テラーノベル
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まだ幼く、ただひたすら前に進み続けていたあの頃よりも少しだけ大人びた声。
俺の大好きな声。
「い、おすけくん………?」
声のする先…高い高層ビルを見上げると彼が映っていた。ライブ映像…だろうか、
彼は今も変わらず誰よりも輝いていて。
「また……会いたいな…」
そう呟き綾文はスマホを取り出した。あの頃には考えられない程に慣れた手つきでトークアプリを開く。
もう一度見上げると。
画面の中の貴方が、あんまりにも楽しそうに笑うからついつられてしまった。
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