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⬇注意⬇
✉これは某実況者グループ様のお名前をお借りしたものです ご本人様には一切ご関係ございません
✉ご本人様 関係者様等にご迷惑の掛かる様な行為はお止め下さい
✉登場する実況者様の性格等は作者の捏造に捏造を重ねたものになっています
✉軍パロですが実際に存在する団体、軍隊などには関係ありません
✉軍の知識はミジンコ以下ですので多少雑なところがあってもスルーしてください
✉作者は東北民です関西弁が非常にガバガバです(エセ関西弁)
✉妄想に妄想を重ねなんなら被害妄想ですか?ってくらいの作者の自己満ノベルです
✉オリジナルの概念が登場しますが実際には存在しません
✉誹謗中傷や批判コメはやめましょう 作者が単純に悲しくなります
✉誤字脱字は友達 語彙力は世界旅行中(inシベリア)
長編小説です
それでも良い方はゆっくりしていってね
人形メイド(英:DollMade独:Marionette)
通称︰DM
それは 主に殺人兵器 兵や貴族の身の回りの世話
学校の先生 接客業 などを行う多才な機能を持った
人間の先を征くとされる期待の存在
高い機能性を持つもの 機能が多才な物程
丁寧に 重要な存在として扱われる
一方 機能が少なく適応性の無い物程
乱雑に単なる”人形”として扱われる
社会が機能性を重視する現代において
人形メイドは必要不可欠な存在となっていた
しかし 機能性が高いほど
人形メイドに求められる役割も重大であり
単なる機械ではなく
人間に近い存在として扱われることも
少なくはなかった。
〜街中〜
_道の端にふらっと現れたのは緑色のパーカーを身に纏いフードを被った茶髪の男に 天と書かれた布面をつけ 橙色の着物を着た少し小柄な男
「なんや これ」
首をかしげ天の男は”それ”に目を向ける
「人形…か?」
「それにしちゃあサイズあんな」
「DMか」
「…..あーせやな」
「でもなんでこんなところに…」
首が少し 音を立て動く
「うわぁぁあ!」
天の男が声を上げ後ずさる
「うるさ」
「しゃーないやん…今動いたで?」
「まぁ確かに動いたな…」
緑色は少々警戒し腰に巻いているベルトにつけたナイフに手をかける
[…..たく…な…..]
人形がなにかポツポツ呟いているようだ
「なんか…言っとんな」
「…あ」
ガタッと音を立てもがいていたような姿勢だったのも完全に崩れ平べったくうつ伏せになる
「…..死んだか?」
「いやまだ分からへん」
ボサボサになった長く白い髪に光のない白い目 塗装もまともにされなかった真っ白な肌 取ってつけたようなメイド服「とりあえず…連れて帰ってみるか?」
と緑色が提案する
「危ないんやない?急に正気に戻ったりしたらどうすんねん」
「まぁ…俺いるし大丈夫やろ!ロボロやっておるし」
「はぁ…..」
ロボロと呼ばれたその男は呆れたような顔をしてため息を吐く
「もし暴れたらゾム お前が対処するんやで」
「おん」
ゾムと呼ばれた男は少し口角を上げる
「俺が運ぶから周りみとって」
「了解」
ロボロは人形の体を起こす
「おぁ…まぁまぁサイズあんな」
「お前よりでかいな!」
「うるせぇ!」
そう言って自分よりも大きい人形メイドを抱える(というか担ぐ)
歩く度になるカタカタと言う音 あまり気分は良くない
とは言ってもな…とロボロは思いつつ絶対に前に立たないゾムを連れてくように歩く
暫く歩くと都市の中心核のように聳え立つ城
その門をくぐる
〜城内〜
「おかえり〜…..ってロボロ何連れてきてんねん」
少し微笑むようにして言われた挨拶をしたと思ったらロボロの方に抱えられているものを見て赤いマフラーを首に巻き 腰に大剣を指した男は顔を顰める
「ちゃうんやトントン これはゾムの責任や」
「ロボロが無理に連れてこようとして…!」
迫真の演技
「ロボロ…..??」
