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👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
読み切り小説を書くことにしました!
曲パロです!
注意!
ペア:krsm
いじめ、依存表現あり
メリバ、死ネタです
これらを注意してお読みください!
それでは本編どーぞ!
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きりやん視点
唐突だが俺はスマイルが好きだ。
捕まえたいぐらい大好き。
俺にもっともぉっと依存してほしい。
だから俺は取り返しのつかない事をしてしまった。
去年の夏の話。
俺はクラスメートにあることを頼んでいた。
「は?スマイルを虐める…?」
「おねがいだから!」
「1万!1万円でどう?」
「お前がいいならいいけど…」
「よっしゃ!ありがと!」
次の日…
「おい、スマイル!お前ムカつくんだよ!」
「ぇ…?俺悪いことした…?」
「うるせぇっ!」
クラスメートはボコッ!とスマイルの顔を殴る。
「いたぃ…」
スマイルは殴られた所をさすりながら、震える声で呟く。
「お前!スマイルになにしてんの?」
俺が来るとクラスメートは逃げて行く。
まぁ全部演技だけど♪
「スマイル…大丈夫…?」
「きりやん…うん…!大丈夫…」
「やっぱり俺、きりやんが居ないとダメだわ…(笑)」
「…♡」
「…そっか!♡」
もっと俺が居ないと生きていけないって教え込まないとね~…♡
俺はその日から虐められるスマイルを助け続けた。
「ねぇきりやん」
クラスメートが話しかけてくる。
「なに?」
「お前…本当にこれでいいのか?」
「何言ってんの?」
「これがスマイルが望んでるって思ってんのか?」
「う…さい…」
「え?」
「うるさいッ!!」
「これが俺のアイし方なの!」
「関係ないやつは引っ込んでろ!!」
イラついて俺は別の教室に走ってった
「そっか…後悔しても知らないからな、きりやん?」
何かアイツ言ってたけど知らね。
それを繰り返して何ヶ月か経った。
夏も終わる頃のことだ。
ある放課後、スマイルが話しかけてくる。
「き~りやん!」
「これ、あげる」
俺はスマイルから黄色のハンカチを貰った。
「え!?ありがと!大事にするね!」
「喜んでもらえて良かった…」
その後の言葉は俺の耳には届かなかった。
「俺からの最後のプレゼント」
その次の日のホームルーム。
「あれ、今日スマイル居ないな…」
スマイルが居ないことに気づく。
まぁ風邪だろうと今は思っていた。
「皆さんおはようございます」
先生が入ってくる。
「今日は皆さんに報告があります」
「なんだろ…」
「昨日の放課後スマイルさんが亡くなりました」
俺は頭が真っ白になった。
なんで…なんでなんでなんで…?
自殺…かな。
その日の授業は全くと言っていいほど集中出来なかった。
放課後、俺はスマイルの家に行った。
インターホンを押すとスマイルのお母さんが出迎えてくれた。
「いらっしゃい、きりやんくん」
「お邪魔しま~す…」
スマイルの部屋はさっきまでスマイルがいたみたいに綺麗だった。
俺はスマイルのベッドに座る。
そうすれば、いつもみたいに横に座ってくるスマイルが見れると思ったから。
まぁそんなこと起こるわけがないが。
そのとき、俺は幼少期の出来事を思い出した。
「ねぇ、きりやん!」
「もし、俺に何かあったら…」
タンスの上から二番目の引き出しを指差す。
「ここの中見てね!」
「分かった?」
本当がどうかも覚えていない記憶を俺は信じて、その引き出しを開ける。
その中には俺宛の手紙が入っていた。
手紙を開くといつものアイツの字でこう書かれていた。
『大好きな友達のきりやんへ
多分俺はもう死んでるんだろうね
勝手に死んじゃってごめん
もう虐めに耐えられなくなっちゃった
というか、あの時のこと…まだ覚えてたんだ
だからこの手紙見つけてくれたんでしょ
それと…きりやん、伝えたいことがあるんだ
俺、きりやんが好き
返事は空の上で待ってるから
俺の分まで生きてね
スマイルより』
それを見た俺は涙がこみ上げてくる。
死んだという事実を再確認したことも、
俺のせいでスマイルを苦しめていたのに気づいたことも。
俺って最低だな…(笑)
罪滅ぼしの為にも頑張って生きる。
君の居ない世界で。
一年経った今日。
俺はもう生きれないかもな。
お前が居ないと俺に居場所なんてないから。
とんだ我儘なのは分かってる。
勝手にスマイルを苦しめ、勝手に死ぬなんて。
だけど、俺いくね。
あの時貰ったハンカチを握りしめる。
このハンカチは最後まで持っていこう。
俺は踏切へと飛び出した。
電車に当たり、激痛が走る。
俺が最後に見たのは紅色に染まったハンカチだった。
「きりやん、こっちくるのはやいよ(笑)」
「で、返事、考えてくれた?」
「好き…大好きだよ…だけど」
「スマイルを苦しめた俺がそんなこと言っていいの…?」
「俺は許してるからいいの」
「これからはずうっと一緒だよ…♡」
あぁ、そっか
スマイルもずっと前から俺に依存してたんだ…♡
「うん…!俺から離れないでね?♡」
「離れる訳ないじゃん!♡」
「「大好きだよ♡」」
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スクロールお疲れ様です!
どうでしたか?
初めてのノベルに挑戦!
楽しかったです!
バトエン予定を無理やりハピエンにしましたね…
僕はハピエン勢なので!!
(この小説はハピエンよりメリバですが…)
二回保存を忘れて萎えました
だけど頑張りましたよ!!!褒めて!!!(((
本編だけで2119文字!!
凄いですね
それと、この小説の元になった少女レイ
いい曲なので聞いてみてくださいね!
というか…ハンカチをあげるって「別れる」「縁を切る」って意味らしいですね
本編のスマさんもそう伝えたかったのかな…?
そろそろ切りますか…
じゃあ次の小説で!
ばいば~い!