ある寒い日の夜だった__
相棒が死んだ
マイキー君と 手を繋ぎ、
ビルから落ちたらしい
そして 銃弾を三発受けていて
死体は目を背けるほど ヤバいらしい
俺は知っていたんだ
相棒がマイキー君を見放さないって
必ず 助けに向かうって
相棒である 俺は知っていたんだ
いや、俺だけじゃない____
‘‘ドラケン君達も知っていたんだ‘‘
だけど俺らは、
「マイキーは自分の道を歩んでるんだ 」と
自分に言い聞かせ
何事も無かったように平和に、
暮らしていたんだ…。
だけど相棒は逃げなかった
逃げようとしなかった 手を伸ばした
流石だよ… ヒーロー。
…でもさ…
もっと…もっとさ…
自分を大切にしてくれよ
……
相棒のお葬式が行われた
ドラケン君は声を押し殺して泣き
ヒナちゃんは
「タケミチくん……ッッ」と何度も何度も声が枯れるまで泣け叫びながら言う
イヌピー君に至っては
感情すら無くなっていた
他のみんなも同じだ
現実逃避する者
泣き叫び 暴れる人達もいた
この状況をヒーロー 助けてくれ。
お願いだから…帰ってきてくれ