「違うわ!!!」
ただいま誤解が産まれました
「はぁ…..さっきな帰ってる時道の端に落ちててん」
「ほんでゾムが連れてこいうてなぁ」
「さよか」
「おん」
暫くトントンが顎に手を当て悩み
あーと顔を上げる
「まぁとりあえず神に診てもらうか」
「せやな」
〜医務室〜
「失礼します」
「はいどうぞーあらどしたのその人形?あ、ロボロ」
「俺はついでか!」
ロボロはぷんすかと効果音がなりそうに頬を膨らませ怒る ゾムは来なかったようだ(面倒臭い)
神と書かれた布面に薄い水色の長髪をひとつに結んでいて白の着物を身にまとっている
「ちっちゃくて見えんかったわ」
「うるせぇ」
クスッと布面の男は笑う
「それで どうしたの?」
「ゾムがDM連れてきてな」
「しんぺい神に診て貰うかって話になって」
ほーんと言って少し頷くと
「わかったわ少し診てみるな」
「ありがとうな」
「いいえー」
「暇ならいてもいいけど 雑用するかもよ?」
「わいわ戻りますわー資料終わってへんのやー」
「はーい ロボロは?」
「まぁ…一応連れてきた身やし いるわ」
「わかった」
そう言ってしんぺい神と呼ばれた男は忙しなく手を動かし始める
「どんだけ雑に扱われたらこうなるんだろ…..」
ボソボソと小言を呟きながら作業をする
「あ ロボロちょっとそこにあるのとってくれない?」
「ん」
指を刺された先にあるものを手に取り 彼に渡す
「こんな ボロボロになることはあんま無いん?」
「せやね いくら下級の人形メイドだとしても」
「ここまでボロになることは少ないね」
「…そうなんや 可哀想やね」
「…….いくら機能が少なかったと言っても…」
「ここまでする奴らは見たことがない」
少し空気が変わる 重く鋭い空気
「…….こいつ起きたらここで雇うん?」
「まぁ グルッペンから許可貰えたらね」
「そやな」
「ちょっとなぁ…少し解体して中も治療しないとやばそう」
「肉眼で分かるんや…」
「そんぐらい酷いんよな」
「さよかぁ…..」
「よし…これで大丈夫」
精密な機器の細かなところを直し終わり
ため息をひとつ
「おーおつかれ」
「ロボロ摂取していい…..?」
「ぶっ殺すよ?」
「ごめん」
「許す」
「感謝」
「髪ボサボサ…服も新しくしないとだね」
「髪とか服ならオスマン呼ぶか」
「そうだね」
「呼ぶわ」
ロボロはインカムを通じてオスマンに繋げる
「オスマン 今大丈夫か?」
「大丈夫やで どうしためぅ?」
「医務室来てくれへん?ちょっと手伝ってもらいたくてな」
「ええよーちょっと待っとってー」
そういうとインカムが切れる
「来れるって」
「ありがと」
コンコンコン
「失礼しますー」
神父の服に軍服を合わせたような深緑の服を身にまとい トルコ帽をつけた ふわふわとした雰囲気で糸目の男が入ってくる
「お 来た」
「え…どうしたのその人形メイド」
「ゾムが連れていきたい言うてんな ほんで今手当やらなんやらしてもらっとってん」
「そうなんだ あ わかった髪と服だ」
「当たり」
「いえーい」
「あんま得意じゃないからやってもらいたくて」
「わかった どんな風にしたらいい?」
「とりあえず動きやすいようにしてもえれば」
「おっけー」
軽い返事をして オスマンと呼ばれた男は手慣れた手つきで髪を整えていく
「こんなもんかな」
「おーすごい…」
「あとは…..服か…」
「メイド服着せたい」
キリッとした顔でそう言うと
「欲望は抑えとけ こいつが何用のボディなのかが分からへん今やと あんま好き勝手できないんやない?」
「それもそうめぅね」
正論をかまされる
「とりあえず 良さそうなの持ってくるめぅ〜」
「わかったありがとう」
オスマンは少し楽しげに笑い 医務室を後にする
「楽しそうやな…」
「そうだね」
処置をし しばらく時間が経つ
オスマンを待っているあいだ
「……….あら」
「起きたな」
その人形メイドは目を覚ます
[………………..]
