🌷ミリアとの面談
神殿の面談室のドアまで、母親が付き添ってくれたが、ミリアとの面談はティアひとりで受けなければならない。「じゃあ頑張ってねティア」母親はそう言うと神殿の仕事のために行ってしまった。
神殿のドアには星とそのまわりに色とりどりの小さな光の石が散りばめられた光の国のシンボルが彫り込まれている。
ティアは面談室のドアをノックした。
「どうぞ」中から声がしたので、ティアはドアを開けた。「失礼致します」中には白い壁と窓からはやわらかい光が差し込んでいた。「午前9時に予約していただいたティアさんですね」ミリアは確認した。「はい」ティアは緊張しながら答えた。「どうぞ席におかけ下さい」ミリアは向かい側の椅子を手で示した。「はい」ティアは椅子に座った。「ティアさん光の力に目覚めたそうですね、まずは光の力だけで使う時
何ができるようになったのか聞かせていただけますか?」ミリアは聞いた。「はい、わたしの光の力は召喚獣を呼び出せます、名前はルナとつけました、お世話をしてあげるとビーズを生成してくれます、これはそのビーズで作ったブレスレットです」ティアはバッグの中からビーズ細工を取り出して見せた。「とてもきれいですね、ティアさんの優しい心に応えてくれたのでしょう」ミリアは、そう評価してくれた。「ここで召喚獣を召喚できますか?その光の力を見せていただきたいのです」ミリアはティアの光の力を確かめようとした。「はい」ティアは立ち上がって、精神を集中した。床に光の国のシンボル星とそのまわりに色とりどり小さな光の石が描かれた魔法陣があらわれ、光を放ち、中からルナが出て来た。「とてもかわいらしいですね、ありがとうございます」ルナがティアにすり寄ったので、ティアはルナを抱き上げた。ルナは嬉しくてビーズを生成した。ティアは巾着袋に拾い集めたビーズを入れた。
「ティアさんには光の力供給のお仕事の他に、慰問先の子供達が喜びそうな光の力ですね、素晴らしいです」ミリアはティアが人前でも落ち着いて光の力が使えることに安堵していた。「そうでしょうか?ありがとうございます」ティアは言葉も使えている。ティアが精神疾患で自分の行動を考えて決定できないとはどういうことかを聞かれたが、「それは、子供の頃は行動が楽しかったけれどもう楽しさをもたらさなくなったので、ただ行動することには見切りをつけるべきだと思っています」と答えた。
ミリアはティアのしっかりした応対に採用を決めた。






