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らすく
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※あくまで二次創作!苦手な方はここてまストップ!
🤍:ねる
🩷:たく
❤️:とあ
💚:らん
🧡:ひろ
たく目線:
俺たちがほろほろに入って三ヶ月。最初はすごく大人しい子だと思ってた。口数も少ないし、笑顔も控えめでいつも部屋の端っこでペットボトルをいじってる。でも、レッスンが終わったあとにひとりで鏡の前で振りを確認してる姿とか、休憩中にらんくんが買ってきたお菓子を遠慮がちに手に取るところとか、そういうのを見てるうちになんとなく目で追うようになっていた。
あまた見てる。自分でもそう思う。でも仕方ないじゃん。ねるくんってなんか放っておけないんだよね。背は高いのにどっか頼りなさそうで。無口なのに目がすごく喋る。嬉しいときも困ってるときもぜんぶ瞳に出る。分かりやすい。ほんとに。
❤️「たく、今日飲み行かない?」
とあくんが声をかけてきた。とあくんはいつもこうやって気軽に誘ってくれる。先輩なのに偉ぶらないし、すごく話しやすい。だから僕もつい甘えちゃうんだよね。でも今日はなんか違う。目が、ねるくんの方に行っちゃう。
🩷「行きたいけど、今日はやめとく」
❤️「珍しいね。どうしたの?」
🩷「んー、ちょっと疲れてるだけ」
嘘。ほんとはねるくんが気になってた。さっきからソファでペットボトルのキャップを開けたり閉じたりしてる。カチカチって音が妙に耳につく。あれ絶対なんかあったでしょ。ねるくんってそういうとき無意識に手を動かすんだよね。知ってる。三ヶ月あればそういうのも分かるようになる。
俺はとあくんの髪に触れた。癖で、つい距離が近くなっちゃうんだよね。とあくんは「やめてよw」とか言いながら笑ってる。でも、そのときふと横を見たらねるくんがこっちを見てた。すぐに目を逸らされたけど、確かに見てた。あこれもしかして。ねるくん、今、俺のこと見てたよね。ね見てたよね。なんか、嬉しい。いや違う。別に。ただ、なんか。うん。
🧡「それ飲まないの?」
ひろくんがねるくんに声をかける。ねるくんは慌てて炭酸を一口飲んで、むせてた。かわいい。ほんとに分かりやすい。俺はその姿を見ながら、なんとなく確信に近いものを感じてた。ねるくん、やきもち焼いてる?そう思ったらなんだか嬉しくなっちゃって。意地悪かな、でもしょうがないじゃん。だってねるくんがそういう顔するから。むせてるねるくんの耳、ちょっと赤い。炭酸のせいだけじゃないよね、それ。
💚「たく、ほんと人懐っこいよね」
🧡「うんなんか弟気質」
💚「でもさあれやられると嬉しくなっちゃうんだよなー」
らんくんとひろくんがそんなことを言ってる。ねるくんは黙って頷いてたけど、その横顔、ぜんぜん笑ってなかった。あーあやりすぎたかな。でも、ねるくんがそういう顔するの俺はちょっとだけ嬉しかったんだよね。ごめんね、意地悪で。でもさねるくんがそういう顔するの、俺にだけだよね。他の人にはそんな顔しないよね。それって、つまり。やまだ決めつけちゃだめ。でも、ちょっとだけ期待してもいいかな。
レッスンが終わって着替えてるときねるくんがベンチに座って俯いてた。これはもう確信犯的に声をかけるしかないでしょ。だってねるくん、あんなに分かりやすく落ち込んでるんだもん。放っておけないよ。
🩷「ねるくん今日ちょっと元気ない?」
🤍「別に」
🩷「嘘だ。声低いよ」
🤍「低くない」
🩷「低い」
俺は身を乗り出してねるくんの顔を覗き込んだ。近い距離。ねるくんの目が少し揺れた。あ、これ、絶対なんかある。ねるくんの目泳いでる。俺のこと見ようとして、でも見れなくてまた逸らして。そういうとこ、ほんとにずるい。可愛い。
