この作品はいかがでしたか?
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注意
✉これは某実況者グループ様のお名前をお借りしたものです ご本人様には一切ご関係ございません
✉ご本人様 関係者様等にご迷惑の掛かる様な行為はお止め下さい
✉登場する実況者様の性格等は作者の捏造に捏造を重ねたものになっています
✉軍パロですが実際に存在する団体、軍隊などには関係ありません
✉軍の知識はミジンコ以下ですので多少雑なところがあってもスルーしてください
✉作者は東北民です関西弁が非常にガバガバです(エセ関西弁)
✉妄想に妄想を重ねなんなら被害妄想ですか?ってくらいの作者の自己満ノベルです
✉オリジナルの概念が登場しますが実際には存在しません
✉誹謗中傷や批判コメはやめましょう 作者が単純に悲しくなります
✉誤字脱字は友達 語彙力は世界旅行中(inアイルランド)
それでも良い方はゆっくりしていってね
〜我々城︰総統執務室
コンコンコンコン
扉をノックし返事を待つ
中から 入れ と聞こえてくる
「失礼しま〜す」
「邪魔すんで〜」
「邪魔すんなら帰れ〜」
「あいよー」
扉を開け 真正面に座っているのは
この国の総統として君臨している 戦争狂
煌めきを放ちながらも 落ち着いた雰囲気が漂う金髪
鋭く突き刺すような深く暗い赤眼
王を象徴するような 表地は黒に 裏地は赤の羽織
黒ふちのメガネに 十字のピアス
黒を基調とした軍服を身に纏っている
安定のバリトンボイス
[失礼します]
総統執務室の空気に合わないような無機質な機械音
普段は聞かないはずの声に総統はふッと顔を上げる
「…..どうした?」
「今日任務終わりに…..」
[グルッペン総統 お久しぶりです]
報告を妨げるよう そう言って片膝をつける
ふたりが頭に?を浮かべる中グルッペン と呼ばれた男は 口元を押さえ 顔を歪ませる
束の間
「ロサじゃないか…」
流れるように表情を変え 口元を緩ませる
「久しぶりだな」
ゆっくり顔を上げ
[はい]
ロサは先程までなかった表情でグルッペンを見つめる
「えっ…と…..そことそこはどう言う…?」
そう言いながら首を傾げる
「…主従関係?」
「まぁそんな感じ…だな」
[…..]
「そう…なんや…じゃあなんで道の端にボロボロになって落ちとるくらいになってもうたんや?」
「その辺の詳しいことは私も分からん」
「だいぶ前に離れてしまったからな」
「さよか…」
「まぁ連れてきてくれてありがとう こいつはうちで雇おう」
「わーった」
「じゃ よろしくー」
「失礼しました」
ガチャ
「……….」
[………….]
しばらく 2人の間に沈黙が続く
ロサもグルッペンも一切表情を変えずに
その沈黙を割くように グルッペンが話し出す
「久しいな ロサ 再開することができてとても嬉しいよ」
[はい]
「もう少し近くに寄ったらどうだ?」
[これ以上近づくと 拒絶反応を起こし 攻撃する可能性があります]
「そうか なら構わん」
「…..お前 道端に落ちていたと聞いたが?」
[使い捨てでした]
「と言うと?」
[私は単なる使い捨てだったようです ]
[エーミールの研究所から出たあと]
[暗殺者に引き取られ しばらく働いた後いらないと言われ生命線を切られて 捨てられました]
[抵抗する理由もなかったので]
「…..そうか」
「わかった これからはうちで過ごせ 切られた直後だから体はなまっているだろうが お前は戦闘用だから」
「訓練に励むがいい」
[ありがとうございます]
「今日は休んでいろ 充電ができる休憩室もある」
「案内するゾ」
[感謝します]
そう言うとグルッペンは立ち上がり
NEOの脇を通った
[ ]
「あ 悪い」
ドサッ
突然 部屋全体の空気の圧がグルッペンにのしかかる
それと同時に
ロサは一瞬の隙にグルッペンを押し倒し
首元に刃を当て 顔を近づけた
「ちょっと…判断が早いんじゃないか…..」
瞳孔が開いたロサの目は漆黒に染まる
終わりの見えない真っ暗闇のような目だ
[ ]
ガチャ
「うぃっすーとんちいるー…..ってななななに!!?」
ノックもなしに扉を開け
資料を片手に持った1人の男が入ってくる
「なにしてん !?なにしてんの?!どちら様!?!」
[……….]
