テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
翠蓮
206
ぽて
20
三枝視点
久しぶりに、学校へ行った
あの日から、ほんとにあの人とは関わっていない
叶さんや、ひばりも、おかしいと思ったのか心配してくる
〖あきにゃ、大丈夫?〗
『え、へーきだよ?』
〖…それなら、いいんだけどさ、〗
『今日一緒帰れる?』
〖え?生徒会は?〗
『今日はないらしいよ』
先ほど叶さんからLINEがきた
〖帰れたらよかったんやけど、俺文化祭の練習せんと…〗
『あ…そうだったね、あと一週間後だし…頑張って』
〖うん、あ、先生きたからじゃ〗
『うん、また』
チャイムがなり、ホームルームが始まった
だいたいこういうときって先生の話し聞いてる人とかいないし、俺もその一人だ
あの日から、不破先輩も多分俺と関わることを避けている
生徒会の仕事も、持ち帰りでしてるらしいし、なにせ、あんなこといったんだから無理もない
後悔は……してない
それなのに、心の中にポッカリと大きな穴が空いてしまった気がする
不破視点
【…おきろー】ベシッ
「いだッ!?起きてるよ…」
【いや、さっきからずっと寝てたじゃん 】
「眠いんだもん…」
【ま、それで困るのはふわっちだからいいんだけど、なんか悩んでんなら話してよ、友達なんだし】
「珍しくやさしーね…あんがと」
俺がそういうと、ローレンは心配したような顔をしつつも、先生の話を聞いていた
あの日から、ずっと考えてた
あきなはあの時の後輩で、いじめられていた本人
それが分かっていながら、なぜ初日俺にあんなことをいったんだろう
…分かってたなら、話しかけないだろ…
ときどき、移動教室とかであいつらとすれ違ったとき、あきなの笑顔は、変だ
そんなことを考えても仕方ない、俺たちはもう他人なんだから
今は文化祭の準備が大事だ
それから一週間後…文化祭1日目
「いらっしゃいませ、えっと…姫?」
目の前にいる好みでもない女子にこんなこというのはなんか嫌だ
【意外と大変…】
「昼までの辛抱だよ…」
<あ、ねぇ不破くん>
裏にいったとき、ゆきさんが声をかけてきた
<もしよければ午後一緒に回らない?>
「え、でも…」
俺はローレンを見る
【いってこい、好きな方でいいけど】
「…じゃあ、わかった、昼ね」
<ありがとう、まってる>
そういって別の人の手伝いにまわっていってしまった
【付き合ってないの?】
「告白はされた」
【え、OKした?】
「考えとくって答えた」
〈あ、二人とも客!〉
「まだ休めなさそ…」
【いま行きまーす】
何とか長い接客を終わらせた
「疲れたぁ…」
【このあとはゆきさんとデート、だな】
「…デートではないけどなぁ」
そのとき、教室の扉が開いた
〖不破さん!!!!!!!〗
聞き馴染みのある声が、教室全体に響く
客の生徒たちは驚いたようにそっちを見ていた
〖あ…すいませ…ッ〗
「…移動しよっか」
俺は焦っているひばりを連れて、教室をでた
そして、人通りの少ない場所にある空き教室に連れていった
「どうした?そんな焦って」
〖…あきなを!あきなを助けて…!〗
「…え」
コメント
2件
ふぉろ&初コメ失礼します! 主様話の作り込み、書き方、全部が天才すぎゆ…✨ 学パロのfwakはさいきょー🥰 続き待ってます‼️
続きが気になって仕方がない🙄あきなどうしたんだ、、