🤍「とあくんと、仲いいんだね」
きた。やっぱり。ねるくん、そういうこと言っちゃうんだ。我慢できなかったんだ。かわいい。ほんとにかわいい。俺は笑いをこらえながら、でもちょっとだけ意地悪してやろうと思った。だってこんなに分かりやすくやきもち焼いてくれるんだもん。嬉しくないわけないじゃん。
🩷「ねるくんそれって」
🤍「なんでもない。忘れて」
🩷「やきもち?」
ねるくんが詰まった。耳が赤くなってる。俯いて、床の木目をじっと見てる。そういうところほんとに分かりやすい。俺はもう、笑うのをこらえるのが大変だった。だってね、ねるくん自分から言っちゃったんだよ。とあくんと仲いいんだね、って。それってつまりねるくんが俺のこと気にしてるってことだよね。そうだよね。間違ってないよね。
🩷「ねるくんってほんとに分かりやすいよね」
そしたらねるくんが顔を上げて少し強い口調で言った。
🤍「たくちゃんは、誰にでもああいうことするんだね」
🩷「ああいうこと?」
🤍「触ったり近づいたりそういうの」
言い切ってからねるくんはしまったって顔をした。空気が止まった。俺は笑うのをやめて、膝の上で指を弄った。ねるくんそういうふうに思ってたんだ。誰にでも同じことしてるって。確かにそうかも。でも、ねるくんにだけはちょっと違うんだよ。気づいてほしかったけど、伝わってなかったんだ。ねるくんのそういうとこ、まっすぐで不器用で。俺はそういうとこ、好きだよ。でも今はちょっとだけ悲しい。だってね、俺、ねるくんにだけは特別なんだよ。ほんとに。
🩷「ねるくんは嫌だった?」
🤍「嫌とかじゃない」
🩷「じゃあなに?」
ねるくんは黙り込んだ。バッグのファスナーを閉める音がやけに響く。俺は立ち上がった。ここで引いたら、たぶんずっとこのまま。そう思ったからまっすぐに見上げて言った。だって、ねるくんのそういう顔見たくない。俺のせいで、ねるくんがそんな顔するの嫌だ。
🩷「俺さねるくんにだけちょっと違うんだよ」
🤍「……何が」
🩷「分かんない?」
🤍「分かるわけない。分かりたくない」
ねるくんの声が少し震えてた。分かりたくない、か。そういうこと言うんだ。でもねるくんの目は嘘をついてなかった。怖がってるんだ。この関係が崩れるのが。俺も同じ。でも、もう言っちゃったから。言っちゃったからもう戻れない。戻りたくない。
🩷「ねるくん、また怖い顔してる」
俺はねるくんの腕にぽんと手を置いた。すぐに離したけどねるくんの腕は少し熱かった。緊張してるんだ。僕もだけど。ねるくんの腕、思ったより太くてでも震えてて。俺、この人のことこんなに好きになってたんだ。自分でもびっくりする。
🩷「とあくんにはあんまりしてないよ」
🤍「……してたじゃん」
🩷「あれは、ねるくんが見てたから」
🤍「なにそれ」
🤍「意地悪」
意地悪、か。そうだね。でもねねるくん。俺だって必死なんだよ。ねるくんに振り向いてほしくて、でも素直に言えなくてそういう回りくどいことしかできないんだよ。ねるくん、気づいてくれた?俺がねるくんに見てほしくて、ああいうことしたんだよ。誰でもよかったんじゃないんだよ。ねるくんじゃなきゃ、意味がなかったんだよ。俺は小さく笑って先にロッカー室を出た。ドアを閉める瞬間ねるくんがまだベンチに座ってるのが見えた。ごめんね、置いてっちゃって。でも追いかけてきてほしかったんだ。だって、ねるくん、そういうとこあるでしょ。追いかけてきてくれるって、思ってた。
廊下で壁に寄りかかって待った。スマホをいじるふりをしたけど、画面は真っ暗。だってそんな余裕ないもん。ねるくん、来るかな。来なかったらどうしよう。そう思ってたら、ドアが開く音がした。あ来てくれた。ねるくん、来てくれた。
