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「いや!シェフさんたちの頑張りで人気になるんですよ??」と言うと「うぅ…」と泣き出す声がしたのでシェフさんたちの方を見ると腕で目を擦りながら「俺たち…不味い、センスない、食えたものじゃない…って言われながら耐えてきたんです。やっと報われた気がしますぅぅぅぅ」
「一条様!そんな酷いこと言ってたんですか?」


「いや…そんなことを言った覚えは無い」


「試作段階のプリンでもなんでもプリンは美味しいんですよ!なんなら僕が審査します!」


「じゃあ、毎週土曜日に…」


「はい!」 

 

・・・あれ?勢いで返事しちゃったけど…なんか、上手く乗せられたような気がする


「あ、ちょっと待ってください!毎週土曜日にここへ来るってことですか?」


「あぁ、そうだが?」


ってことは、一条様に毎週土曜日会わないといけなくなるってことか…そんなの嫌だ!


「やっぱり、辞めます」


「男に二言はないとか言ってなかったか???」


ええっと…なんか言った覚えがある気がする…


「ほら、みんなの顔見てみろ、今にも泣きそうな顔してるぞ」


あなたがそうしたんでしょ!と思いつつ見てみるとうるうるな瞳で見てくる


「ゆず様…お願いします…」


し、仕方ないか…こうされたら断りずらい


「わ、分かりました!ただし!一条様は来ないでください!」


「それだと、学園から送迎できなくなるけどいいのか??学園から歩いても電車でも最低でも1時間はかかるぞ」


「・・・分かりました!!!じゃあ一緒に土曜日行きましょう!ただし!1時間までです!」


「まぁいいだろう…その代わりこっちも条件がある」


「ほっぺでもいいからキスしてから帰る」と真顔で言われた


この人何真顔で言ってんだ?


シェフさんたちもポカーンとしてるし


「いや、嫌ですよ」


「じゃあ、その1時間はなしだな」


「安心しろ、襲ったりなんかしない。俺は紳士だからな」とウィンクしてきた


・・・


いや、、キスしろって言ってるのは紳士じゃないんじゃ…


「私たちもいますから!2人にすること…」と1人のシェフさんが言うと一条様が後ろを向いた


シェフさん達がちじこまって「すみません…」と言う


「じゃあ、帰ろうか学園へ」


「あっ、ゆず様!プリン持って帰ってください!」とプリンを渡された


「ありがとうございます!」


「あの…ゆず様は他に好きな食べ物あるんですか??」


「・・・ええっと…食べ物ならなんでも?」


「特に何が…私たち、お菓子じゃなくて料理も作れるんです!!」


「ん~強いて言うならオムライスとか?」


「他になにかありますか?」と質問されると


「終わりだ」と冷酷に言って、僕の肩を掴んで出口に無理やり行かせようとする


こういうのって嫉妬?


「一条様、嫉妬ですか?」と言うとちょっとほんのちょっとだけ顔を赤らめた


照れくさそうに「悪いか?」と聞いてきた


「悪いですって言ったら?」


「いつにもまして意地悪だな。そんなところがゆずのいいところだがな」


意地悪が長所ってどういうこと…?


ほ、褒められた?と思いながら一条様の家を出た




この作品はいかがでしたか?

775

コメント

7

ユーザー

一条様の嫉妬とか可愛いです! 面白かったです!(*^-^)続き待ってます!o(*⌒―⌒*)o

ユーザー
ユーザー

由紀ちゃーん!!久しぶりぃ!! 相変わらずの神作毎回ありがとうございます! これからもたくさん応援するよォ!!!

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