私は ゼノ に 手を取られ 乍 城に入った 。
ゼノは部屋に 行く所までも、色々な説明をしてくれたので テンションが上がった。
よく、兄が 科学について私に長々と話していたので、こう言う話には慣れている。
漸く、 ゼノの部屋につき 、ドアを開けられ中に入る 。
ゼノ 「 そこに ソファがあるだろう 、座っておいてくれ、今お茶を入れる 。 」
と言ってくれた。 私は素直にソファに座り 、ゼノを待つ 。
周りを見渡してみると、実験途中のような資料や物が少しちらばっている 、棚には 謎の液体があったりもしていた。
その中でも、壁に置いてある 何丁かの銃を見て 好奇心 が唆られた。
スナイパーライフル、アサルトライフル、マシンガン… 目を輝かし 乍 そちらを見つめる、
そのように、私が色々部屋を見ていると、ゼノの部屋にスタンリーが入ってきた 。
彼は私を見るなり、こちらに近づいてくる、
スタンリー「 悪いね 、復活したばかりで 色々させて 」
まだ若い私を素直に心配してくれているとみた。この2人は大の大人だ 、ひとまず心配をかけないように しよう、
千星「 大丈夫だ 。 少し困惑はしてるけど 、ここの人達 皆 いい人そう、」
私は無意識に、話しかけてくれたスタンリーにニコッと微笑む 。
それを見て、1度驚いた顔をするも、スタンリーも笑って返した
スタンリー「あんた、笑う顔 似合ってんね、」
そんな美人に 笑顔でそう言われれば普通の女性なら照れていただろう、私はひとまず 「ありがと、 」とお礼だけ言った。
少し経って、ゼノがお茶を3つ持ってきた。
私の座っているソファに向かい合って、机を挟んで もう1つソファがある。
そこに、ゼノとスタンリーは私と対面するように座る。
ゼノは机に肘を置いて、話始める
ゼノ「ではまず 、 君を復活させた経緯を説明するよ。」
長い話だったので、ひとまず 簡潔にまとめる。
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1 、国立公園で ツバメの石化について 実験をして、自分が石化された時、意識を飛ばさなければ ワンチャンあるということが分かった。
2、急に謎の光が 向かってきて、スタンリーが 周辺に1のことを叫んだことで、周りの人が意識を飛ばさずにいることが出来たこと。
その中には私も含まれている。
3、その後1人復活したゼノは、硝酸で石化が解ことが分かり、近くの石像にもかけたところ、意識を飛ばさなかった人だけが復活したというとこ。
4 、生活基盤を整えたことで、他の人も意識を保っているかもしれないと、国立公園のあった付近の人全員に硝酸をかけていたところ、私が復活したということ。
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千星「 OK、 何となく分かった 。」
ゼノ「この年齢で、焦らず冷静に 話を聞いてくれる所も、千空の妹っぽいね。 」
ゼノは クスッと 笑う 、
それから、ゼノの隣に座っていたスタンリーが口を開く、
スタンリー「これからのこと とかは説明しなくていいのか ? ゼノ、 」
そう言うと、はっと思い出したかのような顔をしてゼノが話し出す
ゼノ「そうだ、 これからのことについて説明しよう 。」
ゼノ「今、この現状でね、何をするにも人が足りないんだ 。良ければ僕たちに協力しないかい ? 」
その言葉を聞いて 私は直ぐに頷いた。
まず、今アメリカにはこの人達以外いないし、折角助けて貰ったのに協力しないのも可笑しい、 逆にそのつもりだった。
頷いたのを見て、私の前にいる2人はニコッと笑った。
ゼノ「では、契約成立だ。 これから宜しく頼むよ 、 千星 。 」
そう言っては、ゼノと握手を交わす。
千星「 足でまといになったら ごめんな 、 復活させて貰った分の お礼は必ず返すよ。 」
ゼノ「 そこまで心配する必要もないが、期待をしているよ 、」
そう言うと、ゼノは スタンリーを呼んだ、
スタンリー「はいよ、 何すればいい ?」
スタンリーはゼノに忠実らしい 。先程聞いた会話だと、2人は幼馴染だそうだ。
ほっこりとした様子で2人の姿を見ていると 、スタンリーに名前を呼ばれた
スタンリー「チセ 、あんたを 部屋に連れてけってさ、 着いてきな 。 」
そう言われたので、
私は 「 I got it .(分かった)」とだけ言って、ソファから立ち上がる。
ゼノはと言うと まだ実験が終わっていないらしい 。 大変だな、 なんて軽い気持ちで思っていると、
部屋のドアをスタンリーが開けてくれた。
気遣いが凄い 、
とりあえず歩いては、その扉を通り、スタンリーについて行く。
一緒に 歩いていると、スタンリーが話しかけてくれた。
スタンリー「 あんたさ、” 狙撃 “って 興味ある?」
その発言に 私は目を見開き驚く、
千星「え、 な…なんで分かった 、!? 」
先程 、ゼノの部屋に飾られていた銃を見た時に、私が思ったことだ。
そう問うと、スタンリーはニヤ と笑って応える、
スタンリー「だってあんた 、ゼノの部屋に飾ってあった銃 、目を超輝かせて見てたぜ? 」
図星だ 、そんなところまで見られているとは思わなかった 。ひとまず、興味ある?と聞かれたので考えてみる、
千星「 ” 狙撃… “ か、 」
そう呟くと、それを聞いたスタンリー は、ある提案をする
スタンリー「もし、興味あんなら教えてやんよ、銃の使い方 。 」
その提案に私は驚きを隠せなかった。
あのスタンリーだ、さっき初めてあったばかりだが、特殊部隊の隊長をしていて、ゼノのナイト的存在、オマケに凄い 美人だ。
こんな男が、私なんかに銃の使い方を教えてくれる? 忙しいんじゃないのか、
そんなことを考えていたら 、スタンリーが口を開く、
スタンリー「何か考えてるだろ、 そんな気にしなくていいぜ 。俺は、 さっきの走りと、運動神経なら 銃も使えんだろと思っただけな、」
さりげなく、褒めてくれるところに思わずキュンとする 。 ただの正常反応だろ、とか思い乍 、自分も話す、
千星「スタンリーがいいならだが 、…是非教えて欲しい っ、!! 」
自分の思いをはっきり伝える。
スタンリー「OK 。 また明日教えてやんよ 、」
そう言ったスタンリーの顔は何処か嬉しそうな表情をしていた 。
そんなことも気にせず、私は明日が楽しみだ、と 期待を胸に膨らませ乍 、部屋まで彼と一緒に歩くのだった 。
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