🤍「……待ってたの?」
🩷「別に。たまたま」
🤍「嘘つき」
🩷「ねるくんに言われたくない」
ふたりで笑った。さっきの張り詰めた空気が少しだけ緩む。並んで歩き出した。ねるくんの歩く速さが、いつもより少しだけ遅い。合わせてくれてるのかな。そう思ったら、また嬉しくなった。ねるくんってほんとに、そういうとこ。無口なのに行動で示してくれる。分かりやすいのに、たまに分かんない。でもそういうとこ全部、好きだな。
🩷「ねるくん」
🩷「今度さふたりでごはん行かない?」
🤍「……なんで」
🩷「やきもち焼いてくれたお礼」
🤍「焼いてない」
🩷「焼いたでしょ」
俺は歩きながらねるくんの腕に手を絡めた。誰も見てない。ふたりだけの廊下。ねるくんは振りほどかなかった。それだけでもう十分だった。でももっと欲しくなっちゃうのが俺の悪いところで。ねるくんの腕、あったかい。さっきは熱かったのに今はあったかい。これ、落ち着いてきたのかな。それとも俺の体温が移ったのかな。どっちでもいいや。今、ねるくんがここにいる。それだけでいい。
🤍「……行く」
🩷「ふふ、うん」
ねるくんの了承が聞こえたとき胸の奥がじんわり温かくなった。夕方の光が窓から差し込んで、ふたりの影が重なる。この時間がもっと続けばいいのに。そう思いながら、俺はもう次のことを考えてた。ねるくんの家、行ってみたいな。どんな部屋なんだろう。どんな匂いがするんだろう。ねるくんのベッド、どんな感じなんだろう。あやばい。顔に出てたかな。
🩷「ねね、ねるくんの家行かせてよ」
🤍「えっ」
ねるくんが露骨に焦った顔をした。あこれ散らかってるな。絶対そうだ。でも、そういうとこも見たいんだよね。ねるくんの全部が知りたい。散らかってる部屋も、焦ってる顔もぜんぶ。
🤍「ええぇちょーっと厳しいかも」
🩷「え、なんで?上げられない理由でもあるの?」
俺は拗ねたように頬をふくらませた。実際ちょっと不満だった。ねるくんのこともっと知りたいのに。隠さないでほしい。でもね、ほんとは分かってるんだ。ねるくんそういうとこあるもん。でも、意地悪言いたくなっちゃうんだよ。だってねるくんが困ってる顔、可愛いから。
🤍「ちょっと掃除しないと、」
🩷「ちぇっ」
そっか掃除か。じゃあ仕方ない。でも待てないよ。今日はねるくんと一緒にいたい。そうだじゃあ。ねるくんの家がだめなら、俺の家来てもらえばいいじゃん。ねそれでいいよね。ねるくん、来てくれるよね。
🤍「じゃあさたくちゃんち行かせて〜?」
🩷「えー、良いよ。ていうか呼ぶつもりだったし。でもね、想像してたのと違うから腹立つ」
ほんとはね、最初から呼ぶつもりだったんだよ。ねるくんが「行く」って言ってくれたとき、もう決めてた。でもねるくんから言ってほしかったのに。なのに、ねるくんの家に行く話から流れで俺の家になって、なんかちょっと悔しい。だって想像してたのはねるくんの家で、ねるくんの部屋でねるくんのベッドでそういうので。あやばい、顔に出てた?でもねほんとのこと言うと、ねるくんがどこでもよかったんだよ。ねるくんと一緒なら、どこでも。
🤍「え?想像って?」
ねるくんが聞き返してきた。俺は近づいて、耳元で囁くように言った。
🩷「ねーるーくーん」
🩷「お・と・こ・の・こ、、でしょ?」
🤍「そうだよ。何言ってんの?」
🩷「ふーんじゃあなんで俺のこと可愛いとか言うの。さっき俺のことねるくんのことかわいいって」
覚えてる。ねるくん無意識に「たくちゃんも可愛いよ」って言ったんだよ。あれ絶対恋愛対象としてじゃないやつ。友達としての可愛い。でも俺はそういうふうに言われたかったわけじゃない。やきもちまで焼いといてそういうのずるい。ねるくん、自分で言ったこと分かってる?僕、ちゃんと覚えてるんだよ。一字一句ぜんぶ。
