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凛、その他「」 冴『』
凛「にいちゃ、あたまいたいよ」
冴『泣くなよ、早く熱治さないとサッカー出来ないぞ、寝ろ』
凛「くるしくてねれない…」
冴『じゃあ俺が苦しいのが無くなるおまじないしてやるよ。』
凛「おまじない…?わ、にいちゃあったかい」
冴『落ち着くだろ、これで寝れるか?』
凛「うん!ねれる!」
先に口を開いたのは俺。
凛「どうしたの?なんかあった?」
冴『…別に』
凛「いや、絶対なんかあっただろ」
冴『一人にさせてくれ。』
凛「、兄ちゃんは今苦しいの、?」
冴『そうだな、』
いきなり凛に抱きしめられた。
何が起きたのか分からずびっくりしていると、凛が口を開いた。
凛「これ、苦しいのが無くなるおまじない、!兄ちゃん昔沢山してくれたから…」
冴『…あったな、そんなこと』
思わず涙が溢れ出てくる。
それにすぐに気づいた凛は、更に強く俺のことを抱きしめた。
凛「何があったのか、話せよ」
冴『ッ…凛は士道の事好きか、?』
凛「士道に会ったの?」
冴『正確には会ってない、見かけただけだ。』
凛「士道がなんかしてたの…?」
冴『…なぁどうしたらいいッ?言ったらお前は傷付くかもしれない。言わなかったら俺はずっと嫌なものを見続けなきゃいけない。』
凛「俺は良いから、言えよ」
冴『、士道が…知らねぇ女と手繋いでたッ』
凛「…ぇ、?」
手の力が少し強くなっていたのが分かった。
この時凛は何を思っていたのだろう。
悲しいのか、怒っているのか、どうでもいいのだろうか。
俺は士道の浮気について、驚いたけどなんとも思わなかった。
付き合っているのにも関わらず、どうしてこんなにも悲しいと思わないのだろう。
浮気よりも兄ちゃんが苦しそうな顔で帰ってきたのが悲しかった。
取り敢えず浮気している時点で別れるのは確定、でもその後兄ちゃんは心配するだろう。
好きなのに大丈夫なのかって、でも今分かった。
きっと俺は士道龍聖の事は好きじゃない。
(このお話もしかすると不穏じゃないかもしれない…分かんないけど笑今回は hug です。辛くて布団から出たくないような時に聴いてください。ただ朝や出勤前、学校に行く前は辞めた方がいい、余計に憂鬱になるから笑夜に布団で泣きたいときに聴くのが良い!)
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