ロサは 入ってきた男に目をやる
刃をしまい グルッペンから離れ
手を差し出す
「ありがとう」
「どしたん…?…その子…..DM…..よな」
「あぁ まぁ大丈夫だ どうした?」
「用があってきたんだろう」
「まぁ…..せやけど…」
青を基調としたスーツを着崩し
赤のネクタイ 黒ふちのメガネをつけ
青髪に紺に近い目 片目を髪で隠している
男は少し不安そうな顔をする
「気にするな 大丈夫だ」
「…まぁグルちゃんが言うならええんやけど…」
「あ 資料渡しに来てん とんちおるかなーて」
「トン氏なら今は書記長執務室にいるぞ」
「そか わかったありがとー」
そう言って少し微笑むと ふらっと去っていく
「悪いな ロサ」
[私こそ 失礼しました]
「休憩室行くか」
[はい]
〜休憩室
ここの休憩室は 訓練中の兵なども使用する
稀にいるAI兵の充電室でもある
「お疲れ」
手合わせ後であろうふたりがグルッペンに気づき振り向く
それと同時にロサの存在にも気づく
「グルッペンやんお疲れ!!!!」
「うるさい…..」
活気溢れる金髪の青年
サッカーのユニフォームをモチーフにした服を着た
澄んだ水色の瞳 顔面偏差値114514
もう1人 紫のジャケット ボサついた茶髪
バイク用の紫のヘルメットを被っている
「どうしたんや?そいつ」
「ゾムとロボロが連れてきてくれたんだ これからうちで雇う」
「まぁグルッペンさんが決めたなら何も口出しはしませんっすけど」
「そいつ ロサさんですよね」
「あ せやったショッピお前…」
[NEO002]
「どうも 先輩♡」
わざとらしく口角を上げる
[その顔をやめろと前言いましたよね]
「いつでしたっけ笑 前のことすぎて覚えてないっすわ」
[前のことも覚えられないほど機能が落ちたってことですね NEOの落ちぶれですか?残念です]
「…..はぁ なんでそんなに頭回るすかね」
[貴方みたいな脳筋とは違うので]
ロサは少しだけ見下すように 目を細める
「は?」
「ロサ 充電」
それだけ言ってグルッペンは充電室に足を向ける
[はい]
「はぁ…早くしてくださいよ 手合わせしたいんで」
[そうですか]
〜充電室
「何分後に終わりそうだ?」
[シャットダウンすれば 30分程度で終わります]
「わかった 今のうちはシャットダウンしとこうか」
[分かりました]
「それじゃあ また 30分後」
[はい]
シャットダウンするとロサの目が閉じる
「…..製造コスパが悪い割には 充電は早いんだな」
そう言って ロサの頭に手を乗せ 撫でる
「グルッペンさん」
「ん ショッピかどうした」
「ロサさん あとどんくらいで充電終わりますか」
「30分程度だそうだシャットダウンしているから」
「分かりました」
「ショッピは充電しなくて大丈夫か」
「…….61%…」
「空いてるぞ?」
「じゃあ 充電しときます シャットダウンはしなくて大丈夫です 充電終わったらわいがロサさん起こすんで」
「わかった」
それじゃあ とだけ言って
グルッペンは充電室を後にする
「………………..」
「久しぶりですね ロサさん 会いたかったですよ」
そう言って ロサの額に触れる程度のキスをそっとする
〜30分後
「ロサさん 30分経ちましたよ 俺も充電溜まりました 」
そう言い電源を入れると
【NEO001 機体登録名ロサ 充電100% 本体異常なし 機内異常なし 機器作動正常 機体を起動します】
「おはようございますロサさん」
[……….]
ゆっくりと目を開く
ショッピの存在に気づくと 少し距離を取る
「そんな警戒しないで下さい敵対心は持ってません」
[…….そう ならいいけど]
「やっぱ充電いっぱいある時の声の方が好きです 敬語は一生使わないでくださいね」
そう言って少し微笑む
[その表情私に見せないで もっと心がある人に見せなさいよ]
「そうっすね」
[…否定はしないのね]
「まぁ ね 否定する理由もないですし」
[私に心がないってことね]
「いや 別にそんなこと…..」
[どうせ思ってるけど言えないだけでしょ 自覚してるから今更どう思ってもいないし]
「そう…..なんですか」
[ほんとにあんたってコロコロ表情変わるわよね 羨ましいわ]
[喜怒哀楽がわかりやすい]
「羨ましがられるほどのことでもないですよ」
[そう]
「ロサさん」
[なに]
「いま 近づいても 大丈夫ですか?」
[今の時点で私のアウトゾーンには入ってるから手遅れよ もうどうでもいいわ]
「そうですか」
ショッピがロサの手を引いて抱き寄せる
硬い肌と肌があたり コツッと小さく音が鳴る
ロサの首元に顔を埋める
[なに 急に…気色悪いんだけど]
「生きててよかったです」
[そんな簡単に死なないわよ 全く]
「そうですか じゃあ改めてよろしくお願いしますね」
[えぇ よろしくね]
[……….いつまでくっついているの]
「わいが満足するまでっす」
[はぁ…..]
DM豆知識
DMにはたくさんの種類があるぞ!
主なのは
メイド(貴族やらなんやらの世話係)
案内人(お店とか 駅にいる)
先生(莫大な知識量で務める)
保育士(特別な素材で作られるため肌が柔らかいぞ!)
戦闘用(戦場で戦ったりや護衛など)
研究者の助手
製造業の社員
基本DMにはデータをぶち込めばなんでもできるぞ!
そのためほぼ毎日のように新しい職業が増えていたりするぞ!
“見下すように 目を細める”というシーンがありますが
言葉の通り見下しているので
NEO002より001の方が背が高いです(無駄な機能が沢山なので)
なので額にちゅっしたところは背伸びしてるってことです 尊いですね。
DMは自由になれない
END
コメント
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このお話しの続きはこちらのアカウントで引き継いでおります。もし続きが読みたい方は是非ご覧ください。