🩷「そう言うことね!」
🤍「いやっ違うの!そう言うことじゃなくてね?」
🩷「なにが違うの?とあくんに嫉妬までしといてさ」
🤍「うぅ、、」
🩷「じゃあさ、試してみる?」
🤍「えっ」
🩷「こっちきて」
俺はねるくんの手を引っ張って人気のない場所に連れて行った。壁際に押し付けて、顔を近づける。ふわりとねるくんの匂いがした。石鹸みたいな、でもちょっとだけ甘いそういう匂い。あと少しでキスができる距離。心臓がうるさい。これ、俺も同じだ。ねるくん今どんな顔してるかな。見たいけど、見れない。だって俺もきっと同じ顔してるから。
🤍「ちょまって」
🩷「なに?嫌なの?」
🤍「違くて、その、心の準備が」
🩷「心の準備って。俺とキスするのに?」
🤍「だから!そう言うんじゃなくて、」
ねるくんほんとに分かりやすい。心の準備ってそういうこと言うんだ。俺はもう聞く耳を持たないふりをした。ニヤリとしながらさらに顔を近づける。ねるくんの睫毛、長い。唇、少し震えてる。あこれほんとにキスしちゃおうかな。でも、まだだ。もうちょっと焦らしたい。だってねるくんがあんまり可愛いから。俺は耳元でふっと笑った。
🩷「ざんねーん。顔真っ赤だよねるくん」
目を開けたねるくんの顔ほんとに真っ赤だった。悔しそうででもちょっと照れてて。そういう顔ずるいよ。俺だけに見せてよ。他の誰にも見せないでよ。ね、約束してよ。
🤍「……っ、たくちゃんのばか」
🩷「ふふごめんね。でもねねるくん。今のキスしてほしかった?」
返事、できないよね。ねるくんは顔を背けて黙り込んだ。俺は満足して、また腕に手を絡めた。ねるくんの腕さっきよりあったかい。俺の心臓はまだうるさいけど、ねるくんもきっと同じ。そうだよね。
🩷「ね家行こ?ほんとに上がってほしいの」
🤍「……掃除しなくていいの?」
🩷「ねるくんじゃないんだから。ていうか散らかってるくらいが落ち着くでしょ」
なにそれってねるくんが笑った。その顔が見れただけで今日はもう十分なくらい。でもまだ足りない。もっともっとねるくんが欲しい。ねるくんの笑った顔、もっと見たい。ねるくんの声もっと聞きたい。ねるくんのこと、もっと知りたい。欲張りかな。でもいいよね。だって、ねるくんも俺のこと、ちょっとだけ特別って思ってくれてるんでしょ。さっき、そういう顔したもん。
家についた。ねるくんは部屋に上がると意外そうな顔でキョロキョロしてた。ふふ意外と片付いてるでしょ。あ、でもあんまり見られたくないものもあってそこはちょっと隠した。ごめんね、ねるくん。でもそういうのもいつか全部見せたいな。ねるくんになら、見せてもいいかなって思えるんだよ。今は、まだ、ちょっとだけ恥ずかしいけど。
🩷「座って座って」
ソファに促して隣にぴったりと座る。ねるくん、少し緊張してる。さっきまでの意地悪な空気じゃなくて、なんだか静かな空気。俺もなんだかいつもと違う。胸の奥がそわそわする。ねるくんの横顔、きれいだな。テレビもつけてないのになんか、落ち着く。この部屋にねるくんがいる。それだけなのに、なんか特別な感じがする。
🩷「ねるくん」
🩷「今度こそ、目閉じて」
さっきみたいにからかうんじゃないよ。今度はほんとに。ねるくんが素直に目を閉じた。心臓がうるさい。でも、さっきより穏やかに鳴ってる。俺はゆっくりと顔を近づけて、唇を重ねた。一瞬ででも確かに。ねるくんの唇、柔らかい。あったかい。もっと触れてたい。でも、離れた。だってちゃんと伝えなきゃ。言葉で。目で。ぜんぶで。
離れたあとねるくんが目を開けた。すぐ目の前にねるくんの顔。俺はきっと真っ赤だった。でも目は逸らさなかった。だって、逃げたら、伝わらないから。ねるくん俺を見て。俺の目、見て。俺がほんとに、ねるくんのこと好きだって。
