注意
・誤字、脱字あり
・語彙力は遥か彼方へ飛んでいきました。
・ご都合設定
・キャラ崩壊
・季節、時間軸は改変しました。
・原作ガン無視
・流血表現
・死亡表現
それでもいい方はゆっくりしていってね。
圭「速くこいよ!紫音!」
紫「待ってよぉ、圭介ぇ」
圭「ったく、紫音はいつも遅いなあ」
紫「むぅ、圭介が速すぎるだけだもん」
圭「そうかあ?」
紫「そうだよ!もう!…圭介、お願いだから僕を置いて行かないでよね、」
圭「あ?心配しなくても俺はお前を置いて行かねぇよ」
紫「ホント?約束だからね!」
圭「おう!約束だ!」
ーーー
圭「ーーーー!」
圭「ーーーん」
圭「ーーおん」
圭「紫音!」
紫「、けー、すけ、」
懐かしい夢を見ていた。
いつの間にか意識を失くした俺は、圭介の声で意識を浮上させた。
余裕のない表情で俺を抱えながら呼び続ける圭介。大丈夫と頭を撫でたいが、思うように体が動かない。まぁ、それもそうか。圭介を刺そうとした一虎のナイフを代わりに受けたのだから。
ナイフが刺さったままのところが熱い。血が上へ上へむせ上がってくる感じがする。だけど、話さなければいけない。俺は落ちそうな意識を必死に保ちながら口を開いた。
紫「、けー、す、け、」
圭「紫音、今救急車来るから!意識落とすなよ!」
紫「けーす、け、」
圭「大丈夫だ!お前結構頑丈だから、絶対助かる!だから
紫「圭介!」
圭(ビクッ
紫「きけっ、て、(ケホッ」
圭「ッ」
なんだよ、その面、お前らしくねえなぁ。
紫「かずとら、ゆるし、て、やれよ、あい、つ、も、くるしかっ、たんだ、から、」
圭「ッああ、わかってる。一虎のことは俺に任せろ。」
紫「ん、まい、きーも、むり、しすぎる、から、そば、に、いてやれ、よ、?」
圭「ああ、1人にさせねぇよ。」
紫「あ、と、けー、すけも、かか、えすぎん、なよ、おまえ、は、ひと、りじゃ、ない、んだ、から、(ケホッ」
圭「ッああ!わかった!わかったから、もう、しゃべんな、」
紫「、けー、すけ、お、れ、おまえ、と、いれ、て、たのし、かっ、た、」
圭「やめろよ、最期みたいに言うなよ、」
紫「っご、めん、お、れ、ねむ、いんだ、ね、ても、いい、?」
圭「ッダメに決まってんだろ!?お前はこれからも俺と一緒に色んなことすんだから、ここでっ、死んだら!許さないからな!」
紫「はは、ごめ、ん、な、」
圭「ッ頼むから!頼むから、俺を、置いていかないでくれ、」
紫「、けー、すけ、」
圭「好きだ、紫音のこと好きで、愛してる」
紫「、!」
誰かの息を飲む音が聞こえる。
圭「だかー、頼む、俺ー置いて逝くー、」
ああ、やばい、圭介の声が遠い。死んだ後も耳って聞こえるんじゃなかったっけ?タイムリミットは以外と早いってことだよなあ。
紫「、け、す、け、(ガポッ」
ああ、血が肺に溜まって出そうとしている。でも、伝えなければ。
…ごめんなあ、圭介。
圭「ッ紫音!しゃべるんじゃ
紫「すき、だ、よ、」
俺はお前に、枷(愛)を遺すよ。
圭「ぇ、」
周りの声はもう、聞こえない。
紫「おれ、も、お、まえ、を、あい、して、る、」
圭「ッ!」
紫「じゃあ、ね、けー、す、け、」
圭「おい、起きろよ、紫音!なあ、おい!」
紫「」
圭「愛してるから!置いていくなよ!なあ!」
俺の耳はこれ以上聞き取ることができなかった。
俺の目は圭介の涙が溢れる1歩手前を捉えて閉じた。
俺の頬は圭介の温かい涙を蔦って感覚を失くした。
ごめんなあ、圭介。俺の愛はきっと、お前を縛るんだろうな。わかってて遺した俺は酷いヤツだな。
あのタイミングで自分の心に気づいた俺は、
あのタイミングでお前に愛を伝えた俺は、
あのタイミングでお前を愛した俺は、
遅すぎたな。
前世でも、今世でも、
俺はいつも遅すぎる。
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