「おはよう 体に以上はないかな?」
[はい 特にありません]
「名前は?」
[NEO001機体登録名 ロサです]
「え?」
「え、今NEO001っつった?」
「言ったはずやで」
[言いましたが なにかありますでしょうか?]
「…なんでもないよ 大丈夫」
[おふたりのお名前をお聞きしても?]
「申し遅れたね 俺しんぺい神やよろしく」
「俺はロボロやよろしゅう」
[よろしくお願いします]
「なんか…やっぱ人形感が半端ないね」
「ちょっとカタコトやな」
[戦闘用ボディのためあまり会話は得意としません]
[最低限のもので作られています]
「さよかぁ…」
[はい]
「…戦闘用ボディね…」
「NEOって…戦闘に特化しすぎたとんでもなやつだった気するけど気のせいだよね..」
「きっと気のせいや」
「そうよな…とりあえずオスマンのこと待つか」
「せやな」
そう言うと
「持ってきたよ!」
勢いよく扉が開き オスマンが入ってくる
「噂をすれば」
「目覚めたんだ よかったね」
「せやな あ 戦闘用やと」
「ちゃんと戦闘用の子の服も持ってきたよ」
「これとこれ」
「選んでもらおか」
「だね」
「ロサ」
[はい]
「どっちがいいか自分で選べる?」
[……….]
瞳を左右に移動させ交互に服を見る
その瞳は止まり右を見る
[右の方がいいです]
「わかった ありがとう 着替えられる?」
[……………]
「できないのね…手伝うよ..」
[ありがとうございます]
しんぺい神に手助けられ服を着替える
傷は処置をされ胴体はほとんど包帯で巻かれていた
「よしじゃあここに手通して」
[はい]
「でここのファスナー?」
「うん」
最後に空いていたファスナーを閉じる
「よし おっけい」
「これでいいね グルッペンのところに話つけに行こうか」
「ごめんめぅ俺は戻るな?エミさんと予定あってん」
「行ってこい」
「いってらー」
「いってきまーす」
少し早足で医務室を出ていくオスマンを後ろ目にふぅとしんぺい神は息を吐く
「俺らも行こっか」
「おう」
[はい]
無機質な機械音と共にロサは歩き出す
「人形メイド 」
それは名前ほど可愛いものでは無い
人形 というのは ぬいぐるみやおもちゃでは無く
“機械”を意味する
肌は人より少し固く 体内は精密な機械で埋め尽くされ
腕がちぎれると人間の血管の代わりのように
細かなコードが出てくる
血は出ず 火花が散る
殆どのものは特殊なコーティングが施されており
擦り傷 切り傷の跡は余程のことがない限り残らない
「上級メイド︰下級メイド」
1部の所では
人間のいいように改造され 自我を失い
狂気戦争の前線へ出て戦うDMもいた
その度 何百 何千とも DMは死んで行った
ただこれは下級のメイドだけの話であり
上級メイド 彼らは違った
ほぼ人間と同等の扱いを受け 人間のように生活して
幸せに暮らしている
人類を見下すように存在している
人間の先を征く存在として
『NEO』
一般DMよりもずば抜けで戦闘能力が高く
戦争の最前線へと出て大きな活躍をしている
戦闘面に関しては何も言うことは無いのだが
戦闘に特化しすぎて
世話や家事全般が苦手
もちろん普通のDMが難なくこなすことも苦手であり
いわゆる脳筋である 筋肉じゃないけど。
充電が少ないと会話をする時カタコトになる
物によっては機嫌も悪くなる
(そのためロサの戦闘用のため会話を得意としない と言うのは 充電が少ないことを隠すため 充電少ないと何されるかわかったもんじゃないから)
本作の主な主人公となる「NEO001」は
「NEO」を作成する中で最も初めに作られたもの
そのため無駄な機能も入っている ほんとに無駄な
「NEO」は機体数が非常に少なく
現在作られている数は片手で数えられるほどであり
戦闘をするにあたり少しの製造ミスで
無駄な動きや 戦闘直後の破損に繋がる
そのため製造のコスパが非常に悪い
現在は このコスパの悪さから製造停止となっている
ロサ はラテン語で薔薇を意味する
[報告は以上です。]
[脳筋は否定しません 筋肉じゃありませんけど。]
END