🩷「……これで、誤解じゃないって分かった?」
ねるくんはなにも言えずにいた。その顔を見て、俺はちょっとだけ不安になった。やりすぎたかな。嫌だったかな。でも、ねるくんが口を開いた。
🤍「……好きだよ、たくちゃん」
その言葉を聞いた瞬間胸の奥がふわっと広がった。嬉しい。嬉しいけどちょっとだけ悔しい。だって俺はずっと前から知ってたんだよ。ねるくんが俺を見る目俺にだけちょっと違うことぜんぶ。でも、ねるくんの口から聞けてよかった。やっと、聞けた。長かったな。三ヶ月。長かった。
🩷「知ってる。ずっと前から」
🤍「えっ」
🩷「だってねるくん分かりやすいもん」
俺はねるくんの肩に頭を預けた。あったかい。ねるくんの匂いがまたふわりと漂う。この距離が、ずっと欲しかった。やっと手に入れた。ねるくん、俺のもの。まだそう言うのは早いかな。でも、もう少しだけこのままでいさせて。
🩷「俺も、好きだよ。ねるくん」
言葉にしたらなんだか涙が出そうになった。でも、こらえた。だってねるくんの前で泣くのはまだ早いでしょ。夕方の光が窓から差し込んで、ふたりの影をひとつに重ねてる。やきもちから始まった今日が、こんなふうに終わるなんて思わなかった。でも、悪くない。むしろ最高。ねるくん大好き。
🤍「たくちゃん、」
ねるくんが俺を押し倒した。あこれ意外。ねるくん、積極的なんだ。ふぅんそういうとこあるんだ。でも、まだ余裕の顔崩さないよ。だって俺は、たくちゃん、だもん。小悪魔だもん。ねるくんがそういうなら、受けて立つよ。
🩷「ふぅーんねるくん意外と積極的なんだね」
ねるくんがキスしてきた。さっきよりも深く長く。何度も角度を変えて。あ、これ、やばい。息が上がってきた。耳まで熱い。ねるくん、こんなキスするんだ。知らなかった。俺まだまだねるくんのこと知らないんだ。もっと知りたい。もっと、ねるくんのことちょうだい。
🩷「ねるくん、もう」
🤍「やっとたくちゃんも赤くなった」
🩷「……っ」
悔しい。顔を背けたけど耳まで赤いのきっとバレてる。首筋まで熱い。ねるくんがもう一度キスしようと顔を近づけてきたから、俺は手のひらで口を塞いだ。だってこれ以上したら、止まらなくなるから。ねるくんのせいだよ。ねるくんが、こんなに俺のことを、そういうふうにするから。
🩷「まって、今日はここまで」
🤍「なんで?」
🩷「だって明日レッスンあるし。ねるくんのこと明日動けなくしちゃったら悪いから」
これ、自分でも言ってて恥ずかしい。でも、言っちゃった。ねるくん意味分かってるかな。分かってるでしょ、絶対。ねるくんそういうとこ、鈍いくせにそういうとこだけ、分かるんだから。ずるい。
🤍「……たくちゃんのえっち」
🩷「ねるくんに言われたくないよ」
🤍「じゃあ一緒に寝よ」
🩷「ねるくん、また積極的。いいよ」
ふたりでベッドに向かった。ねるくんなんだかんだで積極的なんだよね。そういうとこ好きだな。もっと、そういうとこ見せてよ。ねるくんの、ぜんぶ見せてよ。
🩷「ライト全部消す?」
🤍「んー、間接照明は付けといて。たくちゃんの顔みたいし」
🩷「はーい」
🤍「むぅ」
🩷「ん?どうしたの」
🤍「せっかくいい感じのセリフ言ったのに軽く流された」
🩷「ふふっかわいい」
🤍「もぉ、ずるい、もう寝る」
ねるくんが勢いよく反対側を向いて目を閉じた。拗ねてる。かわいい。こういうとこ、ほんとに。俺は急に抱きつきたくなって後ろからぎゅっとした。ねるくんの背中、広い。あったかい。この背中にずっとくっついていたいな。
🤍「どうしたの急に」
ねるくんが振り向いた瞬間キスした。んんって抵抗しようとするけど頭の後ろを押さえて逃がさない。ふふざまあみろ。ねるくん、さっき、俺のことからかったから、お返しだよ。
