冴『』 凛、その他「」
重たい体を起こす。
今日は休日だ、凛と良く行ってた海にでも行こうかと思った。
すぐに身支度を済ませ、飲食もしないまま俺は外に出た。
波の音が良く聞こえる。
ここで良く凛とアイス食ってたなぁ。
凛が冬にここで、アイス食って熱出した時はサッカー も行かずに看病してたっけ。
波の音をきいていると、凛とのここでの思い出が蘇ってくる。
凛「兄ちゃん、海きれいだねぇ」
冴『そうだな、よく耳をすませてみろ。』
凛「なんかザバーンって音がする!」
冴『波だ、落ち着くだろ』
凛「そうかなぁ?兄ちゃんのとなりの方が安心するし落ち着くよ?」
冴『フッ、当たり前だろ』
凛「兄ちゃんは寒くないの?」
冴『あぁ、凛寒いのか?』
凛「ちょっとだけ」
冴『じゃあ帰るか』
凛「わかったぁ。、兄ちゃん手ぎゅっとして?」
冴『良いぞ、兄ちゃんの手は暖かいからな』
凛「ほんとだねぇ!凛は〜?」
冴『凛は常温だな、ぬりぃ。』
今はもう波の音きいても落ち着かねぇな。
凛とこのまま一生会えること無くなるのか?
一生凛の声を聞くことも姿を見ることも無くなるのか?
そんなのは嫌だ。
もう1回、無駄でも良いから探そう。
まずは学校の通学路。
近道から遠回りの道までしっかり見回った。
次に凛とよく行く飲食店。
店内から外まで隅々まで見たけど何も手掛かりになるようなものは無かった。
それから練習場やランニングの道まで見回ったがやはりいなかった、凛の私物でさえも。
外が暗くなって来たため今日は帰ることに。
勿論帰れば家の中を探す予定だ。
帰宅しまずは凛の部屋へ入った。
居なくなる前までと然程変わった様子はなくそのまま放置された状態。
凛の部屋も探っても何の成果も得られなかった。
次に1階を見て回った。
正直眠くてへとへとだ。
足元がぐらついて本棚に思い切りぶつかる。
本が落ち、本棚も少し動いていた。
頭を抑えながらも顔を上げた時、本棚の隙間にドアがあるのが見えた。
(書くことがなくて次で終わりだと思います。次回で全ての謎が解ける!と思う笑)
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コメント
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おはよ〜次回で最終回かぁ、、 へなちゃんノベル上手すぎて僕と比べ物にもならないね、笑 上手すぎる!大好き!愛してる!!