ」
「恥ずかしいか? でも……めちゃくちゃ気持ちよさそうだった。」
ローションに濡れた指を抜かれると、空っぽになった感覚に妙な寂しさを覚える。
そんな大森を見下ろしながら、若井は囁いた。
「……これでやっと、準備完了だな。次は本番だ。」
震える肩を優しく撫でながら、彼の耳元に唇を寄せた。
「次はもっと、深く……感じさせてやるよ。」
コメント
4件
うーんやっぱり変態の若井さんなのでまだ続きます! 大森くんも楽しそうでなにより!!まぁ若井が1番楽しそうにしてるけどね! 次 若井は大森くんに一体何をするのでしょうか? 見所満載ですね!楽しみにしていますね(* 'ᵕ' )☆
よし!今日は当日に読めた! 今回もキュンキュンしてました…! もうなんか、この現場に混ざりたい…そこの壁でも何でもいいから…とか思ってました!! いつも素敵なお話ありがとうございます! これからも頑張ってください!