🩷「ふふっ」
ようやく離すと僕は唇を手で拭った。ねるくんの味、まだ残ってる。もっと欲しい。
🩷「さっきの今日はここまでってホントだと思ったの?」
ねるくんがドキッとした顔をした。ふふ引っかかった。ねるくん、ほんとに、分かりやすい。でもそういうとこ、好きだよ。
🩷「さっきみたいに俺のこと責めてみなよ」
🤍「いいの?そんな余裕な顔できなくなっちゃうよ?」
🩷「ねるくんにそんなことできるの〜?」
俺はいつもの小悪魔な顔を作った。そしたら、ねるくんの中でなにかが切れた音がした。あ、これ、やばいかも。でも楽しみ。ねるくんの、本気、見せてよ。
🤍「たくちゃん、ちょっと待ってて」
🩷「?」
ねるくんがキッチンからバンダナを持ってきた。え、なに、それ。まさか。
🤍「はいこれ目に巻いて」
🩷「ふーん目隠しとかねるくん変態だね」
🤍「早くつけなよ」
低い声。あこれやばいかも。いつものねるくんじゃない。でもそういうの嫌いじゃない。むしろもっと見たい。ねるくんの、そういうとこ。もっと知りたい。
🩷「っ、、もー、」
🩷「付けたよ、、」
目を隠されると他の感覚が研ぎ澄まされる。ねるくんの気配が近い。あ、耳元。息がかかる。ぞくぞくする。これやばい。ねるくん、どこにいるの。何するの。期待してる僕がいる。
🤍「かわいいね、たくちゃん」
🩷「っちょっやめて」
🤍「ん〜?耳弱いの?」
🩷「ちがっ、ぁ、」
ねるくんのキスが首、耳、鎖骨に落ちる。だんだん我慢できなくなって声が出てきた。これ、やばい。ねるくんほんとに。俺こんなに弱いんだ。知らなかった。ねるくんに、こんなにされるなんて。
🩷「ねるくん、もうむり、、いれて」
🤍「なにを?」
🩷「ねるくんの、、」
🤍「なに?」
🩷「ねるくんのぉ」
🤍「ん〜、よく見えないから自分で入れられる?」
🩷「酷い、、」
ねるくんのものに触れる。熱い。震える手でゆっくりと自分の中に入れていく。奥まで呑み込む感覚。ねるくん、大きい。苦しいけど気持ちいい。ねるくんので、俺が、いっぱいになる。それだけでもう、頭がおかしくなりそう。
🩷「全部入ったよ」
🤍「動くよ?」
🩷「うん」
ゆっくりと動き始める。ねるくんのリズムがだんだん速くなる。声が抑えられない。ねるくんの、俺の中に、いる。それだけなのに涙が出そう。
🤍「ほらからかってきた人に目隠されてこんなことされてどんな気持ち?」
🩷「ま、まだ余裕だし」
🤍「へー、」
ねるくんの動きが速くなった。あこれまずい。声、抑えられない。ねるくん本気だ。俺の余裕、崩しにきてる。
🩷「んぁちょ待って」
🤍「あれー余裕な表情はどこいったのかな〜」
🤍「ほら、僕に目隠されて責められてどんな気持ち?」
🩷「んんー、」
🤍「はやく言ってよ」
🩷「大好きなねるくんに責められてう嬉しいし気持ちいです」
🤍「よく出来ました」
ねるくんが頭を撫でた。悔しいけど嬉しい。ねるくんの手、大きい。あったかい。角度が変わってまた声が出る。ねるくん、そこ、好き。もっとそこ、して。
🩷「ぁ、ねるくん、そこ好きんんっ」
🤍「もうイきそう?」
🩷「ねるくんもでしょ?」
🤍「そうだね」
さらにスピードが上がる。もう限界。ねるくん、一緒に、いこ。
🩷「でるイく」
🤍「いいよいっしょに」
🩷「ぁあイく!」
中に出すと、全身が震えた。ねるくんのあったかい。いっぱい。目隠しを外されて、キスされた。ねるくんの顔見えた。まだ息が荒い。俺もきっと同じ顔してる。ねるくん、俺の、だよ。もう誰にも、あげない。
🩷「ねるくんのえっち」
🤍「たくちゃんが誘ったんでしょ?」
🩷「むぅ」
