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〜次の日〜
今日の朝、優利那から連絡があった
「今日一緒に行けないから待たなくて良い。」
私は
「おっけー。」
と返信した。
昨日の夜にお母さんとお父さんに話したから少しだけ気が楽だ。
学校に行くとまた優利那と結衣と咲希から冷たくされたが、優葉ちゃんは普通に話してくれた。
それで昨日私が来るまでのことを話してもらった。
「昨日優利那ちゃんが花蓮ちゃんが二度寝して遅刻だってクラスで言ったの。それで花蓮ちゃんはやばいやつだから絶対に関わらないように。話しかけられたら冷たくするように。教室に入ってきても冷たくして絶対に話しかけないようにって言ったの。みんなはそれにしたがったの。私も昨日したがっちゃったんだけど、間違ってるって思って、今日から普通にすることにしたの。花蓮ちゃん、昨日は本当にごめんなさい。」
(…うそ…優利那が…)
「話してくれてありがとう。理由がしれて良かったよ。優葉ちゃんのことはもう怒ってないから心配しないで。」
その日に反省したのは優葉ちゃんただ一人だった。
〜放課後〜
公園のベンチに座った。
(なんで優利那があんなことしたんだろう。昔から仲の良い親友だったのに…。それに結衣や咲希も。なんでしたがったんだろう。)
私はいつの間にか涙を流していた。
気づくといつの間にか隣に誰かが座っていて、その人がハンカチを差し出してくれた。
その人は、お母さんだった。
「辛かったね。」
とずっと背中をさすってくれた。
その手はとても温かった。