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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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チャイムの音、これが先生と私の合図。


未来「ももー!今日一緒に帰れる?」

もも「ごめん!今日も自習して帰る…!」

未来「毎日えらすぎ。がんばれ!」

もも「ありがとう〜泣」


嘘をつく罪悪感も、少しずつ消えてきた。

私は足早に職員室へ向かう。


トントン

もも「失礼します、3-A組の立花です。佐藤先生いらっしゃいますか?」

担任「佐藤先生なら部活じゃないの?」

もも「え…でもいつもは…。」

担任「いつも?」

もも「いえ、なんでもないです。失礼しました。」


ガラガラ…


なんで?なんでなんでなんでなんで。

約束したじゃん。今日も英語、教えてもらいたかった。


もも「先生…泣」


未来にも嘘ついちゃったし、一人で勉強しようかな。


もも「……」

全っ然手につかない。先生のことばっかり考えちゃう。

もも「なんか泣きそう…。帰ろ。」


バタバタバタ


もも「えっ何この音…?」


振り向くと、必死な表情でこちらに向かってくる先生がいた。


もも「先生…?」

佐藤「もも!ごめん、すっかり忘れてて…。」

もも「わざわざ部活抜け出して来てくれたんですか…?」

佐藤「うん、ごめんね…ごめん…。」

もも「ううん、大丈夫です。なんか元気出ました笑 」

佐藤「今からでも間に合う?」

もも「いいんですか、部活は?」

佐藤「副顧問の先生にお願いしてきた、今なら教えられるよ。」

もも「先生…。」


好き。


佐藤「もう教室閉まってるから、面談室でやろっか。」

もも「ありがとうございます…!」


ガチャ…


面談室。狭くて建物の端にある教室。

古いから誰も使わないし、薄暗いし、ちょっとひんやりした空気。昔はここで三者面談とか生徒指導をしていたらしい。


カチャ


カチャ…?鍵、閉めてないよね?


もも「え、先生鍵閉めた?」

佐藤「え?閉めてないよ、密室になっちゃうし色々問題あるでしょ笑」

もも「え、でも今カチャって……」

佐藤「え?」


ガチャ、ガチャ、ガチャガチャ。


佐藤「まって」

佐藤「ドアノブ、壊れてる……。」

もも「え……。」


この教室だけ唯一引き戸ではなくドアノブなのだ。


もも「え、どうしよう、え、閉じ込められた?」

佐藤「落ち着いて、大丈夫。大丈夫。」


そう私を宥める先生の指先は震えていた。


もも「先生、震えてる。大丈夫ですか?」

佐藤「あは、ごめんね、ちょっとだけ閉所恐怖症なの。ちょっとだけ…。」

もも「……」

佐藤「……」


佐藤「…なんか、話す?笑」

もも「大丈夫なんですか?」

佐藤「ももと話してた方が落ち着く、かも。」


なにそれ、ズルい。


もも「先生は」

佐藤「ん?」

もも「先生はさ、彼氏さんとかいるんですか」

佐藤「…いないよ笑」

もも「え、こんなにかわいいのにですか?」

佐藤「そんなこと言ってくれるのももだけ笑」

もも「うそだー!」

佐藤「ほんとだよ笑」

もも「ねえ、先生」


待って、言っちゃだめ

言っちゃ、だめ


もも「好き」

もも「好き、です」

佐藤「私も好きー笑」

もも「違う、そうじゃない」


先生も大人だ、察したような表情をした。


佐藤「えっと、その…。」

もも「ごめんなさい、困らせちゃいましたよね」

佐藤「ううん、”生徒”に告白されるの初めてだから…」

もも「”生徒”……。」

佐藤「だから、ごめ……んっ」

もも「振るんでしょ、これくらい許してください。」


ちゅ…くちゅ…ちゅ…


佐藤「まって、もも、まって」

もも「待てないです。」


もも「ねえ、先生…。服脱がせてもいいですか…。」

佐藤「だめ。」

もも「え…?」

佐藤「ももが脱いで?」


もも「え、やだ。恥ずかしい。」

佐藤「ねえ。私の事好きならできるでしょ?」

もも「や、恥ずかしい。」

佐藤「じゃあ私が脱がせるからこっちきて」

もも「え、それってどういう…」


気づいたら私の胸は先生の目と鼻の先にあった。


もも「や、やだ」

佐藤「ねえ、やじゃないでしょ?」

もも「んっ……」


スリスリ


佐藤「ここ、弱いんだ?」

もも「や、恥ずかしい……やだ……」

佐藤「やだ?じゃあやめる?」

もも「やめない、やだ。」




飽きた!WWWWWWW



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