また頬をふくらませた。でもねるくんのまだ元気なの分かってた。だってまだ中にいるんだもん。ねるくん、もっと、したいんでしょ。いいよ。俺ももっと、したい。
🩷「ねるくんのまだ元気だよ」
🤍「たくちゃんのせいなんだから沈めて?」
🩷「どうすればいいの」
🤍「んーじゃ咥えて?」
🩷「わかった」
ねるくんのものを口に含む。大きい。むせそうになるけど、舐めたり口に入れたりして健気に尽くした。ねるくんの手が頭に触れる。気持ちいいって言ってくれてる。それだけで、もっと頑張れる。ねるくんのためなら、なんでもする。
🤍「気持ちいいよたくちゃん」
🩷「んっ、」
🤍「もっと喉の奥使って」
🩷「は、はぃ」
🤍「ん、だすよ?」
🩷「んん、」
口の中に広がる。飲み込もうとしたらねるくんが止めた。え、なんで。飲みたいのに。
🤍「ごっくんしないで、見せて?」
口の中のものを見せる。恥ずかしい。でももっと欲しい。ねるくんのものもっと。そう思って見つめたらねるくんが少し驚いた顔をした。ふふ、ねるくん、そういう顔するんだ。かわいい。
🤍「いい子。ごっくんして」
🩷「ん、べぇ、」
🤍「えらいえらい」
頭を撫でられてキスされた。口の中に残ってたのが移る。ねるくんの味。もっと欲しい。もっと、ねるくんのちょうだい。
🤍「えっちだね」
🩷「うん、」
🤍「お風呂入ろっか」
🩷「はーい、って、俺の家なんだけど」
風呂場へ向かう間、歩き方がぎこちない。ねるくんが笑った。むかつく。でも、ねるくんのせいだからね。ちゃんと責任取ってよ。
🩷「誰のせいだと思ってるの」
ねるくんが「僕のせいだね」って言いながら手を引いて、浴室のドアを開けた。
🩷「背中流すよ」
ねるくんの背中を洗う。広い。筋肉質。あここ、さっき俺が爪立てたとこだ。ごめんねでも、ちょっと嬉しい。ねるくんの体に僕の痕、残っちゃった。
🤍「じゃあ僕も流してあげるね〜」
🩷「ありがとぉ〜」
油断してた。後ろから胸を弾かれた。え、ねるくん、まだ、やるの。
🩷「ちょっねるくん」
🤍「だーめ、可愛い身体してるたくちゃんが悪い」
🩷「ももぉ〜ぁあ」
🤍「ん〜?嫌がってるのにこっちは喜んでるよ?」
ねるくんが俺のものを握った。強く握られて声が上がる。浴室に響く。タイルに反響して自分の声がやらしく聞こえる。ねるくんの胸に背中が触れてる。心臓の音、伝わってるかな。俺の心臓もうるさいのに。ねるくんの心臓も、うるさい。伝わってる。お互い様だね。
🩷「ねるくんも限界」
🤍「イっていいよ」
耳元で許しが出た。びくびくと身体を震わせて果てた。もう、限界。今日はもう無理。ほんとに無理。
🩷「もう今日はしないからね?」
🤍「たくちゃん、無理してる顔も可愛いけどそろそろ素直になったら?」
🩷「ううねるくんのばか」
🤍「ばかでいいよ」
風呂を出てベッドに戻る。ふたりで並んで横になった。天井の照明だけがぼんやりとふたりを照らしてる。ねるくんの横顔、きれい。今日いっぱい泣きそうになった。いっぱい嬉しかった。いっぱい、ねるくんのこと好きになった。
🩷「ねるくん」
🤍「ん?」
🩷「今日楽しかった」
🤍「僕も」
🤍「また行っていい?」
🩷「ねるくんはいつでも来ていいよ」
🩷「ねるくんちも行きたい」
🤍「次の休みまで待ってくれたら片付けるよ」
🩷「約束ね」
小指を差し出した。ねるくんが絡めてくる。少し冷たいねるくんの指。でも布団の中でふたりの体温がじんわりと混ざっていく。今日はやきもちから始まった。でもこんなふうに終われるなら悪くない。むしろ最高。ねるくん、大好き。ずっと大好き。
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fin.
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